専門マスター

  • いいね エラーが発生しました。
    時間をおいて再度お試し下さい。

「黒執事」の時代の「アフタヌーンティーセット」を、プロが再現 ~【漫画飯】~

BELCORNO

シェフ/ラテアーティスト

QRコード

スマホ版Yahoo! JAPANのフォローで最新情報をチェックしてみよう

プロのシェフが漫画・アニメ・映画に出てくる料理やスイーツを再現する「ベルコルノの漫画飯」。

ご覧頂きありがとうございます、気に入って頂けましたら、「フォロー」「いいね」をお願いします^^

普段は、特に見た目にこだわって忠実な再現を心がけている「漫画飯」ですが、今回は少し趣向を変えて、「黒執事」でちょこちょこ出てくるアフタヌーンティーの、ティーセットを本格的に作ってみようと思います。

あの、3段になっているやつです。お店で頼むと結構な値段のするやつ(笑)。

このアフタヌーンティーが始まったとされるのが、19世紀の半ば。「黒執事」が作品の舞台モデルとしている19世紀のイギリスでは、どのようなものだったのでしょうか。今回はこれをご紹介しようと思います。

アフタヌーンティーセットは、一般的に3段のものがよく知られています(もちろん、スタンドを使わず平置きにするスタイルもあります)。

これは、限られたテーブルスペースを有効に活用するためとも言われますが、個人的には、テーブルの真ん中にあるとみんなが取りやすいというのもあったんじゃないかなと思っています。3段のセットは、下から順に食べていきます。昔はマナーにこだわる人も多かったと思いますが、今はイギリス本国でも「好きなように食べたらいいよ」という人が多いとのことです。

一番下の段は、サンドイッチ。現在は色とりどりの具材が用意されていますが、「黒執事」の時代は、貴族のサンドイッチといえばキュウリのサンドイッチ。これは、キュウリのような栄養のないものにお金をかけることが出来るのが、権力と財力の証でもあったのが理由と言われます(しかも新鮮なものを入手するためには、自前の農園・使用人を有している必要がありました)。大きな口でパクつくのではなく、あくまでお上品に食べるために、出来るだけ小さめにカットすることがポイントです。

2段目はスコーン。今回は、伝統的なレシピで作成しました。日本人は「スコーンって、パサついて味がなくて、ぱっとしないよね・・・」という人が多い気がしますが、スコーン自体は本来、甘くないものです。ここに、たっぷりのジャムとクリームを乗せることではじめて完成するのがスコーン。こうすることで、紅茶の最高のお供になります。スコーンと一緒に飲む紅茶を、「クリームティー」と呼んだりもするのはこのためです。

クロテッドクリームは、昔ながらの方法ですと、絞りたての新鮮な牛乳を沸かして一晩おいて、上に固まった乳脂肪をクリームに仕上げて作ります。今回は、イギリスの紅茶メーカー、トワイニングが紹介している簡単な方法で作りました。

クロテッドクリームの有名な産地としてデボン州とコーンウォール州がありますが、スコーンにクリーム・ジャムを乗せる際、「クリームを先に乗せる」のがデボンスタイル。「ジャムを先に乗せる」のがコーンウォールスタイルです。どちらにも良さがあり、どちら派も意見を譲らず議論が尽きません。ちなみにエリザベス女王陛下は「ジャム先」とのことです。

一番上の段はお菓子(ペイストリーズ)。アフタヌーンティーは、ただのおやつではなく、貴族の(とくに女性の)社交の場でもありましたから、お話をしながら下の段から順に食べ進めていくと、最上段のお菓子に到達するまでにそれなりの時間がかかったはずです。「黒執事」の時代にはもちろん冷房などありませんから、いくら涼しいイギリスとはいえ、この皿に盛り付けるお菓子は、長時間、常温で放置しても問題のないもの(焼き菓子など)を盛り付けるのが望ましいと思います。ちなみに、黒執事2巻の表紙ではアフタヌーンティーセットが登場していますが、ここにはマカロンが沢山盛り付けられています。マカロンの起源はかなり古いので、この時代にももちろん存在しています。

==============

【 色々な「漫画飯」を再現しています。】
ご興味を持って頂けましたら、是非フォローをお願いします!

==============

【元ネタ紹介】
作品:黒執事 作:枢やな先生 発行:スクエア・エニックス
Yahooショッピングで探す… http://ur0.link/ESvT

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ベルコルノ(伊藤雄一) … ラテアートも得意とする、愛知県のイタリア料理「BELCORNO」のシェフ。ラテアート、お料理のお仕事依頼承ります。 詳細はプロフィールページをご覧下さい!

シェア

いいね

  • エラーが発生しました。
    時間をおいて再度お試し下さい。

コンテンツへの感想


専門マスターの新着コンテンツ

もっと見る

こちらのクリエイターもおすすめ

もっと見る

タグから探す

もっと見る