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ファミリーキャンプで子供を絶対に守るために気を付けるべき9個のこと

C.C STYLEチャンネルファミリーキャンパー、キャンプ愛好家

こんにちは、ちからです。私はファミリーキャンプを初めて5年になる三姉妹の父親です。ファミリーキャンプだけでなく、私と娘たちだけで行く父子キャンプも何度も経験をしていますが、「一番大切ことは子供達の安全を確保した上で、キャンプを楽しませること」です。子供を連れてのキャンプではこれが一番重要です。

「子供の安全確保はわかるけど、何に気を付ければいいの?」

と思いますよね。今回の記事では、キャンプでの子供の安全確保はどうするのか?キャンプで特に危険と言ったポイント9個についての紹介と対策をお伝えしますので、ファミリーキャンプや、父子キャンプ、母子キャンプへ行きたいという方の参考になればと思います。

子供を守るためのポイント9個

キャンプでは様々な危険やリスクがあります。その中でも、我が家が特に注意していて、絶対に気を付けるべきと言う「子供を守るためのポイント9個」について紹介をしていきます。

1、迷子は命の危険がある

ファミリーキャンプでお散歩している写真
ファミリーキャンプでお散歩している写真

 一番気を付けないといけないことは迷子です。

特に木が多いキャンプ場では本当に気を付けましょう。少しの木の影でも子供の姿が見えにくくなります。また子供からすると景色はほぼ同じで、自分のテントがどこにあるかも分かりにくいです。子供を遊ばせるときは、目を離さずに一緒に遊ぶようにしましょう。

また、遊ばせる時だけではなく、トイレや手を洗いに行く時も迷子になる危険性があります。

以前、サイトからトイレまで直線距離20mほどだったので、私がサイトの入り口からしっかりと監視した状態で、長女と次女2人でトイレへ行かせたことがあります。トイレから帰ってきたとき、自分のサイトを素通りして行ったので、「ここだよ!」と呼び止めました。私はサイトの入り口で見守っており、通り過ぎたのも見ていましたが、わざとかな?と思うくらい見向きもしませんでした。

ほんのすぐそこ、トイレからもサイトが見えていると言う距離でしたが、子供曰く「わからなかった!もっと向こうだと思った!」と言っていました。全く周りも見えていないし、覚えていない、景色も同じように見えるようで、監視していなければ本当に迷子になっていたと言う怖いお話です。

大人と子供では距離感や時間の感覚、記憶力が全く違います。大人がほんのすぐそこだとしても、子供にはすぐそこでは無かったり、すぐそこなのに遠く考えていたり。迷子になったら命取りと言う事を忘れずに、キャンプをしている時は、大切なお子さんを見守る様にしておきましょう。

2、ガイロープ・ペグ

ガイロープにペグを打つ次女
ガイロープにペグを打つ次女

 キャンプでは普段の生活では絶対にない状況が普通です。家の周りにロープを張り巡らせている状況ありますか?ないですよね?

しかし、キャンプではそれが普通なんです。何のことかと言うと、ガイロープです。そしてロープとセットで危険なのがペグです。

普段の生活で家の周りにロープを張り巡らすことはないので、ロープがあると言うことを忘れてしまい、足を引っ掛けて必ず転びます。これは子供だけではなく、大人も必ず引っ掛かって転んでしまいます。引っ掛かるととても痛いし、怖いですよね。

大人でも痛いと言うことは、子供ならもっと痛いと思います。また身長の低い子供の場合だと、ロープが引っ掛かる位置が首に引っ掛かると言う場合もありますので、本当に気を付けましょう。

また、ロープに引っ掛かって転んだその先にはペグがあります。ペグは細くて硬いので、運悪く転んだ先にペグがあると想像以上のケガをしてしまうこともありますので、これらには本当に気を付けましょう。

対策としてはロープにガーランドを取り付けて目立つようにしたり、光るライトを付けて夜でも見えるようにしたりしておけば引っ掛かることを防げると思います。

我が家ではガーランドともう一つ対策をしています。その対策は、ロープの近くを通らないようにボックスを置いたりしてします。

そうすることで、ロープ、ペグの近くを通れなくなるため、引っ掛からなくて済みます。

三女との夏キャンプ ガーランドを付けて引っ掛り防止&可愛らしいサイトにしてみた
三女との夏キャンプ ガーランドを付けて引っ掛り防止&可愛らしいサイトにしてみた

3、ケガ、病気

 子供を連れてのキャンプで不安なのはケガ、病気をした時の対応ですよね。キャンプへ行く時には救急セットを準備して持って行くようにしましょう。我が家でも一応持っており、消毒や絆創膏、体温計、熱さまシート、ポイズンリムーバーなどを入れています。

ケガについては色々ありますが、擦り傷や小さな切り傷であり、血がすぐに止まる程度ならまだ良いですが、擦り傷や切り傷でも血が止まらなかったり、骨折したと言うときはキャンプをしている場合ではなく、すぐに近隣の病院で処置をしてもらうようにしましょう。また病気の場合、発熱や嘔吐の時も近隣の病院へ行くか、帰宅すると言った判断が必要です。

この時に、キャンプ場の近くの病院はどこにあるのか?すぐにわかるように事前に調べておけば慌てずに済むので、キャンプ場の予約と同時に把握をしておくようにしましょう。

4、車

三女と私の車 夏キャンプでの一コマ
三女と私の車 夏キャンプでの一コマ

 キャンプ場は見通しがとても悪い場合があります。また見通しが良くても、特にフリーサイトで見かけるのが、良い場所を探すため、周りをキョロキョロして運転し、探す事に気を取られて、歩行者が目に入っていないと言った場合があります。

また、砂煙りを巻き上げて速い速度で走って行く車や、対向車、歩行者を無視して通過してしまう車も居ますので、キャンプ場内を歩くときは小さなお子さんは特に気を付けるようにしましょう。轢かれたり、ぶつかったりするともちろんと事故に繋がってしまいます。

楽しいキャンプでそうはならないように、キャンプ場内を歩く時は道路と同じで、飛び出しや通路で遊ぶと行った事をしないように、特に小さなお子さんは手を繋いで歩くなど、保護者がしっかりみてあげて下さい。

5、崖などから落ちる

 特に山の中にあるキャンプ場は、道のすぐ横が崖だったり、高い段差になっていることがあります。車が来るからと端を歩かせて、崖や高い段差に気が付かずに落ちて怪我をしてしまう。と言ったことの無いように注意をしましょう。

好奇心旺盛な子は、ちょっと高い段差や崖があると登ってみたり、飛び降りて遊んでみたくなります。私も小さい頃は近所の山へ冒険しに勝手に入って行き、10m程の崖を登って遊んだり、飛び降りたりして遊んでいて、母親からとんでもなく叱られたのを今でも覚えています。今振り返るとかなり危険な行為をしていましたね。

子供には危ないと言うことなんかより、「やってみたい!」「気になる!」が勝ってしまいます。怪我をしてから危なかったんだなと気が付くと言うこともありますが、キャンプでは近くに病院がなかったり、すぐに処置ができない場合が多いかと思いますので、怪我をする前に保護者が危険な遊びを止められるかが重要です。子供から目を離さずに、危険な行為をしそうになっていた、していたら怪我をする前に止めてあげましょう。

6、石や棒を投げる

 たまーに見かけるのが、石を投げて遊んでいるお子さん。これはキャンプでなくても止めるべき危険な遊びです。河原で水切りをして遊ぶのであれば、周囲に注意して遊べばいいと思いますが、キャンプ場内での石投げは本当に危険です。

投げた石が人に当たってしまったり、車に当たってしまってガラスが割れるなんてこともあるかも知れません。また、木の棒や枝を振り回して遊んでいたり、それらも投げていたりと言うこともありますが、これらは本当に危ないのですぐにやめさせて下さいね。

ちなみに我が家の場合、石を持った瞬間に「ストップ!」と声を掛けて何するの?と聞き一度行動を止めるようにしています。これはキャンプ以外でもそうしています。投げようとしていれば危ないこと、人を怪我させる危険があることを説明しますし、投げないで遊ぼうとしている場合でも、絶対に投げてはいけないと言うことを伝えています。

石を投げて遊ぶ水切りをする場合、まずは周囲の人から大きく距離をとり、投げる人が先頭に行くようにルールを説明して、順番でやらせます。もちろん、順番待ちの場合も距離を取って、もしも石が飛んできても当たらない距離にいるか、私がガードできる場所に居させます。

自由には遊ばせたいものの、人を怪我させたり、物を壊したりすることは絶対に無いように、注意をして見守ると良いかと思います。

7、虫刺され

 痒くなるだけの虫刺されならまだ良いですが、蜂やムカデ、毛虫のように刺されたら危険、毒のある虫には十分に注意をしておきましょう。虫刺されの対策はとても簡単で、市販の虫除けスプレーを、一定時間ごとに洋服に噴霧しておくのが手っ取り早く効果的です。

また、サイトには蚊取り線香を焚いておくことで、ある程度の虫刺されは回避できます。

しかし、子供の場合は毒のある虫を興味本意で自分から触れてしまう場合も少なくはありません。その虫に毒があると言うことがわからず、虫が気になったがために自ら触りに行って起こる虫刺されについては、どんなに虫除けスプレーなどをしても意味はありません。虫探しをする場合、毛虫やムカデなどを触らないように注意をしてあげることが大切かなと思います。

8、暑さ、寒さ

 夏には暑さ、冬には寒さに注意が必要です。特にファミリーキャンプなどで小さなお子さんを連れて行く場合は注意が必要です。

最近の夏は一昔前では考えられないほどの酷暑となり、時には命の危険なほどの猛烈な暑さになります。そのような時にキャンプをする場合は、暑さ対策の準備をして行き、熱中症や脱水症状にならないように水分補給、休憩をこまめにとるようにしておきましょう。

そして、冬に必要なのは万全な寒さ対策です。冬に行くキャンプは想像以上の寒さとなります。寒さについても最悪の場合は命の危険がありますので、寒さ対策を万全にして行くようにしましょう。

私の個人的な感覚ですが、夏キャンプより冬キャンプの方が数倍ハードルが高いです。寒さ対策にしてもある程度の知識や経験、キャンプ道具が必要になりますし、その他の季節には無い注意点があります。

キャンプに慣れていないキャンプ初心者の方については、冬以外でキャンプの経験を積み、ある程度慣れてから冬キャンプに挑むようにしてみて下さい。

9、水遊び

夏の父子キャンプでプールに入る三女
夏の父子キャンプでプールに入る三女

 夏キャンプ特有の注意点になりますが、子供を連れてのキャンプでの水遊びには注意をしましょう。まず、川や海で遊ぶときはライフジャケット、川遊び用、磯遊び用のシューズ、日焼け対策でラッシュガード、帽子などを着させるようにしておきましょう。

川は夏でも水温が低く、身体への負担も大きいので注意が必要です。遊んでいる時も子供の健康状態には気を配っておきましょう。また、急な深みや岩に生えている苔で足を滑らして転倒、頭を打つことなども考えられますので注意が必要です。

海では高波、離岸流と言った危険があります。どちらで遊ぶにしても、保護者はしっかりと子供に寄り添って注意をし、溺れたり、流されたりしないようにしましょう。

また共通して言えることは、遊泳禁止エリアではどんな理由があったとしても遊ばないこと。もしも川遊び、海水浴をするときは、そのエリアは遊泳禁止エリアではないか?をしっかり確認をして遊ばせるようにして下さい。

以上、全部で9個の危険、リスクについて紹介をしました。キャンプでは様々な危険があり、子供を守れるのはキャンプに一緒に来ている大人、特に保護者です。キャンプにはいろいろな危険やリスクがありますので、そのようなことを頭に入れて、どこまで許容するかを慎重に見極める必要があります。

子供に辛い思いをさせないように、今回紹介したポイントは最低限意識して、対策を考えてからキャンプへ行くようにしてみて下さい。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
お子さんと行くキャンプが、最高の思い出となりますように!

それでは、楽しいキャンプを!

ファミリーキャンパー、キャンプ愛好家

ファミリーキャンパーで3児の父親。自身がキャンプを始めた時にわからない事が沢山あり失敗の連続。そこから学んだ経験や知識を活かし、YouTubeでは「キャンプ初心者のわからないを解決!」をテーマに、キャンプ初心者に向けたルールやマナー、ギアの選び方についてわかりやすく解説をしています。1人でも多くのキャンプ初心者の役に立つ情報を今後も発信していきます。

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