4人の子育て、塾なし家庭学習。「家庭学習を進める上で大切にしていること」
保育園児から中学生まで、4人の子どもを子育て中です。上の子たちは、中2と小5。ふたりとも小学校入学のタイミングから家庭学習を始め、学習塾には通わず、ずっと家庭学習で進めています。
家庭学習を進める上で、とても大切にしていることがあります。
それは、「学習”時間”を決めないこと」。たとえば、17時から18時までは学習の時間、という風にはしないということです。
決めるべきは、「学習をスタートするタイミング」と、「その日に取り組む学習の範囲」です。例えば、小学校から帰ってきて、手洗い・うがいをし、おやつを食べて宿題をしたら、その後は必ず家庭学習をスタートする。そういう風に決めていきます。
「17時から18時の1時間は、必ず学習する」というように決めることはしません。その代わりに、算数ドリルを4ページ、国語ドリルを2ページというように、その日に取り組む学習範囲を決めます。学習に大切なのは、「集中して取り組み、予定を達成する」ことだからです。
1時間で終わるであろうと思った学習範囲が、1時間で終わらない日もあります。その日は、決めた学習範囲を可能な限りすべて取り組ませます。
逆に、1時間かかると思っていた範囲が、40分くらいで終わることもあります。その日は、20分余ったからといって、学習範囲を追加することはしません。終わった後は、自由時間とします。
もし余った20分に別の課題を追加することが続けば、本来なら40分で終えられる範囲も、「60分で終えればいい」という考え方になってしまうかもしれません。いずれにしても、早く終わらせようというモチベーションに繋がらず、やる気は下がるでしょう。
学習は、集中して取り組むことが最も大切です。何時から何時までは学習するという「時間」ではなく、「取り組む範囲」の方を決めて、学習範囲の方を優先するようにします。
家庭学習だと、学習範囲を家庭で決める必要があります。しかも、子どもの様子を見ながら調整しなければなりません。
大変なことではありますが、塾なし家庭学習を続けることができれば、家計は大きく助かります。さらに、子どもが自分自身で学習を進めていく力を毎日の暮らしの中で養うことができます。
見守り叱咤激励する大変さとは引き換えに、得られるものはとても大きいのです。
▽小学校高学年からは、手帳を使って学習計画を立てる練習も始めます
子ども4人、塾なし家庭学習。時間の使い方は「手帳」を使って練習
文・写真 ベリー
60平米賃貸マンションで4人の子供を育てるフルタイムワーキングマザー。ブログ「ベリーの暮らし」(外部リンク)を毎日更新。ラクして部屋が整う工夫を考えることが好き。教育費を抑えつつも成績上位キープを目指して、塾なし家庭学習8年目の日々などを綴っています。
Instagram: berry.kurashi(外部リンク)