武蔵小杉・ホテル精養軒のコーヒー付きテレワークプランを利用して、演劇の台本を読みまくった話
武蔵小杉には、あんまりホテルがありません。
近年増えてきてはいますが、そもそもは住宅が多い地域で、ホテル需要はそれほど高くなかったのかもしれません。
そんな中で、1948年創業のホテル精養軒は、なかなかに存在感のあるホテルであると言えるでしょう。
以前記事で書いた「中原区で哲学する会=ナカテツ」でも、小杉地区の会場として使われていて、私はしょっちゅうお邪魔させていただいていますが、小杉に住んでいるのでなかなか泊まる機会がありません。
川崎市のテレワークプラン
この週末、わりとオンラインの仕事やイベントが重なっていたのですが、たまたま家人とバッティング。ただでさえ、マンションのネットワーク環境は重くなっている昨今、同じ家の中でテレビ会議システムを繋ぐと、固まったりして仕事にならないのでは…?
そんな時、思わず「そうだ!ホテル精養軒のテレワークプランがあるじゃないか!」と思い立ちました。
以前ナカテツでお邪魔した時、支配人さんから「コーヒーも付いたお得なテレワークプランがあるので、ぜひご利用ください」と勧められていたのです。
というわけで、今日の職場は、ココ!
こちらのホテル精養軒・本館は2016年に建て替えられたばかりで、とっても綺麗です。
2,000円で10時間までOK
かわさきテレワークプランは、川崎市の補助がでることで、テレワークのためにホテルの部屋をお得に借りることができるプランです。以前に川崎区の「縁道」さんや「日進月歩」さんのランチ付きプランをご紹介しましたね。
ホテル精養軒さんは、ランチはついていませんがラウンジでの珈琲(部屋へのテイクアウト可)が付いて、2,000円で10時間まで客室を利用できます。長時間利用の方にとっては、ほかのホテルに比べてもお得かもしれません。
綺麗な客室で仕事も捗る!?
こちらが本日の仕事場です。
逆のアングルからも…
(うーん、いつもながらベッドの誘惑はなかなかのもの!いや、仕事、仕事(笑))
コーヒーチケットもいただきました。
1階のラウンジでいただけるようなので、もらいにいきます。
レストランラウンジでコーヒーを
こちらが、一階のラウンジ。
カレーやビーフシチューなどの洋食が美味しいレストランです。
レジの近くにノベルティのコーヒーカップと鉛筆も。
さて、本日はここでこれを読む!
チェックインをして、仕事に集中。途中で現場に舞台の下見に行ったりもしながら、なんとかタスク終了しました。
ここからが、このテレワークプラン利用の最大のメリット…
テレビ会議システムを使って、演劇の台本を読むセッションです。
本日の課題戯曲はこちら
『エッグ』。2012年9月に発表された、野田秀樹さんの戯曲です。
世界的なスポーツの祭典を扱っているようで、その実さらに深いテーマを扱っているこの作品。
これは、誰にも邪魔されず、大声で読み、その世界に浸りたい!! と、このテレワークプランを利用することを決めたのでした。
書き物の仕事くらいなら、家族が家にいてもまあなんとかこなすことはできますが、戯曲の読み合わせだけは、旦那はんがリビングで韓流ドラマを観てたり、空太郎が「ママー、キングボンビーが!!」とか桃鉄の経過を報告してくる中ではできないのです!!
テレワークプラン様様!!!
と白熱する架空の競技「エッグ」を行う選手たちのセリフを絶叫しても、きちんとしたつくりの精養軒の部屋では誰憚ることはありません。
いやー、盛り上がります!(笑)
没頭しまくり。
野田戯曲は、テンポが生命なので、とにかく没頭しながら役に全集中していき、休憩のたびにベッドに倒れ込む、という繰り返し。
ギャグの応酬で始まったドラマも、最後はどんどん、重たい展開になっていき…、もう心拍数がうなぎのぼりです。
結局、19時から始まった読み合わせは、超白熱して、チェックアウトの22時になっても終わらず…!!泣く泣く最後の幕をあきらめてチェックアウトする羽目になりましたが(そして家に帰ってまた耳だけ参加しましたw)
いやー、ほんと、家から近いホテルのテレワークプランは、とっても便利です!
川崎市の補助が出るテレワークプランは、こちらから予約できます。(現在は9月までの分がでています、10月以降継続するかどうかは未定。)
みなさまも、おうちから近い場所のホテルがどんなプランを出しているか、ぜひチェックしてみてくださいね。
(精養軒さん、テレワークプランの最終チェックアウト、23時にしてくれたら、とってもうれしいです…笑)
ホテル精養軒
住所:川崎市中原区小杉町3-10
電話:044-711-8855
公式サイト:https://www.seiyoken.com
アクセス:東急東横線武蔵小杉駅南口から徒歩3分