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何個知ってる?観光ルートから外れた「裏」江の島スポット4選

ぼっちのazumiさんマニアックひとり旅ライター

言わずと知れた神奈川の観光名所、「江の島」。

江島神社、エスカー、サムエル・コッキング苑など、見どころは盛りだくさんですよね。

しかし、そのような観光スポットはいつも、人、人、人の大渋滞!名所を見るつもりが人の頭ばかり見ていた……なんてこともしばしばあるでしょう。

一度でいいから「混まない江の島」を体験したい……そう思った私は、「行ったことがないスポットだけを巡る」江の島観光に行ってきました。

果たしてあなたが知っている場所はあるでしょうか?江の島はいつも混んでいるから避けていたという人こそ、ぜひ見てみてください。

裏レベル:★☆☆ 江の島岩屋

まずはレベル1、初級編です。このくらいなら知っている人も多いかもしれません。「江の島岩屋」は江島神社の参道をまっすぐ抜けた先にある、江の島のルーツを感じる自然洞窟スポットです。

江の島現地の地図より、場所はこのへん
江の島現地の地図より、場所はこのへん

裏スポットと言いつつも、20分は並ぶ人気観光地でした。観光用に整備された赤い欄干の橋から、江の島の大自然あふれる岩々しい海岸を眺めて待ちます。

ここから20分待ち
ここから20分待ち

「表」の江の島からは想像のつかない大自然
「表」の江の島からは想像のつかない大自然

いよいよ
いよいよ

入場料の500円を払い、いよいよ洞窟の中へ。

洞窟内は真っ暗なので、ひとり1つ、手持ちのろうそくが渡されます。懐中電灯やヘッドライトではない、ゆらめく光は、これだけでちょっと冒険のような気分になれます。

足元のライトはあるけど、暗くて狭い
足元のライトはあるけど、暗くて狭い

背の高い人は頭をぶつけていた
背の高い人は頭をぶつけていた

この奥は行ってからのお楽しみ……!

富士山に繋がってる(かもしれない)穴や、江ノ島に伝わる龍神伝説発祥の場所など、江の島のことをより深く知ることができる神秘的なスポットです。

裏レベル:★★☆  江の島ヨットハーバー

続いてレベル2、和風な岩屋とは打って変わって、洋風で爽やかなマリンスポーツの聖地、「江の島ヨットハーバー」へ行きます。

このへん
このへん

江の島の入り口「弁天橋」を通ってから、ほとんどの人が向かう仲見世通りへの流れを遮って、左折します。

左折するだけで、かなり人が減る
左折するだけで、かなり人が減る

「江の島の人ごみがきつい!」という人、弁天橋を渡ってすぐ左折してみるのがおすすめですよ。かなり歩くのが楽になります。

しばらく歩くと、ヨットがずらり!

そして、おすすめは灯台に続く長いデッキです。

広々としたデッキから海とヨットをのんびり眺め、江の島とは思えない静かな時間を過ごすことができます。

青空と灯台。江の島に詳しくない人が見たら、「どこの写真?」と思うかもしれません。レアな映え写真が撮れるスポットでもあります。

裏レベル:★★☆  釜の口

続いてこちらもレベル2。しかし、私が「こんなところあったんだ」と一番興奮したスポットでもあります。

このへん
このへん

釜の口は、先ほどのヨットハーバーのデッキをまっすぐ行った突き当りにある場所。地図から見ても分かる通り、弁天橋~江島神社が「表」だとすると、その「真裏」といっても過言ではないような、対極に位置する場所です。

ヨットハーバーのデッキに続く道
ヨットハーバーのデッキに続く道

目の前に巨大な岩肌が見えたなあと思ったら、

まるで工事現場のような階段が現れ、下の磯に出られるようになっています。

磯遊びをする子ども、釣りをする人で賑わうけれど、「混雑」ほどではないので快適です。

また、このつるつるした岩肌、「岩棚」と呼ばれるそう。江の島が作り出した不思議な地形は歩くだけでも新鮮で面白いです。

ダイナミックな場所に立って釣りをしている人もいました。

めずらしい「岩棚」の海辺のほうばかり見てしまいますが、反対側を見てみると……

なんだこの岩壁は!!

こちらも十分にダイナミック。自然が作った大規模な岩のアートを見ることができます。立ち入り禁止区域につき、なかに入ることはできませんが、眺めているだけでも壮大な気分になれます。

子どもがいる人はぜひ、自然学習に連れて行ってほしいスポットです。

裏レベル:★★★  龍野ヶ丘自然の森

最後はレベルマックスの3!龍野ヶ丘自然の森です。江の島の中央に位置する普通の森なんですが、あまりに普通の森だからこそ、裏スポット感がすごいんです。

このへん
このへん

冒頭で紹介した岩屋から中央にある江島神社へ戻る道で、森へ続くルートを発見し、ふらっと寄り道しました。

雰囲気のある道だけど、まだまだファミリーやカップルが多くてにぎやか。しかし、たいていの人は「龍恋の鐘」というスポットを見て、Uターンしていきます。

恋愛成就のカギがびっしり
恋愛成就のカギがびっしり

裏スポットなのがこの奥。これ以上進めるのだろうか?と不安を抱きながら、恐る恐る歩きます。

細く暗い道
細く暗い道

道を抜けると、木漏れ日で木々がキラキラと照らされていた
道を抜けると、木漏れ日で木々がキラキラと照らされていた

道なりに斜面を登ると、

開けた場所が見えてきた
開けた場所が見えてきた

だれもいない広場がありました。

何もない、ただ広い
何もない、ただ広い

弁天橋はあんなにびっしり人で埋まっていたのに、こんなに閑散とした場所も江の島にあるなんて思いもしませんでした。

さやさやと風にそよぐ木々を感じながら、ベンチで昼寝ができそうな雰囲気です。海は見れないけれど、人混みに疲れてしまったときは、一番おすすめの場所です。

以上4つの「裏」江の島スポットを紹介しました。私は行ったことない場所ばかりで大変新鮮でしたが、みなさんはいかがでしたでしょうか。

「全部わかった!」「もっと裏スポットはある!」なんて思った江の島マスターもいるかもしれませんね。ぜひSNSなどで「○個わかった」とこの記事をシェアして教えてください!

マニアックなスポットへの散歩や旅に興味のある方は、ぜひフォローしてくださると嬉しいです!ではまた次の旅で。

マニアックひとり旅ライター

ひとり旅、ひとり散歩が好きなライターです。観光ガイドに乗っていないような裏スポットや、日常では通り過ぎてしまうようなニッチな場所によく出没します。「知らなかった、自分も行ってみたい」と思ってもらえるような情報をお届けします!

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