【目黒区】料金は3種類とシンプル、中目黒「アントニック」で月の隕石を漬け込んだジントニックを注文!
中目黒にある「アントニック」は、2020年10月にオープンした日本で初めてのジントニック専門店です。最近では国産のクラフトジンが次々と登場するなど、注目を集めていますね。
ジンは世界的にみてもカクテルベースによく使われているお酒の一つ。世界4大スピリッツであり、種類が豊富にあります。
私はジンといえば、ボンベイ・ドライジンやビーフィーター、タンカレーぐらいしか知りませんでした。今回、「アントニック」を訪れてジンだけでこんなに種類があるのかとびっくりです。
コロナ禍でカクテルづくりにハマった友人のリクエストにお応えし、3名で「アントニック」を訪問してきました。
リーズナブルなお値段でジンの飲み比べもできる「アントニック」
「アントニック」はジンだけで120種類以上のジンを常時取り揃えているとのこと。さすがにこれだけあると、何を基準にどう選んだらいいかわかりません。
そこで2022年1月から、3,500円(税込)で90分、ジンの飲み比べし放題という「Taste&Find」という太っ腹メニューをスタートさせています。
私たちが訪れた際も、この飲み比べし放題はいかがですかとお店の方から声をかけていただいたのですが、みんな自宅まで無事にたどり着ける自信がないので、今回は注文しませんでした。
「アントニック」のジントニックは3種類の値段、メニューが掲載されているInstagramで選んで注文
「アントニック」では「ジントニック」のみの提供で、値段は税込で「800円」「1,000円」「1,200」円の3種類だけ、チャージ(席)料不要と非常にシンプルでわかりやすいのが特徴です。
また、お店の公式Instagramとは別に、メニュー専門のInstagramがあります。気になるジンを見つけたら、画像をクリックすると詳しい説明が書いてあるという仕組み。
初めてお店を訪れた方でも気軽にジントニックの世界が楽しめますね。
訪問した日のイチオシは「MOON(ムーン)」というベルギーのジンでした。ボタニカル(ジュニパーベリー、レモンピール、オレンジピール、ペッパー、リコリス、ローズマリーなど)と一緒に月の隕石(NWA 8277 Lunar)を漬け込み、蒸留したスペシャルなクラフトジンとあります。
同行者の1人がさっそく注文!
神秘的なパワーを与えられた特別なジンという気がします。
ジュニパーベリー他のスパイシーなトーンと、オレンジやレモンのフルーティな香り、リコリスの甘味。香りはどちらかといえば強い方でしょうか。
月旅行気分が味わえそうな一杯ですね。
カクテルづくりにハマってる友人はスコットランドの「ヘンドリックス」をチョイス
カクテルづくりにハマっている友人は、さすがにジンのことにも詳しい。Instagramのメニューを見ながら、いろいろ解説してくれました。
本人はウイスキーの名品グレンフィディックを製造するウィリアムグラント&サンズ社が手がけたスコットランドのジン「ヘンドリックス」をチョイス。
カーターヘッドスチルとベネットスチルという2つの単式蒸溜器を使い、11種類のボタニカルを漬け込み、蒸溜、ブレンドするという一般的なジンとは異なる独自製法でつくられているそうです。
ブルガリアローズのエキスとキュウリのエキスをブレンドし、華やなフローラルさとフレッシュ感が効いた唯一無二の味わいだそう。なかなかツウ好みなチョイスです。
私は広島のクラフトジン「桜尾 ネーブルオレンジ」を注文
私は「桜尾 ネーブルオレンジ」を1杯目に注文。「桜尾」は広島県廿日市市桜尾にある蒸留所、株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリーが作っている国産クラフトジンです。
「桜尾 ネーブルオレンジ」は、広島産のレモンや柚子など14種類のボタニカルに、広島県産ネーブルオレンジのフレッシュな甘みをプラスしたジンリキュール。
ジン初心者の方でも飲みやすい味にまとまっています。ジュニパーベリーや黒文字、木の芽、シソ、山葵など、和の素材もたくさん使われており、日本人の舌に心地よく響く、なじみのある香りが楽しめました。
2杯目に突入、1人はノンアルコールジンで守りに入りました
「MOON(ムーン)」を頼んだ友人は、埼玉の所沢まで帰るということでノンアルコールジンを注文。濃縮したハーブウォーターのような味わいで、アルコールを含むジン以上に豊潤な香りを楽しめたといっていました。
確かにジンの特徴は「ジュニパーベリー」を使うことなので、アルコール分がなければハーブウォーターそのものですね。
カクテルづくりにハマっている友人の2杯目は京都のクラフトジン「季の美(きのび)」。
日本で初めて、ジン専門の京都蒸溜所がつくった国産クラフトジンです。英国と京都の伝統を融合させたジン。お米からつくるライススピリッツに玉露や柚子、檜、山椒など和のエッセンスを加え、唯一無二の味わいを実現しています。
通常はすべてのボタニカルをまとめて蒸溜するのですが、季の美は11種類のボタニカルを特性に応じて、ベース(礎)・シトラス(柑)・ティー(茶)・スパイス(辛)・フルーティ&フローラル(芳)・ハーバル(凛)の6つのカテゴリーに分類。それぞれ別々に蒸溜した後でブレンドするそうです。
そして私が2杯目に頼んだのが、フランスの「NOUAISON GIN RESERVE(ノエゾンジン レゼルバ)」です。
100%葡萄スピリッツベースに、ボタニカルとニュアンス付けにサンダルウッドやベチバー(イネ科のハーブで香水などの保留剤としてよく使われる)を使ってあるとあります。
サンダルウッドもベチバーも、アロマテラピーではよく使います。いったいどんな味になるのか興味津々です。
6ヶ月間コニャック樽で熟成したという複雑な味わい。思ったよりもフルーティで飲みやすく、追いかけるようにウッディなトーンが追いかけてきます。なかなか新鮮でした。
「アントニック」がお隣に新しいバー「ビープ ボトルキーププレイス」を6月12日(日)にオープン
通常のバーは、お店の中がよく見えないので入りにくいと感じることがよくあります。また、常連さんが多いというイメージで、初めてだとちょっと気後れすることも。
「アントニック」はガラス張りの路面店で中の様子がよくわかります。席もカウンター席だけではなく、テーブル席やスタンド席があり、開放的な雰囲気。
メニューはジントニックのみでお値段も3種類と大変シンプル。ノンアルコールのジンもあるので、アルコールが苦手という方でも仲間とわいわい楽しめそうです。
そして2022年6月12日(日)、「アントニック」のお隣に今度はコニャックブランデー、ウイスキー、ラム、テキーラなどの蒸留酒のみを扱い、ボトルキープできるお店「ビープ ボトルキーププレイス」をオープンさせました。
こちらのお店も1杯の値段、ボトル価格、それぞれ3種類のみ。ただし、ボトルキープ分の注文時には来店ごとに氷代・割材代としてチャージ料金1人1,000円(税込)がかかるそうです。
メニューはInstagramででじっくりチェックできるそうなので、今日は何を飲もうか考えてから来店するのもアリですね。
次回はお隣の「ビープ ボトルキーププレス」にも訪問してみたいと思います。
【店舗概要】
The World Gin&Tonic「Antonic(アントニック)」
営業時間:平日17時~23時、土日祝13時~23時、水曜定休
住所:東京都目黒区東山1-9-13
問合せ先:03-6303-1729
BEEP /Bottle Keep Place(ビープ ボトルキーププレイス)
営業時間:18時~24時、水曜定休
住所:東京都目黒区東山1-9-13
問合せ先:070-8381-8591