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【川崎市中原区・等々力緑地】市民ミュージアムやプールはどうなる!?緑地再編プラン、パブコメ受付中!

Ash俳優・吟遊詩人(川崎市)

5月27日に、川崎市から「等々力緑地再編整備実施計画改定骨子(案)」(固っ)が公表されました。

ほぐしていくと、「等々力緑地を再編して、整備したいんだけど、その計画について案を出すから、みなさんご意見くださいな」ということです。

中原区民の心の中心にある等々力緑地

フロンターレのホームである等々力陸上競技場を中心に、野球場やサッカー場、プール、お花見のできる公園や市民ミュージアムなどの文化施設も整っていた等々力緑地は、長く中原区民の心のよりどころでした。

展示だけでなくステージイベントなど、様々な文化の育まれる場となっていた市民ミュージアム
展示だけでなくステージイベントなど、様々な文化の育まれる場となっていた市民ミュージアム

(老朽化を理由にプールがなくなり、2年前の台風の被害で市民ミュージアムが決定的な打撃を受け、またコロナ禍により、お花見なども難しくなり、過去形で語らなければならないことが残念です。)

春になると、お花見で賑わっていた等々力緑地
春になると、お花見で賑わっていた等々力緑地

陸上競技場をサッカーに特化したものに

フロンターレの快進撃もあり、等々力陸上競技場をJリーグのサッカー競技に特化したものにしていく、ということが大まかに今回いただいた資料の中には書かれていました。

Jリーグだけでなく、六大学の大会にも使われていた
Jリーグだけでなく、六大学の大会にも使われていた

皆様も気になるところかと思いますので、少し噛み砕いて、ご紹介しますね。

全体像

こちらが、等々力緑地の将来的な姿の「現時点における」イメージになります。

ちょっと言い方まどろっこしいですね、今のところ、こんな風に考えているよ、というイメージ図ですね。

北側のオープンスペース

全体図の中の黒い矢印①のところはこんなイメージのようです。

このイメージで目新しいのは「多摩川に行ける」というところでしょうか。現在は多摩沿線道路を渡らないとアクセスできない多摩川の河川敷に、橋をかけるなどしてそのままアクセスできるように考えているようです。

等々力球場の横のスペース

こちらは、黒い矢印②の視点から見たパースですね。

このエリアには飲食店などを整備して賑わいを創出し、商業的にも意義がある公園にしようということですね。

中央広場

中央広場、というのは現在はありませんが、将来的に作りたいということのよう。

フロンターレ戦があるときには、多くの出店が出る辺りなのですが、元々はプールのあったスペースも含まれています。このあたりのデザインが肝になるような気もしますね。

既存の施設はどうなる?

既存の施設がどうなるのか、という案については、こんな感じにまとまっていました。

  1. 等々力陸上競技場→ トラックをなくして球技専用の競技場へ
  2. 等々力補助陸上競技場→ 第二種陸上競技場へ(グレードアップ)
  3. 釣池→ 水質改善、一般にもう少し開く
  4. 子どもの遊び場→ 老朽化した遊具を整備して、シンボルとなるものを導入
  5. とどろきアリーナ→ 位置の変更を含めて最適化を検討
  6. 市民ミュージアム→ 被災リスクの少ない位置への移動を検討

アリーナ、ミュージアムなどは、競技場のバックスタンドと一体化して、複合的なスポーツ・文化施設とすることなども、案としては提出されているようです。

等々力競技場のバックスタンド
等々力競技場のバックスタンド

老朽化で大規模な補修が必要とされるとどろきアリーナ
老朽化で大規模な補修が必要とされるとどろきアリーナ

新しくどんな施設ができるのか?

全ては検討中ですが、以下のような案が出ているようです。

  1. 芝生広場
  2. プール
  3. スケートボード、ドッグラン、バスケットゴール
  4. 民間収益施設

1の芝生広場はそんなに難しくないだろうと想像できます。

2のプールに関しては、個人的には是非復活して欲しい。屋外プールは使用時期が短く、屋内プールは費用がかさむ、と課題に書かれていましたが、ちゃんとした温水のプールがあれば、他のエリアからも人を呼び込むことができるし、もし屋外になるとしたら、冬場は劇場にしちゃえばいいのでは?笑(冗談みたいですが、あの宝塚歌劇も、プールの上に板を張ってそこで踊ったことが始まりでした。)

3に関しては、そんなひとまとめにしちゃって…という感じがしますが…。そんなに作るのは難しくないし、賑わい作りのために作りたいけど、利用者のマナーが気になる、というところのようです。

4は「広場や緑と一体もしくは利用した施設の整備をする(店舗、飲食店、コワーキングスペース、R&D施設、教育研究施設等)」と書かれており、「ちょっと意味わかんないです」と突っ込みたくなりましたが、要は広場や緑の周りに商店などの施設を作る、という意味ですね。

もっと詳しく知りたい方は、川崎市のウェブサイトへ

ざっくりとお伝えしましたが、もしももっと細かいことを知りたいという方は、川崎市のウェブサイト から私が参照した資料を見ることができます。

お時間の許す方は、ぜひじっくりと読んで、パブリックコメントも寄せてみてください。

★パブリックコメントの受付方法★

1:意見募集の期間
令和 3 年 6 月 1 日(火)~令和 3 年 6 月 30 日(水)
※郵送の場合は、令和 3 年 6 月 30 日(水)の消印まで有効です。
2:意見の提出方法
住所、氏名(団体の場合は、名称及び代表者の氏名)及び連絡先(電話番号、住所又はメールアドレス)を明記の上、次のいずれかの方法により提出
(1)インターネット こちらのフォームより
(2)ファクシミリ FAX番号:044(200)3973(川崎市 建設緑政局 等々力緑地再編整備室)
(3)郵送 〒210-0007 川崎市川崎区駅前本町 12-1 川崎市 建設緑政局 等々力緑地再編整備室
(4)持参 同上の住所の川崎市 建設緑政局 等々力緑地再編整備室まで

俳優・吟遊詩人(川崎市)

琵琶を弾き歌う俳優です。世界80都市を旅した結果、日本文化を愛しています。旅と出会いと美味しいお酒がインスピレーションの源。MCアマビエちゃんはアマエビちゃんにメタモルフォーゼ。フラットで差別のない目線で記事をお届けしたいと思っています。Stay tuned!

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