【川崎市川崎区】日本のハロウィーンシーンを牽引してきたチッタの「カワハロ」終幕 次の一手に期待
秋の足音が少しずつ、近づいてきています。
今日、必要なものがあって川崎のハードオフに行ったら、すでにハロウィーングッズがたくさん並んでいて、あ、そうだ、もうじきハロウィーンがやってくる…と思っていました。
いつからこんなふうに日本の文化にハロウィーンが根付いたのでしょう?? 私がミュージカルに魅せられて渡米した頃、まだ日本では一部の人たちが話題にしているくらいで、アメリカに行って初めて、仮装をしたりかぼちゃをくりぬいてランタンを作ったりして、こんな文化があるのだと知ったものです。
日本にその文化をいち早く持ち込み、街と一体になったイベントして作り込み、多くの人の心に「ハロウィーン」を根付かせるきっかけをもたらしたのは、他でもない「カワサキハロウィン」だったのだということを、この街に住むようになってから知り、実感しました。
「カワハロ」は、いちエンタテイメント企業のイベントではなく、シビックプライドを生み出し、新たな文化を醸成した、エポックメイキングなイベントだったのです。
カワハロの歴史
すでに、いくつかのニュースでも扱われているので、ご存知の方は多いと思いますが、本日チッタさんから「カワサキハロウィン終了のお知らせ」が届きました。
内部の方から聞いて知っていることではありましたが、こうやって改めて知らされるととっても寂しい。
1997 年「チネチッタ」の 10 周年記念行事として誕生
「チネチッタ」の運営を行う、チッタエンタテイメントが仕掛けました。同社の担当者の方からお話をきくと、相当な苦労があったようですが「当時としてはかなり尖った企画」が徐々に若者に支持され始め、年々その規模を拡大していったとのことです。
周囲の商店街や商業施設も次々と主催に名を連ね、2010年代には、行政も含め主催25団体、パレード参加者約3000人、国内外から集まったパレード観覧者約12万人という日本最大規模のハロウィンイベントになりました。
川崎経済新聞でも、毎年取材させていただいていました。メインビジュアルがいつもとってもカッコ良くて、今年はどんなだろう?と毎年楽しみにしていました。
すこし振り返ってみます。
2016年
Ayabanbiのメインビジュアルがどーんと目を引きました。ニナミカさんの監修が入って、写真もとっても好きな色合いだったなあ。ドキドキしました。
2017年
「ランドリーモンスター」がグランプリを射止めた2017年。友人たちも多くパレードなどに関わっていたので印象に残っています。
2018年
見事グランプリに輝いた学生さんたちの美術作品の仮装は、海外メディアにも取り上げられて話題を呼びましたね。
2019年
東京ゲゲゲイのビジュアルがかっこよかった令和初のカワハロ。
2020年
そして、コロナ禍となった昨年、初のオンライン開催も話題を呼びました。
ホテル縁道さんでハーレクインに遭遇したりもしました(笑)
懐かしい思い出がいっぱいの、カワサキハロウィーンがなくなってしまうのはとても残念ですが、チッタからの以下の宣言にもあるとおり、きっとこのイベントはすでに川崎という町での役割を終え、チッタさんはまた新たな街の楽しみを生み出すことに余念がない、というところでしょう。
カワハロ、そして、チッタのみなさん、いままで楽しませていただき本当にありがとう!
次の一手も、思いっきり加担して楽しむつもりなので、今後ともよろしくお願いします♪
ラ チッタデッラ
住所:神奈川県川崎市川崎区小川町4-1
電話番号:044-223-2333
営業時間:11:00〜23:00
(店舗により異なる、緊急事態宣言下は20時まで)
公式HP:https://lacittadella.co.jp/
カワサキハロウィン公式サイト:https://kawasakihalloween.com
アクセス:JR「川崎」駅より徒歩5分