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【川崎市幸区】終わってしまう前にどうしても食べたい! 私を日参させた蕎麦店のメニューがこちら

Ash俳優・吟遊詩人(川崎市)

お待たせしました。

(こちらの記事は、昨晩あげたこちらの記事の後編になりますが、どちらかだけでも完結しているので片方だけでも大丈夫です、気になる方はTwitterリンク先を読んでからどうぞ)

前の日の晩に、幸町で50年の歴史を持つお蕎麦屋さんを訪れ、その二代目店主の店づくりにいたく感動した私でした。

蕎麦と、美味しいお酒と、気心のしれた友人との会話を堪能して満ち足りた気分になっていましたが、次の日の朝にはすでにその味が恋しいことに気が付きました。

特に、前の晩に品切れで食べられなかった「きざみ鴨せいろ」と「だし巻き卵」のことがどうしても心から離れず…

なんと2晩連続での訪問を敢行しました。

当然、事前に電話で「きざみ鴨せいろ」を一人前お取り置きいただく周到さです。

まずは、だし巻きをつまみに飲む

これが本来のスタイルなのですが、本日は空太郎(4年生)と一緒なので、お酒は一杯だけw

昨日も飲んだ蕎麦焼酎を、今日はソーダ割りで。

つけてもらった梅干しがめちゃめちゃおいしい(すっぱい)♪

だし巻き卵

まずは出汁巻き。本日はありました!!嬉しい。やっぱりこれを食べないと!

だし巻き卵(800円)
だし巻き卵(800円)

この出汁巻き、文字通り美味しすぎて目から汁が出ますよー(笑)!!

(私はこのお店の鰹が薫る小粋な出汁の味にハマったんだと思います)

蕎麦屋の牛筋煮

こちらの「蕎麦屋の牛筋煮」も昨日売り切れていた品でした。

蕎麦屋の牛筋煮(700円)
蕎麦屋の牛筋煮(700円)

こちらがお取り分けしたところ。

板蕎麦と、たぶん蕎麦の芽が入っているのがわかりますか…(感涙)

きざみ鴨せいろ

そして、こちらがお店の看板であり、この1月で終了してしまう「きざみ鴨せいろ」です!

二枚のせいろで出てくる「きざみ鴨せいろ」(1,200円)
二枚のせいろで出てくる「きざみ鴨せいろ」(1,200円)

つけ汁に刻んだ鴨がこれでもか、とたっぷり入っています。

鴨の油でうまみと温度が閉じ込められていて、熱々の汁にそばをくぐらせて楽しむことができます。普段のつゆはちょこっとずつしかつけませんが、こればっかりは、たっぷりつけて食べるほうが美味しい。鴨汁ってなんでこんなに旨味がでるんでしょう。

熱さと冷たさが絶妙に代わる代わる舌の上で別の世界を見せてくれるような。鴨汁を食べている間はまさに口中が冷静と情熱の間!(古い) 

うーん、蕎麦好きにとっては冬の無上の楽しみです。

終了してしまうわけ

このお蕎麦は、もともと平沼橋にある「平沼田中屋」さんの登録商標で、全国でも限られたお店だけが平沼田中屋さんから提供を認められていたのだそうです。

長く愛されていましたが、時代も移り、代替わりもしていくなかで、満留賀さんも自分のオリジナルの鴨せいろに切り替えていくのだということでした。

満留賀さんでいただけなくなってしまうのは残念ですが、満留賀さんオリジナルの鴨蕎麦も美味しいに違いないので、次回はそれを楽しみにしますね。

牡蠣そば

冬ならではの蕎麦をもう一杯

実は、もうひとつ、昨日気になっていたメニューがありました。

冬ならではの蕎麦がもうひとつあったのです。

こちらも今、食べるしかない気がしていたら、空太郎氏が「これ食べたい」とチョイス。

持つべきものは味覚が似ている息子ですw。

牡蠣そば(1,450円)
牡蠣そば(1,450円)

大きなプリップリの牡蠣が、6つ!!!(本来は5つなのですが、なんとこれが今季最後の牡蠣そばということで、ひとつサービスしてくださいました。二日連続で通ってよかった!!涙)

特製のネギ油で炒めてあるという牡蠣は、中にこれでもかと滋味が詰まっていてこれがまた満留賀さんのお蕎麦と合うんですよね。私に負けず劣らず蕎麦好きの空太郎は「うまい!」連発の煉獄さん状態でした。

(こちらは、満留賀さんで来冬も食べられますからね!!)

店主の野田さんご夫妻

あまりにおいしくて、きざみ鴨と名残を惜しみ、牡蠣の余韻に浸るうちに他のお客様はいなくなり、なんと二日連続でラストゲストになってしまった…と焦って帰り支度をしていたら、奥から店主さんが出てきてくださり、ご挨拶してくださいました。

幸町 満留賀 二代目店主の野田直裕さんと、女将の志乃さんです。

幸町 満留賀 二代目店主の野田さんご夫妻
幸町 満留賀 二代目店主の野田さんご夫妻

「お蕎麦は実際に産地に行って『畑のここからここまで』というふうに買い付けているんです。その蕎麦を、お店で石臼で丁寧に挽いています」というお話や、お店を改装する時に、自分よりも年上の層にも寛いでもらえる落ち着いたお店にするために、デザインの方と工夫を重ねた、というお話を聞かせていただきました。

お二人ともとても優しくて、ますます、満留賀さんのファンになりました。

直裕さんの話を聞いていると、こちらのお蕎麦はさらにこれからも美味しくなっていくのではないか、と思えるのです。

通いたくなるお蕎麦屋さんを見つけることは蕎麦好きにとってなによりの幸せですね

ありがとうございます♪

満留賀さん、二日間ありがとうございました!(読者のみなさまも)

今後ともどうぞよろしくおねがいします!

幸町 満留賀(さいわいちょう まるか)
住所:川崎市幸区幸町2-680
電話番号:044-511-4845
営業時間:ランチ=11時〜14時、ディナー=17時30分〜20時30分(土日は17時〜20時)
定休日:火曜日(隔週で月曜日休みもあり)
公式サイト:http://www.maruka-soba.com
アクセス:JR川崎駅西口、北口より徒歩8分
(※10歳未満のお子様は、入店できませんのでご注意ください)

俳優・吟遊詩人(川崎市)

琵琶を弾き歌う俳優です。世界80都市を旅した結果、日本文化を愛しています。旅と出会いと美味しいお酒がインスピレーションの源。MCアマビエちゃんはアマエビちゃんにメタモルフォーゼ。フラットで差別のない目線で記事をお届けしたいと思っています。Stay tuned!

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