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【TOEIC対策】満点講師の時事ネタでパート5(短文穴埋め問題)にチャレンジ(38)!

番場直之英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

皆さんこんにちは。ForB(フォービー) Englishの番場です。本日はTOEIC Part5対策として、時事ネタを使った短文穴埋め問題にチャレンジしましょう!それでは問題です。

問題

Some experts say that the Omicron variant of COVID-19 is three to four times as ------- as the Delta variant.
(A) infection
(B) infectiously
(C) infectious
(D) infect

解答

正解は(C)です。

まず選択肢から見てみましょう。選択肢には「infection(名詞)」、「infectiously(副詞)」、「infectious(形容詞)」、「infect(動詞)」が並んでいます。選択肢に1つの単語の変化形で、異なる品詞の語が並んでいたら「品詞問題」と判断します。

次に本文を見ていきます。品詞問題の場合、まず空欄の前後を見て、空欄の品詞の判断を試みます。わからなければ、本文の先頭から読んで判断します。

この文では「as」と「as」の間に空欄があります。「as」と「as」の間に空欄があったら形容詞か副詞が入ります。形容詞か副詞のどちらが入るかの判断基準はその前にある動詞です。be動詞の場合は補語となる形容詞が入り、一般動詞の場合はその動詞を修飾する副詞が入ります。

例.
1. Kevin is as efficient as John.(ケビンはジョンと同じくらい有能です。)
2. Kevin works as efficiently as John.(ケビンはジョンと同じくらい効率的に働きます。)

1の例では動詞がbe動詞の「is」で、「as」と「as」の間に、補語となる形容詞の「efficient」が来ています。2の例では動詞は一般動詞の「works」で、「as」と「as」の間に、「works」を修飾する副詞の「efficiently」が来ています。

問題文では、動詞は be動詞の「is」なので正解は形容詞の (C) infectious(感染性の、感染力がある)になります。
選択肢の中で形容詞がどれかわからなかった場合は、「ly」のついている単語(副詞)を見つけ、その単語から「ly」を取ったものが形容詞になることが多いです。今回の場合、「ly」のついている単語は「infectiously」で、そこから「ly」を取ったものが「infectious」になるので、「infectious」が形容詞と予想することができます。

意味をざっと確認していきます。「Some experts say that ~」は「一部の専門家は、that以下と言っています」。「the Omicron variant of COVID-19」は「新型コロナウィルス感染症のオミクロン株」ですね。「is three to four times as infectious as the Delta variant」は「デルタ株の3〜4倍感染力がある」という意味でした。「~ times as … as A」で、「Aの ~ 倍 … だ」という意味になります。「2倍 … だ」なら「twice as … as」となります。

関連情報:オミクロン、デルタ等、ギリシャ文字のイギリス発音とアメリカ発音

それでは、下記問題はどうでしょうか。

Some experts say that the Omicron variant of COVID-19 is three to four times ------- than the Delta variant.
(A) infection
(B) more infectious
(C) infectious
(D) most infectious

この問題は選択肢をみると「more」や「most」があることから、比較に関する問題ということがわかります。この問題の場合、空欄の後ろに「than」があることから、比較級の (B) more infectious が正解となります。この文の意味は、最初の問題文の意味と同じです。「何倍 … だ」という場合、「as … as」でも表せますし、比較級を使うこともできるんですね。

英文訳

Some experts say that the Omicron variant of COVID-19 is three to four times as infectious as the Delta variant.
一部の専門家は、新型コロナウィルス感染症のオミクロン株はデルタ株の3〜4倍感染力があると言っている。

語彙

variant: 変異体、変異型
Omicron variant: オミクロン株
Delta variant: デルタ株
COVID-19: 新型コロナウィルス感染症
three to four times: 3〜4倍
infectious: 感染性の、感染力がある
infection: 感染、感染症
infectiously: 感染的に
infect: 感染させる

以上、時事ネタでPart5(短文穴埋め問題)にチャレンジでした!
もっと問題を解きたい方はこちらの全問題リストをご覧ください!
【TOEIC対策】満点講師の時事ネタでパート5全問題リスト(年月別、問題種類別、トピック別)

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英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

英会話フォービー代表。明治大学理工学部卒業。システムエンジニアを経て、外資系コンサルティング会社勤務。一橋大学大学院にてMBAを取得し起業。TOEICは1999年から毎年受験し、受験回数は100回超。初受験の500点台から990点(満点)までスコアを上げる。現在、大学、企業、英会話スクールにて幅広い層の学習者を指導。また、語学教材の執筆、英語学習者向けYouTubeチャンネル「ForBenglish」(登録者数13万人)の運営を行う。

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