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武蔵小杉のカフェ「ダンテ」は客の懐に飛び込む圧倒的攻勢 コーヒー好きはすべからく受けて立つべし!

Ash俳優・吟遊詩人(川崎市)

それは本日の昼下がりでした。

一件の取材の為に私が向かったのは、武蔵小杉駅前のサードアヴェニューにある、コワーキングスペース・MIDPOINTに併設されたカフェ「DANTE(ダンテ)」。電源完備で、駅からも近く、仕事もしやすいとてもいいカフェです。

各席に電源もあり、ちょっと仕事をするのに使いやすい
各席に電源もあり、ちょっと仕事をするのに使いやすい

コーヒーを選び、注文をして、席について、取材相手と話しているうちに、コーヒーが運ばれてきました。いつも通り、カップを手にして火傷をしないように口を窄めて一口すすったのですが…

そこで衝撃的な事件が起きたのです。

こ…このコーヒー、ぬるいぞ!!!!?

ぬるいぞ… ぬるいぞー…

普段なら、ぬるいコーヒーが出てきたりしたら、「おいこら珈琲ぬるいんじゃ!!作りなおし!」…と言ったりはしませんが、2度と行かないわ、と心のシャッター閉めますよ。けれども、今日は違いました。だって、このぬるいコーヒー、めちゃめちゃ美味しかったんですよ。

「コロンビア ポパヤン サントゥアリオ ゴールドウォッシュ」(700円)名前もなんかジョジョに出てくる必殺技のようだ
「コロンビア ポパヤン サントゥアリオ ゴールドウォッシュ」(700円)名前もなんかジョジョに出てくる必殺技のようだ

「冷めてからが本領発揮みたいなコーヒーですから」

バリスタのお兄さんが、さっきコーヒーを置いていく時に言い残していった言葉を思い出しました。確か、こう言っていたのです。

「ゆっくり飲んでくださいね。冷めてからが本領発揮みたいなコーヒーですから」

はーい、とあまり深く考えずに受け取っていましたが、まさか最初から冷めて出してきていたとは!!ずいぶん攻めるなあ、おおーい!!(笑)

柔らかな物腰で攻めの姿勢をとるDANTEのバリスタ・小俣さん
柔らかな物腰で攻めの姿勢をとるDANTEのバリスタ・小俣さん

ふと、SHIBACOFFEEのマスターが言っていた言葉も胸をよぎります。

「冷めても美味しいってことは、要は品質がいいってことなんですよ。うちのお客さんは敢えて冷ましてから飲むって人もいるくらいだから」

そうなんだよね。冷めても美味しいってことは、間違いなくいいコーヒー。その味に自信があるのはわかった。わかったけど。「冷まして持ってくる」という荒技を成す珈琲店は世界80都市珈琲行脚の旅をした(嘘です、本当は舞台行脚です)私でも、出会ったことがない!!

石田三成か!!!

と思わず突っ込んでしまう。

信長「お主、この草履はなんだ、あったかいじゃないか」
秀吉「はは、殿の足が寒くないように温めておきました」

(いや、間違えた。コレじゃない!!)


秀吉「(なんだ、この茶はぬるいじゃないか)もういっぱい」
三成「はい」
秀吉「(2杯目はやや熱いな)もういっぱい」
三成「はい」
秀吉「(3杯目は熱い茶がでてきた…)舌加減を考えて茶を出すとは気の利くやつ。名を何と申す」
三成「はい、石田佐吉と申します」

とかなんとか、あまりの衝撃で武将の出世物語を思い出して、しかもそれを記事に書いてしまうくらいの衝撃を受けました。

バーのようなカフェ

もちろん、全ての珈琲がぬるいわけじゃなくて、バーのように、人を見て淹れてくれているわけです。安心してくださいね。

カクテルやウィスキーも楽しめる「ダンテ」
カクテルやウィスキーも楽しめる「ダンテ」

誤解のないように付け加えると、私は注文するときに好みをわりと細かく伝えていました。すっきりとした酸味のある珈琲が好きだ、フルーティで、華やかなもの、独特の発酵プロセスを通っているようなのが好きだと。そこで、バリスタさんも「そんならこの珈琲好きが面白がるようなコーヒーを淹れようぞ」となったのでしょう。

「あれは賭けでした」

と最後に明かされました。「でもきっと気に入ってくれると思ったんです」だって。

90年台のトレンディドラマか!

何なら演じましょうか!(きっと安い再現ドラマになるw)

でもね、その時代にカフェバーでバーテンダーのバイトをしていたことがある私からしてみるとね…この攻めの姿勢って懐かしくて…

嫌いじゃない(笑)

美味しいコーヒーを淹れてくれるだけじゃなくて、新鮮なサプライズと遊び心で楽しませてくれる。バリスタのことはよくわからないけど、少なくともバーテンダーってこうじゃないとっていう感じです。

楽しませてくれて、ありがとございます!(マスクを外しての撮影に応じていただきました)
楽しませてくれて、ありがとございます!(マスクを外しての撮影に応じていただきました)

ちなみに取材相手の方が飲んでいたカフェオレは、「熱々です」とのことでしたよ♪

「こちらは早めに飲んでください」と言いおかれていました。(笑)

ホットラテ(500円)は、本当にホットだった
ホットラテ(500円)は、本当にホットだった

割と注文しやすい普通のメニューも揃っています

でも、とんがった人はこれからの季節、ぜひこちらを!

エスプレッソトニック(700円)
エスプレッソトニック(700円)

これもまた、珈琲好きを唸らせる、ニクい一品なんですよね。

小腹を満たせるスナックも
小腹を満たせるスナックも

本当に、なかなかスリリングでカッコよく、気がつくと病みつきになる場所です(笑)

皆様も一度お試しくださいね♪ 特に、フルーティなコーヒーが好きなあなたは、必ず行くべきですよ!

DANTE COFFEE & COCKTAIL(ダンテ コーヒー&カクテル)
住所:神奈川県川崎市中原区小杉町3-600
電話番号:070-4298-8864
公式HP:https://k3a.jp/store/dante-coffee-cocktail/
アクセス:JR、東急東横線「武蔵小杉」駅より徒歩1分

俳優・吟遊詩人(川崎市)

琵琶を弾き歌う俳優です。世界80都市を旅した結果、日本文化を愛しています。旅と出会いと美味しいお酒がインスピレーションの源。MCアマビエちゃんはアマエビちゃんにメタモルフォーゼ。フラットで差別のない目線で記事をお届けしたいと思っています。Stay tuned!

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