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【TOEIC対策】満点講師の時事ネタでパート5(短文穴埋め問題)にチャレンジ(54)!

番場直之英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

皆さんこんにちは。ForB(フォービー) Englishの番場です。本日はTOEIC Part5対策として、時事ネタを使った短文穴埋め問題にチャレンジしましょう!それでは問題です。

問題

Due to heavy rain in parts of northern Japan, local ------- in the affected area were urged to evacuate their houses.
(A) residents
(B) government
(C) benefits
(D) improvements

解答

正解は(A)です。

まず選択肢から見てみましょう。選択肢には名詞が並んでいます。選択肢に1つの品詞の異なる4つの単語が並んでいたら「語彙問題」と判断します。語彙問題の場合、問題文を先頭から読み、文の意味から正解を判断します。また、正解の単語とよく一緒に使われる単語が近くにあれば、そこをヒントに正解を導けることもあります。

次に本文を見てみましょう。まず前半部分ですが、「Due to heavy rain in parts of northern Japan(北日本の一部の大雨のため)」とあり、後半部分の根拠・理由になりそうなことが書かれてあります。「Due to」は「~のため」という意味で、「because of」や「owing to」などと一緒で、理由を表す前置詞として使われています。

次に後半部分を見ていきます。動詞の前の部分は、「local ------- in the affected area(影響を受けた地域の地元の~)」とあります。空欄には「local」に修飾され、文の主語となる単語が入ることがわかります。その後ろには複数形の名詞に対応する be動詞の「were」があるので、単数の (B) government は空欄には入らないことがわかります。「local government」で「地方自治体」を意味するので、入れたくなってしまうかもしれません。

動詞部分以下は「were urged to evacuate their houses.(家から避難するよう要請された)」と書かれてあります。「evacuate」は「~から避難する、~を避難させる」という意味です。「urge」は「〔人に~するよう強く〕促す、要請する」という意味で、「urge + 目的語 + to do」の形でよく使われます。ここではそれが受け身になり、「目的語 + is urged + to do」の形になっています。この目的語の位置に入るのが、空欄の単語ということになります。

選択肢の中で、「家から避難するよう要請される」のは、(A) residents(居住者、住民)なので、(A) が正解になります。(C) benefits は「利益、恩恵」、(D) improvements は「改善、改良」という意味でした。

英文訳

Due to heavy rain in parts of northern Japan, local residents in the affected area were urged to evacuate their houses.
北日本の一部の大雨のため、影響を受けた地域の地元住民は、家から避難するよう要請された。

語彙

due to: ~のために
northern: 北の
local: ある地域の、地元の
resident: 居住者、住民
government: 政府、役所
local government: 地方自治体
benefit: 利益、恩恵
improvement: 改善、改良
affect: 影響を及ぼす
affected area: 影響を受ける地域、被災地
urge: 〔人に~するよう強く〕促す、要請する
urge + 目的語 + to do: 目的語に~するよう促す、要請する
evacuate: ~から避難する、~を避難させる

以上、時事ネタでPart5(短文穴埋め問題)にチャレンジでした!
もっと問題を解きたい方はこちらの全問題リストをご覧ください!
【TOEIC対策】満点講師の時事ネタでパート5全問題リスト(年月別、問題種類別、トピック別)

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英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

英会話フォービー代表。明治大学理工学部卒業。システムエンジニアを経て、外資系コンサルティング会社勤務。一橋大学大学院にてMBAを取得し起業。TOEICは1999年から毎年受験し、受験回数は100回超。初受験の500点台から990点(満点)までスコアを上げる。現在、大学、企業、英会話スクールにて幅広い層の学習者を指導。また、語学教材の執筆、英語学習者向けYouTubeチャンネル「ForBenglish」(登録者数13万人)の運営を行う。

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