塾なし家庭学習8年目。小学校入学前は、「運筆」をまずチェックすること
フルタイム共働きで、保育園児から中学生まで4人の子どもを子育て中です。上の子たちが小学校に入学したタイミングから始めた家庭学習は、8年目。学習塾には通わずに、ずっと家庭学習のみで進めています。
下の子たちの家庭学習は、少し早めに保育園児からスタートしました。上の子たちの時に比べて私の仕事が忙しく、時間的・精神的余裕を考えると早めに始めた方がいいと判断したためです。
実際、次男は小学校入学前の半年前(保育園年長の夏)からスタートしましたが、このタイミングで始めて本当によかったと思っています。その理由は、「鉛筆を動かすことに慣れる時間」を持てたためです。
次男の場合、家庭学習をスタートする前に、保育園年中からひらがな、カタカナを読むことができました。保育園の友達が先に読むことができるようになり、影響を受けたのだと思います。
そのため、家庭学習は「ひらがなを書くこと」からスタートしようとしたのですが、15分くらいでやめました。ひらがなを書く以前に、思うように鉛筆が動かせなかったためです。鉛筆が動かせないと、ノートのマスの中に字が収まらない。「お手本を見て書こうね」と言っても、真似して書くこともできません。これはまず、鉛筆を動かす練習が必要だと感じました。
ひらがな練習をやめた代わりに取り組んだのは、運筆練習です。たとえば「迷路を枠からはみ出ないようにゴールする」「○から☆まで、まっすぐな線を引く」。書店に行けば、それこそたくさんの運筆練習用のドリルが売られています。楽しそうなドリルをたくさん用意して、鉛筆を持ち、思うとおりに動かす練習をたくさんしました。
勉強を楽しく進めるには、まずは鉛筆を正しく持ち、思うとおりに鉛筆を動かすことができることが大切です。思うとおりに鉛筆を動かせることで、頭の中にあるものをスムーズにノートへアプトプットできる。この流れにひっかかりがあると、なかなか前に進めません。
小学校入学前のお子さんがいらっしゃるご家庭の場合は、まずはぜひ、鉛筆の動きを見てあげてください。小学校に入る前にスムーズに動かせるようになっていれば、入学後の勉強をスムーズに進めやすいはずです。
文・写真 ベリー
子ども4人、実家遠方のフルタイム共働き、60平米賃貸マンションに6人暮らし。ブログ「ベリーの暮らし」(外部リンク)を毎日更新。教育費を抑えつつも成績上位キープを目指して、塾なし家庭学習8年目。中学1年生の1年間の教育費は約10万円。ラク家事、ラクご飯についての情報もブログやInstagramで発信しています。
Instagram: berry.kurashi(外部リンク)