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【三鷹市】村の記憶をたどる老舗そば

AZUSA

大学院生/フリー編集者/図書館司書(武蔵野市・三鷹市)

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人見街道沿いから深大寺にかけてはおいしいそば処がまるでスタンプのように点在します。中でも趣をたたえるのが大正時代創業のこちら。磨き抜かれた桜材の床、天井のがっしりした梁が洋館を思わせる、和洋折衷の風雅なお店です。
「砂場」という変わった店名は、「砂場にあるおそば屋さん」の意。豊臣秀吉の時代から、築城のために出た砂が集まった箇所を「砂場」と呼ぶ習慣があり、そこにそば屋が立つと「砂場」と呼ばれたのだそうです! 幼稚園のお砂場も、元はそれが「由来」……? 下足箱に靴を入れてあがると、そこは足触りも滑らかな木床。福を呼ぶ招き猫や熊手が迎えてくれます。

五穀豊穣を祈る和のアート
五穀豊穣を祈る和のアート

宴会もできるお座敷、テーブル席。南蛮風の絵が、実はそば屋が「ハイカラな存在」だったことを思わせてくれる
宴会もできるお座敷、テーブル席。南蛮風の絵が、実はそば屋が「ハイカラな存在」だったことを思わせてくれる

北海道の契約農家から取り寄せた粉。素材一つひとつにこだわり

 お品書きはせいろ800円、たぬき・きつね850円、けんちんうどん1000円、そば二段にさつまいもやナスの天ぷらが味わえる天ざる1700円など様々。鍋物もあり、宴会にも対応! うどんは北海道の契約農家から取り寄せた粉で打つそう。日本酒はじめお酒もそろい、そば味噌200円など、そば屋ならではのおつまみも鎮座。こんな店に着流しでふらりと入り、夕方からお銚子をつけてもらう……。うわー、大人の贅沢。池波正太郎さんのようです。高い天井の下、BGMの琴が流れ、お正月のようにゆったり時が流れます。

けんちんうどん1000円。細目の上品な麺に、東京ならではのしょうゆ+かつおだしがからむ。厚揚げ、薄切り豚、山芋、にんじん、三つ葉と具沢山。手前の小皿はタクワンではなく実はパイナップル! 意外と合います
けんちんうどん1000円。細目の上品な麺に、東京ならではのしょうゆ+かつおだしがからむ。厚揚げ、薄切り豚、山芋、にんじん、三つ葉と具沢山。手前の小皿はタクワンではなく実はパイナップル! 意外と合います

駐車場には石灯篭やつくばいが佇む
駐車場には石灯篭やつくばいが佇む

創業時は駅もなく、このあたりは「三鷹村」と呼ばれたそう
創業時は駅もなく、このあたりは「三鷹村」と呼ばれたそう

これから寒くなると、温かい麺をつつつっとすすりたくなりますね。こんなくつろげる店で、ぜひあたたかく過ごしてください。
【砂場】東京都三鷹市新川6-36-31 TEL0422‐46-4325 営11:30~15:30 17:00~20:30
 火休 (第3火曜日の翌日の水曜日は連休)HP(外部リンク )






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