築60年の古民家を改装した「Cotorie（コトリエ）」さんは、可愛い雑貨や手芸資材の購入だけでなく、教室やほっこりできるカフェまである、手芸女子の聖地のようなお店です。なんと自作の販売も可能。笑顔あふれる空間を、ちょっと覗いてみませんか。

可愛くてユニークな雑貨たち

阪急宝塚線・山本駅から東へ徒歩5分。小さな踏切の傍にあるのは、アンティーク風の水色の扉が素敵な「Cotorie（コトリエ）」さん。こちらでは、毛糸やはぎれなどの手芸資材やハンドメイド雑貨の販売を行っています。

店内は編み物からがま口、サコッシュ、ブローチなど、ありとあらゆる雑貨でいっぱい。レンタルボックスシステムで出店作家さんを常時募集していることから、バラエティに富んだ作品が並び、飽きることがありません。

東京など遠方の作家さんの作品も販売されているそう。自分だけのちいさなお店を開きたい、そんな夢を叶えてくれる場所なのです。

もちろん見るだけでもOK。どれも可愛らしく、リーズナブルなのも嬉しいところ。

今の時期にぴったりな毛糸の手袋や帽子もありました。手書きのタグですが、たとえばアクリルが何パーセント入っているか、帽子のおおよその大きさ、などがきちんと書かれていて、安心して購入することができます。

いまなら、お部屋の雰囲気をぐっと良くしてくれるドライフラワーも。

そのほか、ポーランドのうつわといった既製品も取り扱っており、雑貨好きにはたまらない品ぞろえになっています。

雑貨とともに山本の魅力を発信中

雑貨や手芸が大好きで、販売だけでなく教室やワークショップを開催できるお店にしたかったという店長の矢島 薫さん。2015年にこちらの古民家に出合って、その夢がかないました。1階でショップを経営するかたわら、2階でさまざまな教室・ワークショップを運営しています。

そして矢島さんは、山本駅界隈の小規模店舗や作家さんをつなぐ「山本おさんぽマルシェ」の発起人でもあります。参加店の店主や作家さんは、その多くが女性で、暮らしを大切にしつつ自分の夢を形にすべく行動する凛々しい方ばかり。もちろん矢島さんもその一人です。活気あるまちづくりを目指して、不定期のイベント開催や「山本おさんぽMap」の作成などを通じて、山本の魅力を発信し続けています。

カフェ経営はお客さんのリクエスト

1階の奥にあるカフェは、近隣に食事や喫茶のお店が少なく、教室帰りにくつろげるスペースが欲しいという生徒さんの要望に応えたものだそう。

メニューは、小さなお子さんや妊婦さんでもいただけるノンカフェインのドリンクが充実し、食事は生パスタやホットサンドのほか、カフェには珍しいお野菜いっぱいの焼うどんも。

テイクアウトもできるのがgoodですね。

焼うどんと悩みましたが、きのこに魅かれて「明太子ときのこの和風クリームうどんセット」をオーダー。矢島さんが自ら調理してくださいました。

クリームうどんはミルクのまろやかさとうどんのもちもち感で、パスタ料理にくらべるとやさしい味わい。ボリュームもあり、お腹いっぱいになりました。

食後はフルーツ甘酒（梅）とワッフルクッキーをいただきました。なにもかも手づくりで、なにもかもがやさしい味わい。昭和にタイムスリップしたような、ふしぎなくつろぎ感です。

笑顔の絶えない教室

最後に、デコパージュの教室を見学させていただきました。帆布のバッグやペンケースなどに、お気に入りの布や紙を貼っていくアートです。先生からも生徒さんからも様々な作品を見せていただきましたが、皆さん本当に楽しそうで、受講してみたくなりました。

つくり手さんの顔が見えるような、温もりあふれるコトリエさんのハンドメイド雑貨と笑顔の絶えない教室。またゆっくりと訪問したいです。

店舗情報

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