Yahoo!ニュース

フルタイムワーママ、塾なし家庭学習8年目。「教えて」、「自分で調べなさい」バトルの結果

ベリーブロガー

フルタイム共働きで、保育園児から中学生まで4人の子どもを育てています。第一子が小学校に入学したタイミングで「教育費をかけ過ぎないよう、できるところまでは学習塾には行かずに自宅で進めてみよう」と始めた塾なし家庭学習は、早いもので8年目になります。

今日は、休日など、私が一緒にいる時の小5長女の家庭学習についてです。

以前、長女は勉強中に「お母さん、○○ってどういう意味?」と聞くことがよくありました。答えてあげるときもあれば、「自分で辞書で調べなさい」と答えるときもあり。そして「辞書で調べなさい」と答えたときは十中八九、長女は機嫌を損ねました。

長女の言い分としては、「それくらい教えてくれてもいいじゃない」。一方、私の言い分としては「お母さんが伝えられるのは、お母さんが把握している範囲や言葉」「正確な意味を確認した方がいいから、辞書を使って」です。

私はフルタイムで働いているので、長女の勉強は、私がいない時間に進めることが大半です。私がいない時に疑問に思ったことを調べる習慣をつけることはとても大事だと思い、私も譲れませんでした。

「教えて」、「自分で調べなさい」で幾度となく喧嘩を繰り返し、ようやく私は思い付きました。

  1. 長女が国語の問題に取り組むときは、辞書をはじめから置いておく。
  2. 私が一緒にいるときに「お母さん、○○ってどういう意味?」と言われたら、長女がいる目の前で、「はいはーい」と調べてあげる。

長女の性格を考えると、いくつか調べてあげれば気持ちが落ち着くはずで、その途中から「あとは自分で調べてね」としても、あとはきっと自分で進められるはず、と思ったのです。

これを数週間続けるうちに、思っていた以上の効果が出ました。「疑問に思ったらすぐ自分で調べた方が早い」、と長女が自ら気づいたのです。国語のときは国語辞典で調べる。辞書に留まらず、理科や社会でも、参考書を使って分からないことを自分で調べる流れに繋がりました。

長女に必要だったのは、長女が求めているときに「はいはーい」と答えてあげることで、「気持ちを落ち着かせてあげること」だったようです。

4人の子どもを育てる毎日ですが、ひとりひとり性格が違う分、学習へのアプローチも全く異なります。ひとりひとりの性格に合わせて、常に少しずつ試行錯誤。うまくいくときもあるし、その子に合わずにやり方を変える時もありますが、子どもの様子をよく見て、「その子にとっての良い方法」を今後も模索し続けていきたいと思います。

文・写真 ベリー

子ども4人、実家遠方のフルタイム共働き、60平米賃貸マンションに6人暮らし。ブログ「ベリーの暮らし」(外部リンク)を毎日更新。ラクして部屋が整う工夫、簡単にご飯を用意する方法を考えることが大好き。教育費を抑えつつも成績上位キープを目指して、塾なし家庭学習8年目の日々などを綴っています。

Instagram: berry.kurashi(外部リンク)

ブロガー

共働き&子ども4人、家庭学習9年目。家庭学習の進め方や使っているドリル、都内60㎡賃貸マンションでの6人暮らしで生み出しているラク家事・ラクごはんの工夫など、ブログやInstagramで発信しています。著書:『子供4人 共働き 賃貸60㎡で シンプル丁寧に暮らす』(すばる舎)。

ベリーの最近の記事