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【宝塚市】30分足らずで大収穫。新鮮野菜に癒される「夏野菜収穫体験」

ぶらっと地域情報発信ライター(宝塚市)

とれたての新鮮野菜を街中で手に入れるのは難しい…。そう思っていませんか。そんなことはありません! 山本にあるチェリー畑では、ただいま「夏野菜収穫体験」を実施中。ぶらり山本のついでに、美味しい野菜をゲットしてみませんか。

こんなところに畑が

阪急宝塚線・山本駅からほど近い国道沿いの公園を取材中に、偶然見つけた「夏野菜収穫体験」の貼り紙。「あなたが収穫 新鮮採れたて野菜」というキャッチに魅かれ、釘付けになりました。みれば畑は掲示板の裏。これは行くしかありません。さっそく体験と取材を申し込むことに。

山本新池公園の横に畑が
山本新池公園の横に畑が

当日、お話しを聞かせてくださったのは、宝塚園芸福祉協会の金岡さんと立川さんです。同協会は園芸を通じての福祉活動をされていて、「ゆうゆうガーデン」や「わくわくファーム宝塚」といったシニアや地域を対象とした畑を運営されています。今回おじゃました山本東にある「チェリー畑」は、協会の会長で園芸福祉士の金岡さん個人の畑。自然農法を実践していて、同時に小学生を対象とした野菜づくりの「楽農すくすく塾」を運営されています。

野菜を無駄にしたくない

すくすく塾の活動は月2回。そのため、すべての野菜を収穫しきることができません。食べ時を逃してしまえば野菜は処分するしかなく、それももったいない…と考えていたら、一般の方向けの収穫体験を思いついたんだそう。
ちなみにこの体験ははじめたばかりで、私が第一号の体験者でした。子どもたちが収穫する分の野菜をとっておくため、大きめ野菜を収穫してほしいとのこと。そこで野菜の選別は金岡さんにお任せすることにしました。鋏を貸していただいて、いざ畑へ。

手ごろなナスを選別していただいてます
手ごろなナスを選別していただいてます

この日は快晴で、勢いよく伸びた葉の影に野菜たちがぎっしり。選別していただいた野菜を鋏で収穫していきます。まずはナスから。

つやつや、ぱっつん
つやつや、ぱっつん

大ベテランの金岡さんの動きは無駄がなくスピーディ。鋏の扱いに慣れないうえ、取材用の写真を撮ったりしてもたついている私は、ついていくのがやっとです。

強い足取りがカッコイイ金岡さん
強い足取りがカッコイイ金岡さん

通り道の脇には見たこともないほど大きな紫蘇たちが生い茂り、緑の多さに圧倒されます。ゴーヤの葉のカーテンは陽光を遮ってくれて、涼しさを感じるほど。

ゴーヤカーテンに癒される
ゴーヤカーテンに癒される

最後は金岡さん自らモロッコえんどうを収穫してくださいました。わずか30分足らずで、大量の採れたて野菜をゲットです。

収穫した野菜を袋にいれてくださる金岡さん
収穫した野菜を袋にいれてくださる金岡さん

本日の収穫
本日の収穫

体験自体に料金はかからず、収穫した野菜の代金だけを支払います。市販のものに比べて格安でした。

食べるまでが収穫

金岡さんからは紫蘇ジュースのレシピ、立川さんからはゴーヤの佃煮のレシピをいただきました。実は立川さんからは、お手製のゴーヤの佃煮のおすそ分けも。

ゴーヤの佃煮
ゴーヤの佃煮

はじめて食べましたがゴーヤの苦みがまったくなく、とても美味しいんです。これなら日持ちもするので、たくさん収穫しても残すことなくいただけます。収穫したものをすべて食べ切る。当たり前のようですが、とても大事なことですね。家に帰ってさっそく調理です。1日目は、教えていただいたゴーヤの佃煮とキュウリの酢の物をつくりました。

キュウリの酢の物にみょうがを添えて
キュウリの酢の物にみょうがを添えて

キュウリのしゃくしゃく感がほてった体に沁みます。佃煮ではゴーヤ2本を使いました。ごはんの美味しいおともで、あっというまに消費しそうです。

2日目は野菜づくし

2日目はナスの肉みそ炒めをつくりました。さらにモロッコインゲンのオリーブオイル醤油和えとキュウリの浅漬け。トマトはそのままいただきます。

キュウリはみずみずしく、トマトは甘く、ナスはトロトロ。モロッコインゲンは大きな豆が可愛らしく、パキッとした味わいがとても美味しかったです。

手軽に楽しめて、美味しい野菜がいただける収穫体験。これからまた別の野菜の収穫もはじまるそう。園芸のまち・山本は花や植木だけでなく野菜まで楽しめるんですね。山本の奥深さを教えられた一日でした。

体験情報

「夏野菜収穫体験」
場所:チェリー畑 すくすく塾
兵庫県宝塚市山本東3丁目67番(新池公園西入口南側)
申し込み先:090-8933-7777 (金岡)
開催日時:日時と時間は相談のうえ調整します。
収穫料金:各種野菜市価より激安

地域情報発信ライター(宝塚市)

カフェ、庭園、美術館、ときどき神社。新しい出会いを求めて、カメラ片手に足の向くまま、気の向くまま。歴史のあるまち、宝塚の「いま」をお届けします。

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