【目黒区】2021年は屋台もずらり! 大鳥神社「酉の市」熊手守りで開運招福&火の用心
11月といえばやっぱり酉(とり)の市! 日本武尊(ヤマトタケルノミコト)を主祭神としてお祀りしている神社で毎年行われている行事です。
2021年は11月9日(火)・21日(日)の二の酉まで、今回は一の酉に行ってきました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で人出や屋台のにぎわいはどんなだろうと心配したのですが、無事開催。
目黒通り沿いに屋台が立ち並び、感染対策に気を付けながらも酉の市ならでは光景が戻ってきたように思いました。
目黒区民は舌が肥えてるからでしょうか。屋台の焼き鳥はお値段もそれなりでしたが、最高においしかったです。
一通りどんな屋台がでているのかチェックしましたが、全部違うものを扱っており、酉の市に欠かせない切山椒も出ていました。
酉の市の起源は、日本武尊が東征(北関東から東北地方での戦い)平定を祝い、松の木に熊手を立てかけて、神社にお礼参りをしたのが11月の酉の日だったことが神事の由来といわれています。
そしてもう一つは、日本武尊が熊手を使って火を防いだことから、火難除けの神様という側面も。目黒大鳥神社では江戸消防記念会が酉の市に参拝祈願・木遣りを奉納しています。
酉の日が三の酉まである年は火事が多いので注意、といわれるのも江戸時代の防火意識向上に一役買っていたのかもしれませんね。
酉の市では熊手の形をした開運招福を願い、熊手に稲穂を飾ったお守りが特別に授与されます。こちらのお守り、縁起物の熊手に差して飾れるようになっているのもポイント!
我が家狭いので一番小さいサイズを授与していただきました。今年は年始のおみくじから末吉。
その後、お参りするたびにおみくじをひきましたが、小吉と末吉の間をずっとふらふらする1年でした。これできっと福を“かきこんで”上昇できるはず!
また、趣味の古代史で日本武尊の正体を推理する講座を受けてものすごく感動したので、大鳥神社にお参りし、ご縁が結べたのもささやかな幸せ(?)です。
酉の市の縁起物熊手は毎年少しずつ大きくする。というのは知っていましたが、購入するときに値切り交渉するのがお約束というのは知りませんでした。
値切った分はご祝儀として売り手に渡すのが“粋”というのはいかにも江戸っ子らしいスタイル。目の前で商談成立し、手締めや火打石で切火を打つのを初めて間近で見ましたが、華やいだ気分をお裾分けいただきました。
二の酉は日曜日なので、一の酉より多くの人出が見込まれます。特に夕方からはいつも混雑するようなので、感染対策に気を付けながら神社のにぎわいを楽しんでくださいね。
【酉の市情報】
大鳥神社(目黒最古の祈願所)
2021年酉の市
●一の酉:11月9日(火)8時~22時
●二の酉:11月21日(日)8時~22時
※2021年は二の酉までです。