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【目黒区】おいしさのヒミツはあんこと寒天にあり、高級あんみつ専門店「豆金」が自由が丘にオープン

Chikuwa地域ニュースサイト号外NETライター(東京都目黒区)

自由が丘駅南口、マリクレール通り沿いにあった和栗モンブラン専門店「栗歩(くりほ)」が2022年6月30日(木)で閉店。その跡地に、高級あんみつ専門店「豆金(まめきん)」が7月22日(金)にオープンしました!

ちなみに「栗歩」は姉妹店の「いもこ」と統合、同じ自由が丘駅北口に8月13日(土)に移転オープンが決まっています。

「豆金」オープンに先駆け、7月20日(水)にレセプションを開催。ご招待いただいたので、さっそくおじゃまし、こだわりのあんみつをいただいてきました!

「豆金」の店内は落ち着いたシンプルな内装

「豆金」の入口を入ると、右手奥が厨房で二人掛けのテーブル席が6卓(12席)あります。

木を使った内装は「和」を感じさせつつもシンプルでモダンな印象のインテリアです。目を引くのは「信州の深層天然水 氷」とかかれたディスプレイ。

オーナーである中山英一さんにうかがったところ、長野県飯田市にある創業120余年の老舗製氷メーカー「宮下製氷冷蔵株式会社」と縁がつながり、夏場に提供するかき氷用の氷をお取り引きすることになったそうです。

こちらの氷を選んだ決めては「あんこが引き立つおいしさ」だったと中山さん。

中山さんはともかくあんこ(小豆)が大好きで、このおいしさや魅力をより多くの方に発信したいという思いで「豆金」をオープンさせたという経緯があります。

「豆金」のすべてのメニューに、中山さんの「小豆愛」が貫かれている、というわけですね。

あんこが主役のあんみつ専門店「豆金」、提供するあんこはなんと4種類!

7月16日(土)にお店の前を通った際、オープンを告知する外看板が置かれ、「小豆へのこだわり」として、良質な豆を使用した数種のあんが楽しめる「あんみつ専門店です」と書かれていました。

オープンを告知する外看板
オープンを告知する外看板

レセプションの際、メニューをチェックすると、以下4種類のあんこを使ったあんみつがラインナップされていました。

  1. 和栗餡あんみつ:和栗を練りこんだ自家製こしあん
  2. あんみつ:あずきを硬めに練り上げたこしあん
  3. 黒豆餡あんみつ:黒豆100%丸大豆しょうゆ仕上げの粒あん
  4. 藻塩餡あんみつ:瀬戸の「海人の藻塩」で仕上げた粒あん

「小豆へのこだわり」
良質な豆を使用した数種のあん。
あんの風味・色・食感によりあんみつの味わいが変化します。
厳選した「あんこ」をお楽しみください。

とメニューには書かれています。

あんこのおいしさは、小豆そのものの良さはもちろんのこと、製法や味付けが勝負と中山さん。「豆金」ではいかに小豆のポテンシャルを引き出すかに注力しているそうです。

特に珍しいのは黒豆を100%使ったあんこでしょうか。お正月などでよく食べられる黒豆ですが、こちらを極うまとろみ丸大豆しょうゆとてんさい糖を使い、奥行きとコクのある味わいに仕上げているとのこと。

また、藻塩あんは北海道十勝産の小豆をてんさい糖で炊き上げ、「海人の藻塩(あまびとのもしお)」を練りこんでいます。「海人の藻塩」は、瀬戸内海の海水と海藻・ホンダワラから作られた塩。

ミネラルをバランスよく含み、口あたりはたいへんまろやかで旨味があるそうです。小豆本来の味わいをよく引き立たせ、小豆の食感も楽しめる粒あんタイプ。

いろんな角度からあんこの魅力を楽しめるラインナップになっていますね。

今後は季節ごとに旬を感じるあんこ、例えば春ならさくらあんなども登場させたいと中山さん。お店を再訪する楽しみが増えますね。

数量限定に弱い私は「和栗餡あんみつ」をいただきました

和栗餡あんみつ
和栗餡あんみつ

和栗を小豆あんに練りこんであるという「和栗餡あんみつ」を注文。メニューに書かれていた「二十食限定」の文字に目がくらんでしまいました。

あんこはやや茶色ががっています。同行人は「白玉クリームあんみつ」を注文。

白玉クリームあんみつ
白玉クリームあんみつ

上の写真、よく見るとプチトマトとラディッシュがトッピングされているのがわかりますでしょうか。このお野菜をあんみつにトッピングしている、というのが「豆金」ならではのオリジナル。

飾り切りされたラディッシュはなんとお漬物にしてありました。酸味や塩味、甘味がバランスよくまとまっていて新鮮です。

この後、あんみつを食べ進めていく途中でいただくと、またあんこの甘さや風味がくっきりと浮かび上がります。あんこをともかくおいしく食べて欲しいという中山さんの熱い思いが伝わってきました。

あんこだけではない「豆金」のこだわり、寒天のおいしさにも注目

実は「豆金」のあんみつ、こだわっているのはあんこだけではありません。あんみつに欠かせない寒天も「生寒天」を使うという徹底ぶりです。

寒天はもともと12月~2月の厳冬期に製造されてきましたが、1年中食べられるようにするために寒天液を凍結・溶解を繰り返した後、乾燥させるという行程を機械化。シーズンオフは乾燥させた寒天を水でもどして使われるのが一般的です。

「生寒天」は、原藻(天草)を煮て抽出液を固めたものをそのまま使用するそうで特有の食感と香りが残されています。確かに乾燥させたものを戻して使った場合とでは、かなり味わいや弾力が違いました。

「豆金」では、最初に「あんこと寒天を食べてから、黒蜜をかけて食べる」のを推奨しています。

あんこのおいしさと寒天のおいしさ、双方にこだわりがあるからこそのおすすめの食べ方。正直、寒天だけでもすごくおいしかったです。

同行者はアイスクリームと一緒に寒天を食べるのも楽しんでいました。

今まで食べたことのない食感。あまりにも寒天がおいしかったので、少し残して黒蜜だけをかけて食べました。

寒天そのものがおいしいので、何をしてもおいしい。こちらもぜひ試してほしいと思います。

皆さんもぜひ「小豆愛」をぜひ「豆金」で感じてみてはいかがでしょうか。ちなみに夏はかき氷も提供していますが、冬はぜんざいやお汁粉も登場するそうです。

これもまた楽しみですね!

【店舗概要】
豆金(まめきん)
営業時間:11時~18時(LO.17時30分)、無休
住所:東京都目黒区自由が丘1-9-6 オハナビル 2F
問合せ先:03-6459-5535

地域ニュースサイト号外NETライター(東京都目黒区)

コピーライターからWebライターへ転身。アロマセラピスト・整体師としても時々活動しています。趣味はカンフー(八卦掌・長拳)と古代史。目黒区の魅力やおもしろいところを発信していきます。取り上げて欲しい目黒の穴場や情報もぜひお寄せください!

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