【モノ語り#30】beak:落下防止用のグリップスタンドはコンセプトもデザインも素晴らしい逸品
そのモノが、良いとか、悪いとか。それはもういいかなって。伝えたいのは、ぼくにとって、なんなのか。いわゆる "レビュー記事" とは違った、ぼくの道具にかける想いをただただ自分勝手に語る「モノ語り」。どうぞお付き合いください。
今日の話は beak というスマホ用のグリップスタンドの話。
beakは、いわゆる「スマホの持ち手」となるガジェット。スマートフォンの背面に貼り付けることで、グリップにもなるし、スタンドにもなる。
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通常は平べったい状態になっているが、指先ひとつで組み立てることができる。折り目のついた折り紙みたいにパタパタっと簡単に組み立てることが可能だ。
穴が空いていて、ここに中指を通す。大人の男性でも余裕をもって通せるほどの大きさで、しっかりとグリップすることができる。肌ざわりのいい素材なので、通した指が痛いなんてこともない。
スタンドとしても活用できて、縦置きでも横置きでもOK。最近はパソコンの横にiPhoneをおいて、音楽を聴いたり、動画を観たりすることも多いので、これにはとても助けられている。
あと、地味にうれしいのが、本体に強力な磁石が内蔵されているところ。電子レンジや冷蔵庫などに「ビタンっ!」と貼り付けることができる。
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機能面についてとてもとても満足している。落下防止用のアイテムにはさまざまな形を試してきたが、現時点でダントツにお気に入りだ。
ただ、気に入っている理由は機能だけじゃない。製品にかけるこだわりやデザインが好きなのだ。
「beak」とは、日本語訳で「クチバシ」の意味。組み立てたときの形が鳥のクチバシのような形だったため、この名前がついたらしい。
そのため、カラーのネーミングもなかなか愛くるしい。黒と白の二色展開なのだが、名前が「ヤタガラスブラック」と「クジャクホワイト」と、遊びごころを感じさせる。イラストもかわいい。
開発にはいくつもの工程を重ねて、徐々にブラッシュアップ。すべてのパーツを0.1mm単位までこだわって到達した製品なんだとか。
その言葉どおり、商品には無駄な要素がひとつもなく、シンプルで洗練された仕上がりになっていると感じている。見た目に美しく、手にとって使いやすい製品だ。
デザインって大切なんだ。
道具というのは自分の生活の一部になるものだから、手にとることで気持ちがワクワクして、使っている時間を幸せに感じられるものじゃないとダメ。
適当に選ばれたものに囲まれていると、生活はどんどん荒んでいってしまう。しかし、お気に入りに囲まれていれば、気持ちはいつも、プレゼントを開ける前のような気分だ。
特にスマートフォンは手にとっている時間が長いガジェットだ。beakのような "良い" ものを使えば、生活の気分も充実するというものだ。