ミシュランガイドの選出するラーメン店は、常にいろいろな意見が飛び交います。各都市の一番人気店が必ずしも掲出されるわけでもなく、なんなのこのお店？というお店が掲出されることも。

ちなみに、京都のミシュラン2024は例年の前年秋の発表ではなく、2024年の4月との発表がありました。

今回は、ミシュランさん、Good Job！と感じた、開店以来評価を上げ続けている、2022年創業のお店です。

ミシュラン京都 2023 ラーメン部門ビブグルマン　麦の夜明け

ロケーションが、丹波口駅から約1.4kmと、観光客には馴染みのないエリアで、地元の方向けのお店です。

正直実力が伴わないのに、突然ミシュランに掲出され、お客様が一気に押し寄せる。オペレーション的にも質的にも期待に添えず、WEB 評価がさらに下がり、2年後には閉店、、、といったお店を全国で多々見てきました。

麦の夜明けさんも、開店してあっという間のミシュラン店。正直、不安な気持ちで訪問したのを覚えています。

勝手に推測する、ミシュランの選定基準は、

① 本物のオリジナリティ（人気やWEB 評価関係なし）

② 海外からの旅行者にとっての心地良さと、存在意義

③ コネとレギュラー化している選出店の系列であること

麦の夜明けさんに関しては、京都という保守的であり激戦のラーメンマーケットにおいて、完全に①の条件をクリアしております。

いただいたのは、帆立と山椒の中華そば。

山椒と、これだけ本気で向き合った経験は初めて！

山椒といえば、鰻。鰻といえば山椒、もちろんラーメン店でたまに見かける事はあっても、「美味しい山椒、おいしくない山椒」など、考えたこともなかったです。

このスープで、山椒に対する概念が変わりました。

そして、この麺。全くもって、京都らしくない！

スープ、麺ともにミシュラン基準である、オリジナリティをしっかり、いや遥かに基準を超えたレベルで提供してます。

東北地方や、京都というマーケットはラーメンの新規参入には本当に難しいと思いますが、この一杯は、明らかに保守勢力をブレイクスルーできるポテンシャルを備えています。京都のBEST10ランキングに入ってくるのが、楽しみなお店。

ミシュランガイド京都2023 ラーメン全7店ランキング

このランキングは、食べログ、ラーメンデータベース、Retty、Googleの評価指数および口コミ数（累計数、増加数、増加率）を変数として、アルゴリズム解析した結果をWRP(Web Reputation Point)として算出しています。

店舗を訪問し、食事をもとにした主観的な質的評価ではなく、各サイト上での所有スコアの量的評価であり、客観100、主観ゼロのランキングです。