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【目黒区】地域の活性化と防災に一役、目黒川船入場はお花見にもおすすめ

Chikuwa

地域ニュースサイト号外NETライター(東京都目黒区)

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中目黒駅から約7分、山手通りと駒沢通りが交わる中目黒立体交差を少し超えた、目黒川沿いにある目黒川船入場(ふないりば)。亀がのんびり甲羅干しをする姿やいろいろな野鳥が訪れるなど、都会のど真ん中というのを忘れてしまうほど、のんびりとした時間が流れています。

目黒船入場の風景
目黒船入場の風景

実は目黒川船入場には、治水を目的とした地下箱式調節池が作られており、その上は広場や公園として整備。キッチンカーの移動販売やフリーマーケット開催など、さまざまなイベントが行われています。

直近では、2022年3月19日(土)・20日(日)の2日間限定で「ナカメ サステナブルパーク」を開催予定。ちょうど桜が開花する時期であり、サステナブルクラフトビール「蔵前BLACK」「蔵前WHITE」が発売される予定なので楽しみですね。

今回は目黒川船入場の歴史や役割などをお伝えしつつ、お花見スポットとして人気のポイントなどもご紹介していきます。

船発着場として整備・利用されていた「目黒川船入場」、現在は目黒川の治水を担う重要なスポット

多くの支流が集まる目黒川周辺はたびたび洪水に見舞われてきた目黒川(参照元:目黒区ホームページより)。このため、大正時代に治水目的とともに船が運航できる運河にする計画が立てられ、1937年(昭和12年)に完成しました。

目黒川が水運として使われていたなんて驚きです。目黒船入場はかつて船の発着場として利用されていたということなんですね。

よく見ると、川の中に規則正しく並ぶ石が見えます。この石は水の流れを整える仕組みがあるそう。水上運送の衰退とともにその役割を終え、今では水鳥や亀が憩う、癒しの風景が広がっているというわけです。

運河として整えた際に、真っすぐな流れに整えられた目黒川。しかしその後も大雨が降ると、度々洪水を起こすことがありました。

そこで東京都が目黒川船入場に洪水調整池を設置。大雨が降り、高水位を超えると自動的に調節池へ水が流れ込む仕組みを護岸に設けました。

目黒川船入場は都内で最初に整備された地下箱式調節池だそうで、1990年(平成2年)に完成し、1991年(平成3年)から供用開始。その後、2016年(平成28年)までの間に9回の流入実績があるそうです。

目黒船入場にあった「川の資料館」は2012年に閉館

目黒区川の資料館
目黒区川の資料館

目黒川船入場の上に整備された公園には、レンガ造りのレトロな建物がありました。こちらは、川に関する資料などを集めた「川の資料館」だったようですが、2012年4月1日(日)に閉館しています。

資料館では調節池の模型が展示され、治水の仕組みがわかりやすく紹介されていた様子。資料館からの桜の眺めも素晴らしかったようで、お花見の隠れた穴場だったのかもしれません。

「目黒川船入場」を目黒区が公園として整備、広場はイベント会場にも活用中

目黒船入場公園
目黒船入場公園

目黒川船入場・調節池の上は公園・広場として目黒区が整備。「川の資料館」同様、レンガや石を使用した広場は景観が統一され、落ち着いた雰囲気です。

目黒川の方へ降りていく階段
目黒川の方へ降りていく階段

広場から川へと降りる階段が設けられており、所々に休憩できるベンチなども置かれています。

階段を降りたところ
階段を降りたところ

階段を降りたところはまた広場になっており、水が流れる壁がありました。夏は涼しく過ごせそうです。

戦前はホタルが飛び交う清流だったという目黒川。染物屋が色鮮やかな友禅流しをする風景が広がっていたといいます。いまの中目黒しか知らない世代には、ちょっと想像がつきませんね。

都市化が進み、排水路として水質汚染が進んでしまった目黒川。その後、清流復活事業が行われ、新宿区落合にある落合水再生センターできちんと処理をして、排水するという努力がされたため、今の姿を取り戻したと看板に書かれています。

最近では水流が増えており、鮎の稚魚が放流されたりしているようです。2018年には目黒区の主催で「いきもの発見隊」を開催。目黒川で鮎を捕獲したとあります。

目黒川船入場はカワセミやシラサギ、アオサギなど生き物が暮らす水辺として、お散歩を楽しむ方から愛されているスポットとなっています。

キッチンカーの出店やイベント会場として「目黒川船入場」を活用中

キッチンカーが出店中の目黒船入場
キッチンカーが出店中の目黒船入場

目黒川船入場の広場を使って、地域コミュニティ活性化を目指す取り組みが2021年11月からスタート。河川管理者である東京都から占用主体として河川空間のオープン化の特例による占用許可を目黒区が受けています。

目黒区は(一社)中目黒駅周辺地区エリアマネジメント(NAM)と使用契約を結び、フリーマーケット開催やキッチンカーの出店を企画するなど、さまざまな取り組みを実施中。

私が訪れた際も地元飲食店等によるキッチンカーが出店しており、ランチのテイクアウトに訪れている方を見かけました。

(一社)中目黒駅周辺地区エリアマネジメント(NAM)は、中目黒駅周辺地区街づくり協議会(住区住民会議・町会・商店会・公募区民などで構成)を母体として発足した「なかめスタイル」に基づくまちづくり活動を行う会社。

目黒区と連携しながら、住みやすく活気のある魅力的な街づくりに取り組んでいます。

目黒川船入場へのキッチンカー出店は、コロナ禍で営業に苦しむ地元飲食店支援を目的に、テイクアウト販売支援を行うために企画されたものです。また、地元飲食店のキッチンカーでは、新型コロナウイルス感染症対策・医療従事者支援のための募金活動も実施していました。

目黒船入場で3月19日(土)・20日(日)に「ナカメ サステナブルパーク」開催!

目黒船入場でアサヒユウアス株式会社と(一社)ナカメエリアマネジメント、JFEスチール株式会社などと共同で期間限定のイベント「ナカメ サステナブルパーク」が開催されます!

今回のイベントはお花見時期に大量に発生する「使い捨て容器ごみ」問題について何かアクションできないか、というところから企画されもの。サステナブルについてもっと興味・関心をもらうのが狙いです。

イベントで提供されるサステナブルクラフトビールは、廃棄される予定だったコーヒー豆やパンの耳を使用して醸造された「蔵前BLACK」と「蔵前WHITE」の2種類。当日は鉄製のリサイクルカップ「ECOFEEL CUP」で提供予定です。

また、リユースできるエコカップ「森のタンブラー」の販売もあります。目黒川の桜もほころびつつあるので、イベント当日はお花見気分でおいしいビールが飲めそうですね。

【目黒船入場概要】
目黒船入場
住所:東京都目黒区中目黒1‐11‐18

【イベント概要】
ナカメ サステナブルパーク
開催期間:2022年3月19日(土)・20日(日)
開催場所:目黒船入場

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