Yahoo!ニュース

【都城市】HONGOなの!?KITAGOかと思ってた!!「北郷氏誕生」展で知る都城と日本史。

ベーグル犬885地域情報発信ライター(都城市・三股町)

 こんにちは、ベーグル犬885です。

夏の疲れが出ていませんか?

今週もファイトで頑張りましょう!

 実は歴史好きの筆者、先日都城島津邸の「北郷氏(ほんごうし)誕生」展に行ってきました。

 恥ずかしながら、何度か島津邸に行ったり、都城の歴史関連の本を読んだりしていましたが活字で学んでいたので、『北郷』のことを『ほんごう』と読むとは知らず、『きたごう』と読んでいました!

 それを知っただけでも勉強になりました!

企画展名『北郷氏誕生〜南北朝・室町時代の都城〜』

期間:令和5年(2023) 7月29日(土)〜10月1日(日)

場所:都城島津邸内 都城島津伝承館

 南北朝時代から室町時代にかけて、どのようにして北郷氏が誕生し勢力を伸ばしていったか。さらには都城盆地が統一されるに至ったのかを学ぶことができました。

関連イベント『南九州の南北朝内乱と都城』

 行く前に知識を入れておこうと思い、関連イベントとして開催された講演会『南九州の南北朝内乱と都城』(令和5年8月19日(土)13:00〜開催)に出席してお勉強!

 堀川泰史氏(東京大学准教授)の講演会では、貴重な資料を惜しみなくわかりやすく解説してくださいました。先生のお父様は都城のご出身ということと爽やかな風貌から、親近感も持てました。

 資料をわかりやすく読み解いていく中で、武将同士の手紙の内容を解説してくださったりするのですが、情に訴えるような人間味溢れるような手紙もあり、まるで大河ドラマを見るように情景を想像してしまいました。

 昨年放送されたNHK大河ドラマ『鎌倉殿』と時代が近く、あのドラマの個性豊かな俳優たちの演技が記憶に新しいためか、余計に想像しやすかったです。

 中高生の時にこのお話を聞いていたら、もっともっと歴史の授業が身近に感じたそうな気がします。

企画展「北郷誕生一南北朝・室町時代の都城ー」@都城島津邸

 早鈴町にある都城島津邸は、都城島津家が明治12(1879)年以降住んだ邸宅です。広さ約5,000坪の敷地内に本宅・剣道場・農芸館・石蔵・都城島津伝承館などがあります。

 島津邸の中の石蔵は雰囲気のあるカフェになっていて、観光だけでなく、お散歩やランチのためだけでも楽しめるようになっています。

都城島津伝承館

 伝承館では、都城島津家から寄贈された1万点を超える膨大な史料を保存、展示。歴史講座や菊花展など、年間を通してさまざまなイベントも行っています。

 企画展はこちらで開催しています。

 今年のカレンダー(外部サイト)によると夏から秋にかけて面白そうな展示が盛りだくさん!

★企画展「北郷誕生一南北朝・室町時代の都城ー」

7月29日(土)~10月1日(日)

★特別展「島津荘~平安・鎌倉期の南九州と都城〜」

10月14日(土)~11月26日(日)

関連年表
関連年表

 当時の兜が現存しているのは貴重です。

都城島津邸が所蔵する歴史史料(古文書・古記録・絵図など)の画像は一般公開されています。

 都城市は、九州南部の大名島津氏の分家都城島津家が拠点とした場所であり、島津氏関係史料が豊富に残されているようです。

一方、東京大学史料編纂所でも国宝「島津家文書」を所蔵しており、島津氏に関する史料の収集・研究に力を入れています。

こうしたことから、2017年度より、都城市の都城島津邸は、東京大学の調査・撮影に協力。

多くの資料が東京大学の歴史史料編纂所の(Hi-CAT Plus→ 外部リンク )というデータベースで見られるようになっているそうです。

 日本国内のいろいろな分野で先進的な取り組みを行なっている都城市。歴史資料のデジタル化で東京大学と提携したことによって、今まで知らなかったデータを直接閲覧できるようになってきました。こんなに身近に島津邸の資料が見られるようになっているなんて知りませんでした。

“歴史好きにはたまらない、今回の展覧会でした。”

 秋の特別企画あるようですので、また予定に入れたい思いました。

予告の資料も頂きました。

次回の展示↓

次回の特別展関連イベントの講演会は東京大学の名誉教授の五味文彦氏のお話。調べてみると著書も多数あり、わかりやすい解説をしてくれそうで楽しみです。

令和5年度都城島津伝承館特別展 「島津荘~平安・鎌倉期の南九州と都城~」

 島津荘が創出されて千年となる今年、 都城島津邸では、 島津荘をめぐる朝廷・貴族や幕府 と、南九州や都城地域との関わりを紹介する特別展を開催します。 当館所蔵の都城島津家伝 来史料及び他館所蔵の貴重な史料を展示します。

会 期 : 令和5年10月14日 (土) ~11月26日 (日)
観覧料 : 一般 400円 (300円)、大学生・高校生300円 (200円)、
      中学生以下無料 *( )内は20名以上の団体料金、
      本宅見学は小学生以上別途110円必要 金での観覧) とする。
*会期期間中、都城市立美術館特別展 「アルフォンス・ミュシャ展」 の利用半券を提示した観覧者は観覧料割引 (団体料
*11月3日 (文化の日) 及び11月23日 (島津発祥まつり)の観覧料は無料とする。

≪関連イベント≫(予告)

*詳しくはホームページや市報での案内をお待ちください。

①講演会 「島津氏と島津荘」


日時: 令和5年11月4日 (土) 13時開場 13時30分開演
会場: ウェルネス交流プラザ ムジカホール
講師 : 東京大学名誉教授 五味文彦氏

②学芸員展示解説講座


日時: 令和5年11月12日 (日) 13時30分~
場所: 都城島津伝承館展示室 ※特別展観覧券が必要です。

*①②ともに事前申込みが必要です。

お問い合わせ先:都城島津邸 Miyakonojo Shimazu Residence
住所:宮崎県都城市早鈴町18街区5号
TEL: 0986-23-2116 FAX : 0986-36-4019
ホームページ→こちら(外部リンク

地域情報発信ライター(都城市・三股町)

都城在住。都城盆地で生活している中で出会った人・もの・出来事や美味しい食べ物について主婦目線で発信しています。趣味:料理・地形図鑑賞(今昔比較)・散歩。

ベーグル犬885の最近の記事