Keychronのキーボードに共通してイマイチところ
先に断っておくと、僕はKeychronのキーボードが好きです。いまこの文章も、Keychron K3 Proを使って書いています。
けれども、好きだからこそイマイチだと感じてしまうのです。もしこれからKeychronのキーボードを購入しようと考えているなら、ぜひひとつ考慮しておいてもらえたらと思います。
ちなみに私が持っているKeychronのキーボードは「K3無印 JIS配列」と「K3 Pro US配列」の2種となっていますので、一部はその他の機種には該当しないポイントもあるかもしれません。その点はご了承ください。
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電源OFF状態がスイッチの真ん中
Keychronの電源スイッチは筐体の側面についています。3段階で切り替えられて「有線|電源OFF|Bluetooth接続」という割当になっています。
私がイマイチに感じているのは、電源OFFの状態がスイッチの真ん中にある点です。
真ん中がOFFだと、OFFの状態を維持することが難しい。これが本当に困るのです。
まず、スイッチを真ん中にするのが難しい。キチンと目視をしながらでないとOFFにできませんし、力加減を間違えると一気に有線モードにまでスイッチをスライドさせてしまいます。
大げさに感じるかもしれませんが、この些細な使い勝手の悪さが、日常使いでストレスになっています。
また、頻繁に起こるわけではありませんが「カバンの中に入れておいたらスイッチが勝手にBluetooth接続になっていた」という事故が、過去に何度がありました。
そもそもKeychronのキーボードは、バッテリーの持ちがそこまでよくありません。
同タイプのLogicoolのキーボード「MX MECHANICAL MINI」が1ヶ月以上使用できることを考えると、Keychron K3 Proで1週間程度しか持たないバッテリーには物足りなさを感じてしまいます。
そんなバッテリー事情なので、あまり余裕がありません。スイッチが勝手にオンになってしまうと、いざ使おうというタイミングでバッテリー切れとなる恐れがあります。
電源スイッチについて、OFFはスイッチの端っこであってほしかった——。これば私の一番の願いです。
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バッテリー残量が確認できない
上述した通り、Keychronのキーボードについてはバッテリーに大きな不安を抱えています。
K3 Proはようやく実用的なレベルで1週間ほどは使い続けることができますが、K3のほうか2日に1回ぐらいは充電しなければならないほどです。
なのでバッテリーの残量はなるべくこまめに確認をしたいところなのですが、Keychronのキーボードはバッテリー残量をMac側で確認できません。
Macでは、接続しているBluetoothデバイスのバッテリー残量を、メニューから一覧で確認できます。細かく「○○%」という表記になるので、非常にわかりやすい。
しかしKeychronのキーボードは、ここにバッテリー残量が表示されません。なぜか%表記がなく、どの程度バッテリーが残っているかがわからないのです。
キーボード側では確認できます。「Fn」+「B」を押下すると、数字のバックライトが光り、残量の目安が確認できます。
けれども、日常的にはMacの画面に向かっている時間が長いので、細かい状況をMacから確認できるとありがたかったのに——というのが本音です。
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打鍵音がちょっとうるさい
音が大きいというより、甲高いのが気になります。同じ色の軸のキーボードを使っていても、Nuphyに比べると気になってしまう音です。
Nuphyのほうはもっと低く、コスコスっとした音がします。一方のKeychron K3 Proのほうがカチャカチャとした音がして、悪目立ちしてしまう印象です。
ひとりで使っている分には何も問題ないのですが、他人と一緒に環境で使用するときには、なんだか気になってしまいます。職場、家、外出先での仕事など、様々な場面で使うのですが、そのたびにすこし周りの目が気になってしまうのです。
比較的静音だといわれている赤軸でも、そこそこにカチャカチャと音がするので、打鍵感・打ち心地については全く問題なく、むしろ快適なのですが——。
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あとがき
Keychronのキーボード。薄型のメカニカルキーボードとしては非常に優秀で、とても満足感が高いガジェットです。だからこそ、こういう些細な使い勝手の悪さが気になってしまうんです。
ぜひ今後、細かい点のブラッシュアップが続いていってくれたら良いなと思います。それでは、今日はこのあたりで。っっb