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【豊田市】近年、注目を集める新進作家の作品を展示。豊田市美術館にて企画展「吹けば風」が始まりました!

あーたん地域ニュースサイト号外NETライター(豊田市)

近年、注目を集める新進作家4名による、絵画や映像、パフォーマンス、インスタレーションなど幅広いジャンルの作品を展示。

2023年6月27日より、豊田市美術館にて企画展「吹けば風」が始まりました。

豊田市美術館で6月27日より始まった企画展「吹けば風」
豊田市美術館で6月27日より始まった企画展「吹けば風」

詩人・高橋元吉が詠んだ詩の「咲いたら花だった 吹いたら風だった」という一節からきているというタイトルの本展は、通常は見過ごされ、忘れられてしまうような、小さな発見や驚き。明確でないものやはっきりとしないものに注目し、そうした体験を見つめなおしていく展覧会。

企画展「吹けば風」
企画展「吹けば風」

たとえば、川角岳大が自身の体験を思い出しながら淡く描く絵画は、時間の長さや空間の広さが伸び縮みするような感覚や、記憶の濃淡を。

企画展「吹けば風」プレス内覧会 会場風景
企画展「吹けば風」プレス内覧会 会場風景

小さな謎を映画や写真、日常会話のなかに見つけ探る澤田華の映像、天気を作品に取り込む船川翔司、自らも会場に身を置き、リアルタイムで作品を更新しつづけるパフォーマンスを発表する関川航平。

企画展「吹けば風」プレス内覧会 会場風景
企画展「吹けば風」プレス内覧会 会場風景

企画展「吹けば風」プレス内覧会 会場風景
企画展「吹けば風」プレス内覧会 会場風景

企画展「吹けば風」プレス内覧会 会場風景
企画展「吹けば風」プレス内覧会 会場風景

日々の生活や旅先での体験の中で、自身になにが起こっているかをつぶさに観察し、制作された作品には、4人の作家がそれぞれ独自の視点で示す「4通りの体験」が広がり、作品を見る人の「感性」を刺激。小さな発見や感じ方の変化を、じっくりと味わいたい企画展となっています。

また、同時開催のコレクション企画「枠と波」では、1960年から1970年代の、都市化による周りの環境、社会の制度や枠組みが目まぐるしく変化した時代において、言葉や音、日用品や身近な風景を作品に取り込んだ11人の作家の作品約100点を展示。

櫃田伸也《箱》2003-19年 豊田市美術館蔵 ©HITSUDA Nobuya, 2023
櫃田伸也《箱》2003-19年 豊田市美術館蔵 ©HITSUDA Nobuya, 2023

堀尾昭子《無題》2021年 豊田市美術館蔵 撮影:中村マユ
堀尾昭子《無題》2021年 豊田市美術館蔵 撮影:中村マユ

企画展「吹けば風」における、今日の若手作家たちとの「違い」や「結びつき」も楽しめる展示にも、ぜひご注目くださいね。

コレクション企画「枠と波」プレス内覧会 会場風景
コレクション企画「枠と波」プレス内覧会 会場風景

会期中は、豊田市駅周辺(豊田参合館1階・豊田市中央図書館3階)でも、「吹けば風」出展作家である澤田華さんの特別展示。

澤田華さんの特別展示:豊田市駅周辺(豊田参合館1階・豊田市中央図書館3階)
澤田華さんの特別展示:豊田市駅周辺(豊田参合館1階・豊田市中央図書館3階)

また、レストランでは、吹けば風展限定デザート「23.4度のコーヒーゼリー」を召し上がることもできるようですので、こちらもぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか? 

吹けば風展限定デザート「23.4度のコーヒーゼリー」
吹けば風展限定デザート「23.4度のコーヒーゼリー」

【施設情報】
豊田市美術館
〒471-0034 愛知県豊田市小坂本町8丁目5番地1
10:00~17:30(入場は17:00まで)※月曜休館
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地域ニュースサイト号外NETライター(豊田市)

生まれも育ちも豊田市。長閑な田舎で、男子3人+保護ねこと、4人+1匹暮らしをしてます。 歴史好きで、境目好き。地図好きが高じて、マップを眺めては気になる場所に出没します。 呑むことと食べることが大好きなのに年々食が細くなるのに悩みつつ・・・気分に応じて豊田市の端から端までふらりと出かけてますので、どうぞよろしくお願いします^^

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