この夏、トップにしている画像を川崎のあちこちで見かけませんか？　著名な音楽家たちがデフォルメされた姿である、ということは、昔音楽室の壁に貼ってあった写真を思い出しつつ、なんとなくみなさま認識していると思います。

では、いったいこれが何の宣伝なのか、そのことをみなさまご存知でしょうか？

川崎人なら、夏は「フェスタサマーミューザ」

川崎に住んでいるなら、夏はミューザ。これを体感して欲しいと思っています。

なぜなら、こんなに贅沢で、豊かな企画はなかなか見たことがないから。

日本中から、交響楽団が集まって、毎日のようにコンサートを開いてくれるんですよ。

ここはザルツブルグか！！！

いや、川崎だ！！

音楽のまち、川崎

もうこの記事でも何度も書いていますが、「音楽の街」を恥ずかしげもなく名乗る川崎、どうなのよ、と私も住み始めた頃は思っていました。

でも、だんだん気持ちが変わってきたのです。

ここは「音楽の街」を目指す街、なんですよね。だから、駅前に世界の音楽家たちが「ここで演奏したい！」と思えるようなホールを作った。それは、ある意味年月のかかることですが、正しいことだと私は思います。まず、口に出す、すると、願いはかなう。

カバー写真にしているポップな宣伝美術も、ある意味いろいろな人に興味を持っていただくために、アウトリーチを頑張っているミューザらしいな、と思うんです。

（それにしてもなんなんだ、この宣伝美術のマーラーの胡散臭さ　←実際にいたら私ころっと騙されるよw）

公演カレンダー

ちょっとご案内が遅くなったので、だいぶ後半戦ですが、ここからのラインナップはこんな感じ。

5日（木）は東京ニューシティ管弦楽団によるバルトークのピアノ協奏曲 第3番 とマーラーの交響曲 第5番です。うわ、夏の午後にマーラー聴きたい！

6日のチケットは売り切れと書いてありましたが、他はまだチケットを手に入れることができますよ！！

7日は、次世代の巨匠と呼ばれる、アンドレア・バッティストーニヴェルディがタクトを振ります。歌劇「シチリア島の夕べの祈り」 から 序曲、レスピーギ：組曲「シバの女王ベルキス」、ニーノ・ロータ：ハープ協奏曲 、レスピーギ：交響詩「ローマの松」（https://www.kawasaki-sym-hall.jp/festa/calendar/detail.php?id=2924）

8日は、山下一史さんの指揮で、昭和音楽大学の学生たちによる演奏、チケット代は1,000円とお得。内容はベートーヴェン：「コリオラン」序曲、ベートーヴェン：交響曲 第8番、ストラヴィンスキー：サーカス・ポルカ、ストラヴィンスキー：花火、ストラヴィンスキー：バレエ音楽「火の鳥」組曲（1919年版）（https://www.kawasaki-sym-hall.jp/festa/calendar/detail.php?id=2926）

8日は新百合ヶ丘でももう一演目、私はこれが今回いちばん聴きに行くべきかも、と注目していますが、昭和音大のテアトロ・ジーリオ・ショウワで、小学4年生の天才ヴァイオリニストが奏でるオールチャイコフスキープログラム。出場した国内外の39のコンクールですべて優勝という吉村妃毬さんと、新国立劇場バレエでもたびたびピットを委ねられるなど、バレエを知り尽くす名匠・渡邊一正マエストロによる、バレエ音楽。（https://www.kawasaki-sym-hall.jp/festa/calendar/detail.php?id=2927）

そして9日はフィナーレ、4月に東京交響楽団の正指揮者に就任したばかりの原田慶太楼さんが選んだ、アメリカと日本の現代作品集。ジョン・アダムズの《Absolute Jest（まったくの冗談》は、あちこちにベートーヴェンがひょっこり顔を出す軽快な作品。管弦楽と弦楽四重奏という独特な編成で、次世代を担う実力派、カルテット・アマービレが共演する。（https://www.kawasaki-sym-hall.jp/festa/calendar/detail.php?id=2928）

とまあ、こんな感じです。後半だけでもこんなに豪華！

メトロポリタンではコラボレーションブッフェが

フェスタサマーミューザに関連して、会期中は隣接するホテルメトロポリタン川崎で、こんなブッフェをやっています。こっちも本当に美味しく、音楽のたのしさを体感できるブッフェなので、ぜひ合わせてご予約ください！

秋には「かわさきジャズ」も控えてますが、クラシック好きの方はまずは夏音（サマーミューザ）で！