皆さん、８トラというものをご存知でしょうか？

音楽が記録されたカートリッジを「ガチャッ」と差し込んで再生する機器。主にカーオーディオで使用されていたもので、日本ではレーザーディスクなどが普及する前の時代に、カラオケなどの用途でも使われていたものです。

私は小さい頃、両親に連れられて行った居酒屋さん？で生まれて初めて歌ったカラオケがそれだったように認識していますが、それ以来目にしたことはありませんでした。昨日武蔵小杉のブックカフェCoyamaさんで久しぶりにそれらしきものと対面しました。

ブックカフェ Coyamaのギャラリー

STEREO8ポップアップ

Coyamaさんのギャラリーでは、先日まで彫刻家岡野さんの展示が行われていましたが、昨日からは音楽をテーマにしたアパレルブランド「STEREO8」さんのポップアップショップが開かれています。

こちらが８トラック、通称ハチトラです。

60年代〜80年代という短い間ですが、音楽を持ち運べるようになったことを音楽ファンはいたく喜んでいたのでしょう。今は当たり前のことですが、その当時に思いを馳せてみたくなります。

Panasonicの８トラプレイヤー（というのかどうか）。すっごくおしゃれなデザインですね。音質は良くなくても、音楽がいつでも好きなだけ再生できるということが特別だった時代が、たった50年前くらいまではあったわけです。

「古き良き音楽」をテーマに作られるファッション

STEREO8さんのブランドコンセプトはこちらです。

主にTシャツなどのカジュアルファッションを音楽をテーマにデザインして、生み出しています。

新作の夏物キャップも出ていました。

STEREO8 を手掛けるスフィアブランディングのウィリアムさん

こちらが、ブランドを手掛けるウィリアム・ハニカットさん。

「自分が好きで、他の人にも聞いてほしいと思う音楽をTシャツなどのファッションの形で紹介していくようなことがしたくて、このブランドを立ち上げました。知ってほしいのはアーティストの魅力やその音楽の裏に隠されている物語です」とのこと。

日本語が堪能で、とても話しやすい方ですので、音楽好きの方はぜひ直接お話しして盛り上がってくださいね。

「このTシャツは、ウルトラマンに出てくるキャラクターと、音楽のフレーズを掛け合わせたものです。円谷プロに許可を取るのはなかなか大変でしたが、形になってうれしい」とも。

シカゴにあった伝説のライブハウス「フローレンス」をオマージュしたラインナップはブランドの主力となっています。ウィリアムさんもかなりの思い入れのあるブルースの聖地だそう。

毎回人気のタイアップスイーツ

Coyamaさんでは、展示やポップアップのたびに店主の奥真理子さんが、オリジナルのスイーツを創作するのも一つの楽しみです。

「今回はアメリカンテイストのピーナッツバタークッキーサンデーです」と真理子さん。

うーん、なんともいえない懐かしい匂いのするスイーツですね。

８トラを搭載した車がルート66を颯爽と走っていた時代のアメリカを彷彿と…。ってその時代を知りませんけどね。（店主の真理子さんだって知らないはずですが…イメージの力ってすごいですね！）

はい、こちらのキャップをお買い上げ♪ これで今年の演劇祭も、日差しの下で元気に活動できます。ウィリアムさん、ありがとうございます！しかも、購入者特典でステッカーをもらいました！このロゴ、明るい気持ちになり大好きです！

ポップアップは、残り4日となります。ぜひ、ご都合合わせてご来場くださいね！