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キャンプで一番重要な道具は「ペグ」 地味道具の頂点!ペグの選び方を詳しく解説します

C.C STYLEチャンネルファミリーキャンパー、キャンプ愛好家

みなさんこんにちは!
C.C STYLEチャンネルのちからです。

キャンプ道具の中で一番目立たない、とっても地味なキャンプ道具それは、「ペグ」。

・ペグって地味だし映えないからなんでも良い
・地面硬くて刺さらないからペグダウンやめた

見た目もただの棒で地味だし、ペグダウンは地面が硬かったら面倒臭いし疲れるし。。。
ペグってそんなに必要なの?って思ってしまいますよね。

私もキャンプを始めたばかりの頃はそう思っていましたが、経験を重ねるごとにペグの重要性がわかり今では、

「ペグは縁の下の力持ち 超重要!」

と理解しておりペグが無かったら、キャンプでは致命傷となりとても困ることになります。

と言うことで今回は、
縁の下の力持ちであるペグの基本的な話から、選び方についてこの記事で取り上げます。

ペグの必要性

 まず最初にペグの基本的なお話しを3つ紹介します。

村の鍛冶屋 ELLISSE鍛造ペグ
村の鍛冶屋 ELLISSE鍛造ペグ

①ペグってなに?
 ペグがよくわからないと言った方のためにペグってなに?と言ったところを最初に説明しておきますね。
ペグは、テントやタープ等をロープで結び、地面に固定するための「杭」です。

②ペグが無いとどうなる?
 ペグを忘れてしまった!
そんな時に何が起こるのかと言うと、ペグが無かったらテントやタープは設営できなかったり、風で飛ばされてしまい事故になったり。
テントも設営できないのでキャンプはできません。

③ペグを適切に使えていないと
 ペグダウン(*1)をする時に、
・面倒臭いからペグの長さの半分まで打ってやめた
・地面が硬くてペグが曲がってしまい使えなかった
このようにペグを適切に使うことが出来ていないと、
風が吹いた時にペグが抜けて飛んでしまい、人に当たれば大怪我をさせてしまう可能性もあるし、車のガラスに当たったらガラスが割れてしまったりなど。
大きな事故に発展する危険性があるので、ペグは適切に使用する必要があります。

これら3つのことを理解したら、ペグの重要性がわかり、ペグの選び方が気になるかなと思います。
次のパートからペグの種類や選び方について紹介をしていきます。

(*1)ペグダウン:タープやテントを設営するために、ロープにペグを通し、ハンマーで地面にペグを打ち固定すること。

ペグの種類

 一般的に知られているペグは大きく分けると3種類ほどあります。
どのような種類があるのか、メリットやデメリットについて紹介します。
(その他V型、Y型のペグやネイルペグ、プラペグなどもありますが、今回は代表的なペグを紹介します。)

<ピンペグ>
 テントにも付属してある鉄製のピンペグ。
メリット(○)デメリット(×)は以下の通りです。

テントに付属してあるピンペグ
テントに付属してあるピンペグ

○ テントなどに付属されていれば揃える必要無く楽
○ 重量は軽く値段も安価
× 強度が弱く硬い地面だと曲がる

<鍛造ペグ>
 鍛造と言う製造方法で作られている物が鍛造ペグ。
メリット(○)デメリット(×)は以下の通りです。

村の鍛冶屋 ELLISSE鍛造ペグ
村の鍛冶屋 ELLISSE鍛造ペグ

○ 強度が非常に高い
○ 硬い地面でも曲がらずに刺さる
○ 破損しづらいため長く使える
× 値段は少し高い
× 重量は重い
× 濡れているとサビやすい

<チタンペグ>
 チタン合金で作られているチタンペグ。
メリット(○)デメリット(×)は以下の通りです。

Soomloom チタンペグ
Soomloom チタンペグ

○ 強度が非常に高い
○ 硬い地面でも曲がらずに刺さる
○ 破損しづらいため長く使える
○ 重量は非常に軽い
○ サビに強い
× 値段は高い


ペグと一言で言っても色々なメリットやデメリットがあります。
これらを踏まえ、自分にはどの種類のペグが必要かなと言ったことを考えていきましょう。

ペグの長さ

 ペグは種類違いもありますが、長さ違いもあります。
どのような長さがあって、どのような用途で分けるのか?目安として紹介します。

   ペグの長さと用途例の表
   ペグの長さと用途例の表

上記にペグの長さと用途一覧の表があります。
短いペグでも大丈夫な条件としては、地質が硬くペグダウンが難しい時や、風が弱い時には短いペグでも問題ないと思います。
一方で長いペグが必要な時は、地質が柔らかくペグが抜けやすい時や、風が強い時は長いペグの方が安心です。

上記表に色々と記載していますが、ペグを揃える時にちょうど良い長さ、オススメの長さがあります。

30cm前後のペグを揃えておくと便利

短過ぎずそして長過ぎない30cm前後のペグを揃えておくと、一通りの条件で使用できて便利です。

おすすめのペグ

ペグの基本的な話と種類、長さについてここまで紹介をしてきましたが、
「色々な種類や長さがあって何がいいかわからない」
と混乱しているかと思いますので、これからペグを揃えようと考えている方におすすめのペグを紹介します。

鍛造ペグ 30cm がおすすめ!

理由について解説します。
・鍛造ペグは強度も高く地面が硬くても使える
・金額もチタンペグよりか安い
・30cmはオールマイティに使える
これら3つの理由から「鍛造ペグ 30cm」をおすすめします。
ただ一つ欠点として、重量があるので数十本揃えるとそれなりの重さになると言ったことがあります。

番外編

 今まで紹介したペグ以外に注目されているペグがあるのはご存知でしょうか?

100均ペグの実力が意外にも高かった

DAISOで購入したペグ(1本110円)
DAISOで購入したペグ(1本110円)

DAISOから発売されている鉄製ペグ。
過去に私も気になって購入し、チタンペグ、鍛造ペグと比較検証をしたことがあります。(動画は以下)
正直言って試す前は、
「100円だから簡単に曲がって折れるだろ?」
と勝手に実力を決めつけていましたが、そんなことは全くありませんでした。
強度と言う面では鍛造ペグと遜色ないレベルでした。
ただし、検証で使用した村の鍛冶屋 ELLISSE鍛造ペグより重量があるため、そこはかなり微妙かもしれません。
このペグを使う最大のメリットとしては安さです。

気になる方は、1本購入して試してみるというのもおもしろいかもしれません。

最後に

 今回の記事では、キャンプ道具の中で一番目立た無い、とっても地味なキャンプ道具「ペグ」の種類や選び方について紹介をしてきました。

ペグって地味だけど重要なキャンプ道具であり、
「縁の下の力持ち」
と冒頭で表現しましたが、この記事を読んで納得いただけたかなと思います。

この記事が、ペグ選びで悩んでいる皆さんの役に立てば私はとっても嬉しいです。

ペグについては過去に私のYouTubeチャンネルでさらに詳しく動画で解説しています。文章ではわかりにく部分も動画でご視聴いただけるとより理解が深まると思いますので、是非ご覧くださいね!

最後までご覧いただきありがとうございました!

私はYouTubeで
「キャンプ初心者のわからないを解決!」
をテーマに、キャンプの注意点・マナーやキャンプ道具の選び方を配信しています。
テントのサイズ以外のことでわからないことがあると言った方は、YouTubeの方も参考にしてみてください。

ファミリーキャンパー、キャンプ愛好家

ファミリーキャンパーで3児の父親。自身がキャンプを始めた時にわからない事が沢山あり失敗の連続。そこから学んだ経験や知識を活かし、YouTubeでは「キャンプ初心者のわからないを解決!」をテーマに、キャンプ初心者に向けたルールやマナー、ギアの選び方についてわかりやすく解説をしています。1人でも多くのキャンプ初心者の役に立つ情報を今後も発信していきます。

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