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【入園後の登園イヤイヤ期】入園後に起きる子どもの不調3つそんな我が子への克服法

ちあき先生保育士/webクリエイター

子育てに奮闘中の全国のママさん、今日も子育てお疲れ様です。

保育士歴18年目、ママさんの子育てがちょっぴり楽になる方法を発信をしているちあき先生です。

入園式に心踊らせ、プレ入園ではニコニコ笑顔だった我が子。いい園生活がスタートできそう!と安心しているのも束の間・・・。入園式当日大号泣、入園式翌日から大号泣、今までの笑顔は一体なんだったの?!そして、今は大丈夫でもGW後から突如大号泣し始める子もいます。

そんな我が子を見て〝入園するのが早すぎたのでは・・?〟〝私の子育てが間違ってるのかしら・・〟〝どうしたらいいの?〟と不安を持ってしまうママさんが多いのが現状です。

ハッキリ言わせてください。

大丈夫です!どんな子も最後はニコニコ笑顔で登園するようになります。泣いてしまうのは、成長に必要なステップをちゃーんと歩んでる証拠!〝私の子育てが間違ってるのかしら・・〟なんて絶対思わないでくださいね。

今回は、そんなママさんに

・楽しみに入った保育園なのになんで泣いてしまうのか?
・この状況いつまで続く?
・入園後に起きる子どもの不調3つ
・不調の子どもにどう対処したらいいのか?

を解説します。この記事を読み終わってる頃には、きっと明日から笑顔で送り出してあげられるはずなのでぜひ、最後までご覧ください。

入園後の登園イヤイヤ期はなぜ起きる?

入園後の登園イヤイヤ期はなぜ起きてしまうのでしょうか?

大きく、次の理由が挙げられます。

1、単なるママが恋しいから
2、不安が大きいから

順番に解説します。

1、単なるママが恋しいから

生まれてから今まで、ずっとママと一緒に居た子は、ママがいることが当たり前ですよね。

安心できる絶対的な存在がいないのは、やっぱり寂しいですし、恋しくなってしまいます。

また、ママと違う人の区別ができるようになってきているサインでもあるので、母子の愛着形成がしっかりと築けている証拠でもあります。

2、不安が大きいから

先ほどの〝単なるママが恋しい〟という理由にも通じることですが、安心できる絶対的な存在がずっと近くにいた環境から、知ってる人がいないどころか場所もわからない新天地へ急にきたわけですから、そりゃ不安が大きいですよね。

私たち大人も学生時代を振りかえってみると、新学期が始まるときは楽しみ半分、不安半分でしたよね。新しい場所へ就職するときもドキドキ不安だったのではないでしょうか?

私たちは、何かあれば言葉で伝え、自分で対処できる力を持っていますが、まだ生まれて数年しか経っていない子どもたちが不安になるのは当たり前です。

自分の気持ちがうまく伝えられない、困ったことがあったときは誰に言っていいかも分からない・・イヤイヤむしろ何もわからん・・みたいな漠然とした不安を持っています。

入園後の登園イヤイヤ期はいつまで続く?

こんな状況はいつまで続くのか?と言うと、お子さんによってそれぞれという答えになります。しかし、なんとなくこれくらいには落ち着くよという目安がありますので、年齢別にご紹介します。

2〜3歳:入園後4ヶ月くらいまで
3〜4歳:入園後3ヶ月くらいまで 
5歳:入園後1ヶ月くらいまで

これはあくまで目安です。お子さんによって様々なので、この期間にイヤイヤ期がおさまらなかったとしてもどうぞ焦らないでくださいね。

入園後に起きる子どもの不調2つ

入園後には、子どもの身体に色々な不調が出始めます。穏やかな性格の子が暴力的になったりすることもありますし普段は何でも自分でできるのに出来なくなったりします。〝普段の状態ではなくなる〟ということが起きますが、代表的なものが以下の2つです。

赤ちゃん返り

わがままを言ったり甘えたがるようになります。日頃何でも自分でできる子も〝ママやって、食べさせて、着替えさせて〟と言ってきたり、抱っこをせがむようになったり、ママから離れられなくなる子もいます。

おもらし/夜泣きが増える

おもらしや夜泣きが増えるのもよくある特徴です。慣れない環境で出会ったばかりの先生やお友達と過ごすことに不安やストレスを感じているため、小さいながらも日中は気を張っています。

一時的な症状なので、ぜひ気長に見守ってあげてほしいと思います。

泣いてる子どもにどう対処したらいい?

では、登園を嫌がる我が子にどんな対処をしたらいいのでしょうか?

最後に効果のあった具体的な方法をご紹介していきます。

・十分に甘えさせる
・子どもが安心できるおまじないを一緒に決める
・とにかく保育園は楽しい場所だということを話す
・ポジティブに笑顔で送り出す

十分に甘えさせる

泣いてしまったり不安に感じるのは、慣れない新天地で頑張った証!

それをまずは受け止めてあげましょう。バブバブさせてあげましょう。

ここで「もう保育園に行くようになったんだから甘えないの!」「一人でやらなきゃダメ!」というような突き放してしまうことを言ったら逆効果!登園拒否がどんどん長引きます。

ここでしっかりと甘えさせてあげたほうが早く独り立ちできるようになりますので、子どもが満足するまで〝ママ、もう大丈夫です笑〟と言われるくらいまで存分に甘えさせてあげましょう。

子どもが安心できるおまじないを一緒に決める

お子さんが安心できる区切りがつけられるようなおまじないみたいなものを一緒に決めましょう。怪我をした時の〝痛いの痛いのとんでけ〜〜〜〟みたいなあんなやつです。おまじないは、不思議なのですがとても効果があります。

〝朝は必ずママとハグをしてから行ってきますをする〟や〝お迎えは何時と決める〟のもいいですね。お子さんが納得できるものであれば、なんでも構いません。一緒に決めてみましょう。

とにかく保育園は楽しい場所だということを話す

〝保育園は楽しい場所〟ということを子どもに持ってもらうことも大事です。

お友達がいっぱいいるところ、おもちゃがいっぱいある楽しい場所。何か困ったことがあったら先生が助けてくれるから大丈夫。

「保育園ってね、すっごく楽しい場所なんだよ!!!そんな素敵な場所に行けてうらやましいなぁーーー!」とママ自身がそのような話をすることで、子どもも同じ認識を持てるようになります。

ポジティブに笑顔で送り出す

保育園はとても楽しい場所なんです。今は泣いているかもしれませんが、どこかのタイミングで子どもたちもそのことに気づき、楽しく通えるようになります。だから、そうなることを今から先取りしてイメージして、「いってらっしゃいー!」とお子さんをポジティブに笑顔で送り出してあげましょう。

まとめ

冒頭にもお伝えしましたが、今泣いていようと朝全く着替えようとしない状態でも大丈夫です!どんな子も最後はニコニコ笑顔で登園するようになります。

泣いてる我が子を見てそんな状況になることは、今はイメージできないかもしれませんが、みんなそうなれるんです。

登園拒否で泣いてる我が子を見れるのも今だけ。

そんな日に戻りたくても戻れない日が、やがてやってきます。だから、不安や焦りなども含めて今のこの大切な瞬間をどうぞ楽しんでくださいね!

今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

保育士/webクリエイター

フィンランド好き保育士。素敵に見えるあのママも、悩み事なんてまるで無さそうなあの人も、実はみんなみんな子育てで悩んでいます。そんな毎日子育てを奮闘しているママさんたちが、少しでも肩の力が抜けて、笑顔になって、一歩踏み出せますように、、、という想いを込めて、ママさんひとりひとりの気持ちに寄り添う、、、まるでラブレターのような記事をお届けします。記事の内容は、保育士18年の経験、日々受けている子育て相談からの気付き、そして、子育てで絶賛お悩み中のママへのインタビュー、などを予定しています。

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