Yahoo!ニュース

夏のキャンプは初心者にはオススメできない!  暑い以外の7つの理由とは

C.C STYLEチャンネルファミリーキャンパー、キャンプ愛好家

お盆休みにキャンプデビューだ!
楽しみでワクワクするなー!!

と夏にキャンプデビューをするキャンプ初心者の方に、申し訳ないですがお伝えしておきたいことがあります。

夏のキャンプデビューはオススメできません

なんて意地悪なこと言うんだ!
と怒ってしまったらごめんなさい。
でも、楽しいキャンプデビューの思い出を作って欲しいと思っているので、本音でお話しをさせてください。

今回の記事では、なぜ夏のキャンプは初心者にオススメできないのか?
7つの理由についてお伝えしていきます。

これからキャンプデビューでワクワクしている方は必見です。
この記事の裏を返せば、「夏の暑さ対策」と今から紹介する”オススメできない7つの理由”がクリアできれば、きっと楽しいキャンプになると思います。

日焼け対策必須

夏に撮った雲と太陽
夏に撮った雲と太陽

夏は暑さの次に思い浮かぶのが「日焼け」だと思います。
夏のキャンプでも、日焼け対策は必須です。

度の過ぎた日焼けは肌の火傷です。

ヒリヒリを通り越して、肌が水脹れになってしまったり、洋服を着ることが困難になる場合もあります。

キャンプでは常に屋外で過ごすため、日焼け止めのクリームを塗るとか、帽子を被る、長袖を一枚羽織るなどの日焼け対策をするようにしましょう。
日焼けをし過ぎて、せっかくのキャンプが楽しく無くなってしまった。。。
とならないために日焼け対策は忘れないようにしましょう。

朝早く夜遅い

夏キャンプの早朝5:00(@朝霧ジャンボリー)
夏キャンプの早朝5:00(@朝霧ジャンボリー)

夏の朝は早く、夜は遅いです。
一見良いことのように思えますが、実はそうでもないんですよ?

家で寝ているのとは違い、夏のキャンプでは朝4時半ごろから明るくなり始めます。
そうなったらどうなるのかと言うと、テントの中もバッチリ明るくなり、眠くても自然と目が覚めてしまい、寝られなくなってしまいます。

また、夏の夜は日没までが遅いです。
そうなると、自然と夕食後ものんびりして、お酒を飲んで今日の思い出を振り返って話が盛り上がり・・・

夜寝たと思ったらすぐに太陽が昇ってきて明るくなる。

夏キャンプでの睡眠不足は地獄です。

キャンプに慣れていない初心者の頃は、二日目の朝は疲れが溜まり、楽しいキャンプではなく「疲れるキャンプ」へとなってしまうので注意が必要です。

虫が多過ぎる

夏はとにかく虫が多いです。
蚊はもちろん。
ブヨ、アブ、バッタ、頭の周りをくるくる回るアイツ。

虫嫌いの方には最悪な季節です。

キャンプでは屋外での生活なので、虫除け対策は必須です。
蚊取り線香はずっと焚いたままで、虫除けスプレーをしたり、長ズボンを履いておいたりなど。

色々と対策はしますがそれでも虫に刺されます。
100%刺されない方法は屋外ではほぼ無いと思いますので、キャンプ中の痒い、痛いはある程度覚悟をする必要が出てきます。

もしも毒虫に刺された場合などは、ポイズンリムーバーでの毒抜き、消毒などの対処も必要で、放置すると悪化したり、痒い痛いが酷くなるので注意をしてください。

汗っかきにはキツ過ぎる

私はみなさんの想像以上の汗っかきです。
よく、「溶けてきてない?」と言われるほど汗が滴り落ちます。
夏キャンプでは、汗っかきの方は特に注意が必要です。

汗拭きタオルが足りません。

夏のキャンプ、汗っかきにはかなりキツいです。
私は、汗拭き用のフェイスタオルを常に持ち歩いているのですが、キャンプの時は1時間経たずして汗まみれになってしまい、フェイスタオルを交換します。

もちろん、替えのTシャツも5枚ほど持っていきます。
熱中症には気をつけないといけないので、飲み物も飲みますが全部汗で出てきます。

夏のキャンプは汗を拭くのに忙しくて、設営も普段より時間がかかり、心の底からキャンプを楽しめているか?と言うと微妙かも知れません…

想定以上の渋滞の発生

お盆の季節はどこへ行くにも渋滞だらけです。
もちろん、キャンプへ行く道中も例外ではありません。
自宅を出る時間を間違えると、キャンプ場へ着くのが確実に遅くなります。

渋滞にハマってキャンプ場に着くのが大幅に遅れる。

そんなトラブルも珍しくはありません。
我が家は夏にキャンプへ行く場合は、通常の出発時刻の2時間前くらいに出発し、キャンプ場近くの道の駅や観光名所でのんびりできる余裕を持てるように、到着時刻を逆算しています。

流石にこれは早過ぎるかな?
そう思う時間に出発しても、渋滞が始まりだしていたりするので、寝坊には注意が必要です。

焚火が楽しめない

夏キャンプでの焚火はちょっと我慢
夏キャンプでの焚火はちょっと我慢

キャンプでの醍醐味の焚火。
言いたいこと、みなさんわかりますよね?

夏のキャンプでの焚火は修行のように暑い。

本当なら、揺らめく炎を眺めて、薪のはぜる音を聞いて癒されるのが焚火の楽しさですが、夏キャンプではそうはいきません。

気温が高く暑い中に、更に炎の熱気で追い討ちを自ら掛けていくので、暑過ぎます。

焚火を存分に楽しみたいなら、夏ではないと言ったことは言わずとも理解できると思います…

食材の保管に気を抜けない

暑さ対策の次に本当に注意をしないといけないこと。
それは、食材の適切な保管です。

クーラーボックスに氷をたくさん入れておいたから安心!
と言う油断は禁物です。

どんなに氷を入れたって、クーラーボックスの使い方が適切じゃないと氷はすぐに溶けるし、性能が良いクーラーボックスじゃないと、半日程度で氷の追加が必要になります。

朝氷を入れて、昼に一度状態の確認をして、もしも氷が溶けているのであれば大至急新しい氷を追加して冷やすようにしましょう。
また、夜寝る前も油断をせず、食品の状態を確認して、適切な状態で保管できるように心がける必要があります。

言い忘れていた超重要な8個目

ここまで7つ紹介しましたが、とても大切なことを言い忘れていました。
8個目の大切なこと。

ゲリラ豪雨対策。

正直、これは対処のしようがありません。
ゲリラ豪雨に合わないようにすることなんて、予想ができず難しいですよね。
ですが、

「ゲリラ豪雨で事故に合わないようにすること」

は対策としてできます。

①キャンプ日が雨だとわかり不安ならキャンセルする。
②天気予報をまめにチェック。雨雲の状況を確認する。
③雨が降ってきた場合、川や崖からすぐに離れる。
④雷雨の場合は車や管理棟に避難し高い木から離れる。
⑤身の危険を感じたら即撤退する。
⑥これくらいなら大丈夫!の考え方は絶対にしない。

キャンプは自然の中で遊ばせてもらっています。
自然相手には決して敵いません。

楽しいキャンプで、ゲリラ豪雨にあった場合や合いそうな場合。
今お伝えした①〜⑥を覚えておくようにしましょう。

初めての夏キャンプでゲリラ豪雨に遭うかもしれません。
そうなった時はパニックにならず、冷静に判断ができるよう、事前に対処を考えておくようにしましょう。

まとめ

夏のキャンプは初心者にオススメできない理由を7つ+1の紹介をしましたが、どんな理由があったか覚えていますでしょうか?
最後にもう一度確認をしておきましょう。

①日焼け対策が必須
②朝早く夜遅いので寝不足に要注意
③虫が多いので虫除け対策が必須
④汗っかきさんは十分なタオル、着替えが必須
⑤渋滞を考慮し出発時刻を逆算して余裕を持つ
⑥キャンプの醍醐味の焚火が十分に楽しみづらい
⑦食材保管は適切に行う
⑧ゲリラ豪雨で事故に合わないための心得6つ

これら8つプラス、「暑さ対策」・「熱中症対策」が必要になるのが夏キャンプです。
これを聞いて、キャンプが楽しめそうでしょうか?

冒頭でもお話しをしましたが、これらがクリアできれば夏キャンプでも安心して楽しめる!
と言ったことになります。

もしも夏キャンプデビューをする方がいましたら、デビューに向けて、これらの対策をすることをオススメします。

初めてのキャンプは想像以上に疲れます。
そんな中で、これらのような対策、準備が必要になってきますので、完ペキじゃなくてもある程度の準備、心構えはしておいてくださいね!

皆さんが、楽しいキャンプの思い出をたくさん作れるように、役に立つ情報を発信できるよう、これからも頑張ります!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ファミリーキャンパー、キャンプ愛好家

ファミリーキャンパーで3児の父親。自身がキャンプを始めた時にわからない事が沢山あり失敗の連続。そこから学んだ経験や知識を活かし、YouTubeでは「キャンプ初心者のわからないを解決!」をテーマに、キャンプ初心者に向けたルールやマナー、ギアの選び方についてわかりやすく解説をしています。1人でも多くのキャンプ初心者の役に立つ情報を今後も発信していきます。

C.C STYLEチャンネルの最近の記事