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待ちに待った!「鈴木敏夫とジブリ展」 横須賀美術館にて開催。見どころは?!/横須賀市

ちゃちゃWebライター(横須賀市)
©2022 Hayao Miyazaki/Toshio Suzuki

横須賀再発見、ちゃちゃです。ついに、全国7か所を巡ってきた「鈴木敏夫とジブリ展」が3月20日より横須賀美術館で開催!

『千と千尋の神隠し』『もののけ姫』『となりのトトロ』など世界を代表する数々のアニメーションを手掛けてきたスタジオジブリの名プロデューサー・鈴木敏夫氏。幼少期から出会った書籍や映画作品の展示、スタジオジブリの誕生秘話、映画の企画・宣伝の裏側などを6つの章に分けて紹介される展示となっています。

鈴木氏が、幼少期からどんなものにどのように影響を受け、自身の思考術へと繋げていったのか、そして鈴木氏の仕事術やスタジオジブリ映画の裏側などを時系列で詳しく紹介されています。

今回は「鈴木敏夫とジブリ展」のみどころを詳しくご紹介します!

鈴木敏夫とジブリ展

横須賀美術館「海の広場」で行われたセレモニー

湯婆婆とカオナシも参加した内覧会セレモニー。鈴木敏夫氏からのビデオメッセージも公開されました!

鈴木氏は、横須賀美術館にも展示がある『谷内六郎』さんの大ファンでカレンダーも毎年愛用されているそうです。そして、なんと鈴木氏が東京に来て最初にお付き合いされた方が『六浦』の方だった!という秘密のお話も。(会場からもおぉ!と感嘆の声があがりました。)初代ジブリ社長 徳間康快氏が生まれ育った街が横須賀だったそうで、様々な縁あるこの横須賀で「鈴木敏夫とジブリ展」が開催されることがすごく嬉しい。とコメントされていました。

「鈴木敏夫とジブリ展」みどころをご紹介!

入口では素敵な暖簾がお出迎え。こちらから展示室に入っていきます。

今までいた日常とこれから体験する展示の世界へつながるような空間を抜け、展示室へ入っていきます。

展示会は、6つの章から構成されています。今回はその中からピックアップしご紹介します!

第1章『四畳半の原風景』〜少年時代の思い出〜 

鈴木氏の少年時代の過ごし方や時代背景、影響を受けた漫画から小説・映画まで貴重な資料が展示されています。幼少の頃の「当時の鈴木家の四畳半 再現」も必見です!

第3章アニメージュへの道〜雑誌記者・編集者として〜

日本初のアニメーション専門誌「アニメージュ」の中心メンバーとして加わった鈴木氏。アニメージュ時代も詳しく展示されています。

アニメージュ時代の鈴木氏のたくさんのアイディアや貴重な自筆の展示など見応えもたくさん。自身の仕事の勉強にもなりました。

アニメージュ時代の「人材活用・育成法」などに関した手書きの資料。仕事にも役立ちそうなヒントが詰まっています。

第4章時代を読む眼〜ジブリとメガヒットはこうして生まれた〜

貴重な作品資料や作品の誕生秘話など、ジブリファンにはたまらない章。もうひとつのジブリ作品をみているかのような気持ちになれます。

ジブリ映画ならではの普通のプロデュースとはひと味違う「鈴木流プロデュース」。心に響く言葉で紹介されています。

たくんさんの手書きのメモやレポートから紐解くジブリならではの映画製作も必見。

「ジブリに企画会議はない」というのも驚きました!

『もののけ姫』のコピーがどのようにして生まれたのか、たくさんの手書きの資料から解説されています。このようなコーナーが会場のあちこにあり、時間がいくらあっても足りないくらい。

タイトル、コピー、ビジュアルの三位一体で考えられた映画のポスター。一度は目にしたことのあるポスターを、また違う視点でみることができる貴重なコーナー。

書体にも細部までこだわり、心に響くポスターがどう作られていったのかがわかります。

こんなことも?!と思うプロデューサーの仕事も。手書きの『「紅の豚」ロケハン工程表』など興味津々。

ジブリの『新聞広告』が一挙に見れるコーナー。時代とともに宣伝媒体が移り変わる中、『新聞広告』にこだわってきたそうです。

第5章 プロデューサーからクリエイターへ〜書家、作家としての活動〜

プロデューサー・編集者・クリエイターとたくさんの顔を持つ鈴木氏。その中で書家、クリエイターとしての鈴木氏の作品が展示されています。

第6章 鈴木敏夫の本棚〜蔵書8800冊を一挙公開〜

今回の展覧会の見どころのひとつが鈴木氏の隠れ家・れんが屋をモチーフにした8,800冊の本が並ぶ部屋。部屋の真ん中にはカオナシが静かに読書中です。本好きにはたまらない空間!

この部屋の他にも10,000作品が並ぶ映画コーナもあります。

本当に鈴木氏の『脳内の世界』を探検しているよう!鈴木氏のインプットの多さに圧倒されつつ、ここだけでも一日中いれるような空間でした。

フォトスポット

トトロ達がお出迎えしてくれ、一緒に撮影できるスポットも!

湯婆婆と銭婆の"開運・恋愛"おみくじ

3mある巨大な湯婆婆と銭婆のおみくじ。迫力満点です!湯婆婆は恋愛運、銭婆は開運のおみくじ。まず、どちらのおみくじを引くか選びます。

口の中から湯札を引きます。なんだかドキドキしますね!

引いた番号をこちらの棚の引き出しから一枚取り出します。

鈴木氏の「言葉の魔法」が詰まったおみくじ。大凶でしたが、大凶を吹き飛ばす心に響く言葉が詰まっていました!

大人気のお土産コーナー

お土産コーナーにはここでしか買えない限定品も販売。やはりお土産コーナーは外せませんね!

クラブハリエのバームクーヘンが『鈴木敏夫とジブリ展 限定パッケージ』としてトトロのパッケージで販売。手土産にも喜ばれそうです。

展示会を観たあとの心と身体にぴったりなチョコレート『イモリの黒焼き チョコレート』!

『千と千尋』の世界に浸りながらぜひ食べてみてくださいね。

『カオナシクツシタ』履かずに飾っておきたい可愛さです!

混み合っていてグッズが見れない・買えないときは『来場者限定のオンラインショップ』もあります。来場者限定で公開されているパスコードを会場で確認してみてくださいね。

*詳しくはこちら

展示からお土産まで見応えたっぷりの「鈴木敏夫とジブリ展」!日常ではなかなか感じられないたくさんの良い刺激を受けました。

「鈴木敏夫とジブリ展」に行ってみよう!

鈴木氏の少年時代からジブリ誕生秘話、手書きの企画書や試行錯誤した様子が見て取れる資料など、ジブリファンはもちろん、ジブリファンでなくても楽しめ、まるでパワースポットのように良い刺激を受けられる「鈴木敏夫とジブリ展」。

鈴木氏の仕事術には、仕事をする上でのヒントや感銘を受け、とても勉強にもなりました。

そして、横須賀が誇る『横須賀美術館』は「建築界のノーベル賞」と言われるプリツカー賞を受賞された山本理顕氏の代表作

ぜひ、横須賀美術館で開催される「鈴木敏夫とジブリ展」を訪ねてみてくださいね!

©2022 Hayao Miyazaki/Toshio Suzuki ©Toshio Suzuki ©Studio Ghibli

基本情報
会期:2024年3月20日(水祝)-6月18日(火)
会場:横須賀美術館(横須賀市鴨居4-1)
休館日:4月1日(月)、5月13日(月)、6月3日(月)
観覧時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)
*ただし4/27(土)-5/6(月休)は10:00-20:00(入館は19:30まで)
チケット:2000円/事前予約制(日時指定)
詳しくは公式サイトよりご確認ください。

Webライター(横須賀市)

グルメを中心としたWebライター。海と自然に囲まれた横須賀の魅力や美味しいをお届けします。在住10年以上ですがまだまだ新米市民。みなさんと一緒に横須賀を盛り上げていきたいです!横須賀での古民家運営を目指して修行中。スパイス好き。

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