専門マスター

「SPY×FAMILY」(スパイファミリー)ヨルさんの南部シチューを再現してみた。

BELCORNO

シェフ/ラテアーティスト

QRコード

スマホ版Yahoo! JAPANのフォローで最新情報をチェックしてみよう

プロのシェフが漫画・アニメ・映画に出てくる料理やスイーツを再現する「ベルコルノの漫画飯」。

ご覧頂きありがとうございます、気に入って頂けましたら、「フォロー」「いいね」をお願いします^^

今回は再現する漫画飯は、アプリ「ジャンプ+(プラス)」で連載中の漫画、「SPY×FAMILY」(スパイファミリー)。遠藤達哉先生による、「夫はスパイ、妻は殺し屋、娘は超能力者」という偽装家族が巻き起こす、大人気ドタバタハートフルコメディ?です。

この24話で、妻であるヨルさんが、苦手な料理の練習を行うお話。後輩のカミラの指導のもと、料理を作るわけですが、うまくいかず・・・。

弟のユーリの提案で、母が昔作ってくれたという目玉焼きの乗ったシチューにチャレンジすることに。ヨルさんの出身地が「ニールバーグの東の方」というキーワードをもとに、カミラの「あの辺の地方だとサワークリームを足してるかも」というアドバイスで完成したのがこちらの南部シチューです。

スパイファミリーは、広くヨーロッパをモチーフに、色々なエッセンスを集めて作られています。そのため、「ここが舞台」という明確な場所があるわけではありません。

たとえば西国出身の主人公「ロイド」はイギリス系の名前。娘の「アーニャ」はおそらく東国の出身でロシア語系の名前です。アーニャが通う学校は「東国」にあるのですが、その名前「イーデン校」はイギリス系の名称です。そしてこの学校の勲章である「星(ステラ)」はラテン語又はイタリア語。また、ヨルさんの出身地は東欧っぽいなと思う一方で「ニールバーグ」は英語圏の名前、といった具合にバラバラです。

なので、原作の絵とセリフからレシピを判断していくわけですが、

① 材料として 玉ねぎ、ジャガイモ、ニンニク が最低限、使われている。
②「シチュー」である
③「パプリカパウダー」と「サワークリーム」を入れる。
④ 目玉焼きが乗っている

というヒントから判断すると、東欧のシチューである「グヤーシュ」だと思われます。

グヤーシュはハンガリーを起源として、オーストリア、チェコ、ドイツあたりに広く伝わる郷土料理です。

バリエーションも多いのですが、サワークリームを加えるレシピもあり、ドイツ南部やウィーンでは目玉焼きを乗せるレシピもあります。

ということで、グヤーシュをベースに、原作に忠実な完成図となるよう再現を試みました。ヨルさんは料理自体は苦手ですが、刃物の扱いは(仕事上)慣れているため、包丁使いは上手です。なので、材料の下処理は普通に行いますが、完成絵から判断する分では、唯一ジャガイモだけは上手に剥けていないようなので、これはある程度雑に剥きます(笑)

最大のポイントは、目玉焼きが上手く目玉になっていないこと。わざと卵黄を潰すことで、出来るだけ漫画の通りに仕上がることを目指しました。

サワークリームと卵のが、シチュー全体をまろやかに仕上げていて、とても美味しい一品です。

ごちそうさまでした!

==============

【 色々な「漫画飯」を再現しています。】

ご興味を持って頂けましたら、是非フォローをお願いします!

==============

【 元ネタ紹介 】
作品:「SPY×FAMILY」(スパイファミリー) 原作:遠藤達哉先生 / 集英社

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ベルコルノ(伊藤雄一) … ラテアートも得意とする、愛知県のイタリア料理「BELCORNO」のシェフ。ラテアート、お料理のお仕事依頼承ります。 詳細はプロフィールページをご覧下さい!

…続きを読む