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【英語レッスン】英文の間違いはどこ?(15)〔英文法演習〕

番場直之英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

皆さんこんにちは。ForB(フォービー) Englishの番場です。本日は英文の間違い探しです。英文のどこが間違っているか考えてください。

英文

We discussed about our long-term plans.

答え

間違っている箇所は「about」です。「about」を取り除くと正しい英文になります。ここでポイントになるのが動詞の「discuss」です。「discuss」の意味が「〔~について〕話し合う、議論する」ということを知っている方も多いと思います。「~について」とあるので「about」をつけたくなりますが、「discuss」には必要ありません。「discuss」は他動詞と呼ばれる動詞で、常に目的語となる名詞とセットで使われます。目的語の前に前置詞を置く必要はないのです。
それでは「discuss」ではなく「talk」だったらどうでしょうか?「talk」の場合は「about」があっても問題ありません。「talk」は下記のように目的語を取らない自動詞として使うことができます。

We need to talk.(私たちは話す必要がある。)

自動詞の「talk」の場合、「~について話す」という意味にする場合、後ろに「about」が来ます。

We need to talk about the problem.(私たちは問題について話す必要がある。)

ここで、最初の英文に少し戻りましょう。本文の後半の「long-term」は「長期の」という意味です。その反対の「短期の」は「short-term」になりますね。

正しい英文

We discussed our long-term plans. (私たちは長期計画について話し合った。)

まとめ

いかがでしたでしょうか? この「discuss about」という間違いは、非常に多くの日本人が行ってしまいます。あまりにもたくさんの日本人が間違えるので、一緒に仕事をしている外国人が間違いを放置してしまうケースもあるようです。間違っていると言われなくても間違っているのでご注意ください!

同じ内容を外国人講師がYouTube動画で説明しています。リスニング、音読の練習としても是非ご活用ください!

もっと動画を見たいという方は、私のYouTubeチャンネル(チャンネル登録者数11万人)に700本以上の英語学習者向け動画がありますので、こちらから是非ご覧ください!

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英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

英会話フォービー代表。明治大学理工学部卒業。システムエンジニアを経て、外資系コンサルティング会社勤務。一橋大学大学院にてMBAを取得し起業。TOEICは1999年から毎年受験し、受験回数は100回超。初受験の500点台から990点(満点)までスコアを上げる。現在、大学、企業、英会話スクールにて幅広い層の学習者を指導。また、語学教材の執筆、英語学習者向けYouTubeチャンネル「ForBenglish」(登録者数13万人)の運営を行う。

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