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【目黒区】自由が丘「玉川屋」のおむすびが6月4日(土)で販売終了。地元から惜しむ声があがっています

Chikuwa地域ニュースサイト号外NETライター(東京都目黒区)

自由が丘駅前広場を含む周辺地区(自由が丘駅前西及び北地区及び自由が丘一丁目29番地区)が、交通環境や防災性の向上を図るために再開発が予定されています。

写真向かって左側が再開発予定エリア
写真向かって左側が再開発予定エリア

2022年9月に権利変換計画認可、11月に明け渡し、除却工事着工が予定されているため、計画にかかるエリアのお店が次々と閉店・移転。

閉店・移転するお店が相次ぐ再開発エリア
閉店・移転するお店が相次ぐ再開発エリア

1928年(昭和3年)創業の「玉川精米店」も計画地にかかるため、移転が予定されています。それに先行しておむすびの販売を2022年6月4日(土)で終了

私を含め、地元からは残念がる声がたくさんあがっていました。

早朝から手作りおむすびを販売してきた「玉川屋」

「玉川屋」は産地、品種、栽培方法など厳選したお米を取りそろえて販売する精米店。持ち込み玄米も精米を引き受けてくれ、地元から長く愛され続けてきたお店です。

現在の店主さんは3代目。先代のお父様がおむすび販売を始めたのが1979年(昭和54年)からだそう。

通勤や通学をする人、街の人たちに「玉川屋」のおいしいお米と家庭の味を提供し続けてきたようです。私も何度かランチでいきましたが、お昼にはほとんど売れてしまっていることが多かったと記憶しています。

ワンハンドで気軽に食べられるおむすびは、リモートワークの味方

コロナ禍でリモートワークとなり、そのまま在宅勤務を続けている人は少なくないはず。お昼ご飯を毎日作るのはかなり大変です。

私もずっと在宅勤務なので、お昼は時短で食べられるカップ麺や冷凍食品でしのいでいます。

コンビニのおにぎりもおいしいのですが、時には家庭的な味が恋しくなる時も。そんな日は「玉川屋」のおむすびを買いに行っていました。

ひかり街にあるお弁当屋さん「味よし」
ひかり街にあるお弁当屋さん「味よし」

自由が丘にはコスパ最高のお弁当屋さん「味よし」や「玉川屋」の並びにある「七(しち)むすび」があり、和食を食べたい時に大変重宝しています。

「七むすび」
「七むすび」

お米屋さんが精米したてのお米でつくる「玉川屋」のおむすびがおいしくないわけがありません。しかも、「玉川屋」のおむすびは1個150円(税込)で購入でき(2021年3月までは130円だった)、お財布にも優しいところも魅力的でした。

「玉川屋」のおむすびと大学芋
「玉川屋」のおむすびと大学芋

ふっくらとしつつも噛み応えのあるお米としっかり詰まった具材、たっぷりと巻かれた海苔。コンビニのおにぎりもずいぶんおいしくなりましたが、手作りの味にはやっぱり敵いません。

防災という観点からも再開発はいたしかないと思いますが、見慣れた景色が一変してしまうのは寂しい限り。

玉川屋ではお米の販売、精米は行っているとのことなので、移転までは今まで通りの営業です。

【店舗概要】
玉川屋
営業時間:9時~19時、日曜定休
※年始、GW、お盆時期に連休あり
住所:東京都目黒区自由が丘1-29-18
問合せ先:03-3718-5361

地域ニュースサイト号外NETライター(東京都目黒区)

コピーライターからWebライターへ転身。アロマセラピスト・整体師としても時々活動しています。趣味はカンフー(八卦掌・長拳)と古代史。目黒区の魅力やおもしろいところを発信していきます。取り上げて欲しい目黒の穴場や情報もぜひお寄せください!

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