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奇跡の国産キャンピングカー登場!フィアットデュカトの正規輸入車をベースに内装を国内製作した「ルーム」

キャンピングカーライフモータージャーナリスト

奇跡の国産キャンピングカー登場!フィアットデュカトの正規輸入車をベースに内装を国内製作した「ルーム」の詳細動画はこちらから↓

待望のデュカトベースの国産キャンパー

こんにちは。モータージャーナリストのKです。バンベースのキャンピングカーは、「バンコン」または「バンコンバージョン」呼ばれています。日本のコーチビルダー(キャンピングカー架装メーカー)が製作するバンコンは、8割方がトヨタのハイエースをベースにしています。

これには理由があり、普通の自家用車よりも長期に渡って使われることが多いキャンピングカーは、メンテナンス性が高いことが重要だからです。

ハイエースベースのキャンピングカーであれば、機関的なメンテナンスはトヨタディーラーで受けられます。お仕事クルマとしてナンバーワンのハイエースは、パーツストックも豊富です。

しかし、これが欧州で人気のフィアット・デュカトベースだとしたら……並行輸入のモデルではメンテナンス時に困りますよね。

そのような事情があったのですが、実はこの状況がガラッと変わってきています。フィアット・プロフェッショナルが日本でデュカトの正規販売を開始したためです。

フィアットは国内コーチビルダーとも提携しています。つまり、キャンピングカーのベース車としての供給網作りに本気を出しています。国内大手コーチビルダー、RVランドはいち早くこれに対応し、本格バンコン「ルーム」をリリースしました。

ビッグなベース車ならではの内装

デュカトには複数のボディサイズがありますが、「ルーム」は全長5995ミリ、全幅2050ミリ、全高2650ミリです。ハイエースのスーパーロングよりもひと回り大きいです。

インテリアは、横向きの対面ダイネットにリヤ横向きベッドを採用。スペースを十分にとったキッチンには、90リットルの冷蔵庫や電子レンジが装備されています。

天井にはパインの木材、壁面も杉を使ってウッディな仕様でまとめられています。バンライフ風だけどハイエンド、というフィニッシュです。

本当の贅沢が楽しめる

ビッグサイズのベース車があると、どうしてもコーチビルダーは家具や装備を詰め込みがちです。ユーザーの要望が高いためですが、そこをあえて抑えめにした「ルーム」は、本当の贅沢品だと思います。一歩室内に入ると、その広さに驚きます。

さらに「ルーム」を詳しくお知りになりたい方は、冒頭のYou Tube動画をご覧になっていただけると幸いです。

モータージャーナリスト

アウトドア好きのモータージャーナリスト"K"と愉快な仲間たちが、独自取材網でキャンピングカーのスクープやインプレッション、マニアックな視点のレポートなど、キャンピングカーの話題をやわらかくアップしていきます。You Tubeもあわせてご覧になっていただけると、よりお楽しみいただけます。

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