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【TOEIC対策】満点講師の時事ネタでパート5(短文穴埋め問題)にチャレンジ(14)!

番場直之英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

皆さんこんにちは。ForB(フォービー) Englishの番場です。本日はTOEIC Part5対策として、時事ネタを使った短文穴埋め問題にチャレンジしましょう!それでは問題です。

問題

A YouTuber was arrested, ------- he broke into a coming-of-age ceremony to make a viral video.
(A) since
(B) although
(C) so
(D) unless

解答

正解は(A)です。

まず選択肢から見てみましょう。選択肢には接続詞が並んでいます。選択肢に1つの品詞の異なる4つの単語が並んでいたら「語彙問題」と判断します。語彙問題の場合、問題文を先頭から読み、文の意味から正解を判断します。また、正解の単語とよく一緒に使われる単語が近くにあれば、そこをヒントに正解を導けることもあります。

それでは次に本文を見ていきましょう。空欄の前には「YouTuberが逮捕された」とあります。空欄の後ろは「口コミで素早く広がる動画を制作するために成人式に侵入した」とあります。「coming-of-age ceremony」は「成人式」です。「coming-of-age 」の意味がわからなくても「ceremony」があるので、何らかの式典だと考えられます。「break into」は「~に押し入る、 ~に(不法)侵入する」という意味です。「壊して中に入る」という文字通りの意味ですね。「viral」は「ウイルスの」という意味もありますが、ここでは「口コミで素早く広がる」という意味になります。下記例のように「go viral(〔インターネットや口コミで情報が〕急速に広まる、バズる)」という表現もよく使われます。

My YouTube video went viral on the Internet. (私のYouTubeの動画がインターネットで急速に広まった。バズった。)

空欄の前後の意味から、逮捕された理由が式典に侵入したことだと読み取れます。つまり、空欄には理由を表す接続詞が入ると考えられます。選択肢の中で理由に関連するのは、 (A) since と (C) so です。日本語で「だから」という意味で覚えているとどちらが正解か迷うかもしれません。ここでは空欄の後ろに理由が来ていることから (A) since が正解だとわかります。「since」と「so」は日本語にすると意味が同じように思えるかもしれませんが、下記のような使い方の違いがあります。

He was arrested, since he broke into a ceremony.
Since he broke into a ceremony, he was arrested.
He broke into a ceremony, so he was arrested.

上記は全て同じような意味になります。従属接続詞の「since」は文の先頭や文と文の間にも来ますが、等位接続詞の「so」は文と文の間にしか来ません。「since」の後ろには理由が来て、「so」の後ろには結果が来ていますね。「so」の場合、理由は前の文にあります。

英文訳

A YouTuber was arrested, since he broke into a coming-of-age ceremony to make a viral video.
YouTuberが口コミで素早く広がる動画を制作するために成人式に侵入したため逮捕された。

語彙

arrest: 逮捕する
break into: ~に押し入る、 ~に(不法)侵入する
coming-of-age: 成人の
ceremony: 式、式典
coming-of-age ceremony: 成人式
viral: 〔ソーシャルメディアを使って〕口コミで素早く広がる、ウイルスの
go viral:〔インターネットや口コミで情報が〕急速に広まる、バズる
since: ~だから、~なので
although: ~だけれども
unless: ~でない限り、もし~でなければ

以上、時事ネタでPart5(短文穴埋め問題)にチャレンジでした!
もっと問題を解きたい方はこちらの全問題リストをご覧ください!
【TOEIC対策】満点講師の時事ネタでパート5全問題リスト(年月別、問題種類別、トピック別)

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英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

英会話フォービー代表。明治大学理工学部卒業。システムエンジニアを経て、外資系コンサルティング会社勤務。一橋大学大学院にてMBAを取得し起業。TOEICは1999年から毎年受験し、受験回数は100回超。初受験の500点台から990点(満点)までスコアを上げる。現在、大学、企業、英会話スクールにて幅広い層の学習者を指導。また、語学教材の執筆、英語学習者向けYouTubeチャンネル「ForBenglish」(登録者数13万人)の運営を行う。

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