【川崎市中原区】中原街道の名店「洋菜酒房ほんだ」が7月末でクローズ 新店舗での再開を望む声広がる
常連の方はご存知だと思うのですが、中原街道沿いの創作フレンチ「洋菜酒房ほんだ」さんが7月末でクローズします。
そのニュースを聞いた時には、ショックが隠しきれず呆然としたのですが、「街の記録係」として鳴らすみんなの経済新聞ネットワークの記者としては、愛されていたお店のことは書き残したいと思い、ランチコースをいただいてきました。
ギリギリのタイミングだったらしく、7月末までの新規予約は受付を中止しているとのことで、この記事でお店のことを知られた方には食べていただくチャンスがないのが本当に残念ですが、マスターはどこかでまた小さい店をやりたいとおっしゃっているという噂も聞きましたので、一縷の望みを託して、こちらの記事をあげさせていただきます。
和魂洋才
はじめてこちらのお料理をいただきたときの衝撃をなんと表現したら良いのか。
まぎれもなくフレンチなんですが、和食の香りが漂っているというか。これをまさに和魂洋才というのだなあ、と思った覚えがあります。お店の作りも居酒屋のようで気取っていなくて、ナイフとフォークで、というよりもお箸でいただくとちょうどしっくりくる感じなんです。
本日のランチコース
本日のランチコース(2,000円)を友人を通して予約していただきました。
オードブルの盛り合わせ、のっけからすごいクオリティーです。
「洋菜酒房」という名前の通り、野菜がモリモリ使われています。
コーンの冷製ボタージュ、まぐろの山かけもや、もやしの御浸しもフレンチ仕立て。ピクルス…?いや、やっぱり漬物(笑)も、なんともいえない、いいお味なのです。
メインは魚を選びました
メインディッシュは、お肉とお魚が選べました。
お肉はローストビーフ、お魚は鱈のポワレ、バルサミコソース(!)ということで、迷わずこちらにしました!
カリッとした鱈の美味しさは言わずもがな、なんともいえない白バルサミコの豊潤なソース、私が初めて利用した時に感動した、野菜の種類の豊富さ。感動を新たにせざるを得ません。
デザートがまた絶品
これだけでも大満足なのに、さらにデザートの盛り合わせも!
このカクテルグラスのデザート、ウフアラネージュ、タピオカらしきもの、さらに白玉が入ってるんですよ!!!なにこのデザート界の大物会談!!
ソルベ、というか、デザートだからソルベじゃないんですが、アイス状のもの(フレンチを表現する語彙がなさすぎて、絶句するしかありません…)
デラウェア、桃、ブルーベリーも丁寧にあしらってあります。なんて素敵なんだ!
(このコースが2,000円なんて、信じられない)
マスターはシャイ?
これらの美しく驚異的なお料理を作るマスター・本多佐市さんは、常連さんの前では心をひらかれているのだそうですが、私のようなものにはたいていいつも、ぶっきらぼう(笑)。
でも、そんな表面上のことは、このお料理を食べればどうでもよくなります。だって、こんなに美味しくて美して優しい料理を作れる人が、悪い人なわけない。
ああ、このお料理をどうしてもまた食べたい!!
そんな思いから、スタッフの方にお尋ねしてみたら、マスターは「自分だけでまわせるサイズのお店があればまたやりたい」とおっしゃっているそうで、常連さんたちはみんなでそのくらいのサイズのお店を探していらっしゃるということです。
もし、武蔵中原からそう遠くないところにそういう物件があれば、ほんださんにぜひ教えてさしあげてください。1ファンからのお願いですっ。
ほんださんには、ファンの方が運営するインスタアカウント、およびFacebookページがありました。こちらで続報が…でるといいなあ。
そう遠くない日にまた、本多シェフに会える日を心待ちにしています。
洋菜酒房ほんだ
住所:川崎市中原区上小田中6-10-1
電話番号:044-712-0558(7月末までの予約はすべて埋まっています)
営業時間:11時30分〜13時30分、17時〜20時
公式HP:https://yousaisyubou-honda.com
アクセス:JR「武蔵中原」駅より徒歩6分