Yahoo!ニュース

【目黒区】「ブルースターバーガー 中目黒店」が7月31日(日)で閉店、安くておいしかったのに残念!

Chikuwa地域ニュースサイト号外NETライター(東京都目黒区)

東急東横線・中目黒駅から徒歩約3分、山手通り沿いにある「ブルースターバーガー 中目黒店」が、2022年7月31日(日)で閉店となってしまいました。

「ブルースターバーガー」閉店のお知らせ
「ブルースターバーガー」閉店のお知らせ

「ブルースターバーガー」がオープンしたのは2020年11月10日(火)で、中目黒が1号店。当初はテイクアウト専門で営業していましたが、2021年10月7日(木)からは店内飲食も可能になるよう改修されていました。

イートイン可能に改修
イートイン可能に改修

「ブルースターバーガー」はハンバーガーの「プチプラ」的な存在で、低価格だけどクオリティの高いハンバーガーを提供し、話題・人気をさらってきたお店。

パテの枚数を増やすことでボリュームアップができるのは、とても新鮮でした。

コロナ禍のライフスタイルにマッチしたアプリで注文・キャッシュレス、非接触での受け取り

「ブルースターバーガー」がオープンした2020年は、新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言が4月に発令され、外食や外出などの制限が繰り返されていた年です。

アプリで注文して事前にキャッシュレス決済。時間がきたら指定のロッカーに置かれたハンバーガーを受け取るという、徹底した非接触スタイルは時代の要望にマッチしていました。

出来上がった商品はロッカーで受け取り
出来上がった商品はロッカーで受け取り

また、ソフトドリンク類はセルフでつぐスタイル

ドリンクはセルフで
ドリンクはセルフで

お客様は行列することなく、出来立てのハンバーガーと飲み物をタイムリーに受け取れる。お店側は注文を取る&レジ打ちが不要で、お客様対応も最低限に絞ることができます。

双方にとってメリットがある販売方法ですね。

飲食店の常識を打ち破る、脅威の原価率68%

「ブルースターバーガー」の魅力は何といっても安さ。グルメバーガーの場合、ほとんどのお店が1,000円を超える値付けをする中で、ブルースターバーガーはコスパの良さでは断トツでした。

飲食店の経営で一般的に原価率は30%程度に抑えると良く言われているようです。

レコールバンタンが手掛ける「GENKAI BURGER」では、すべて原価をオープンにしていますが、先日スタートした「宮崎マンゴー~GENKAI~サルサバーガーコース」の提供価格は2,500円(税込)。

しかし、普通にお店で提供するとしたら最低でも7,020円にしなければ経営を継続するのは難しいというお話がありました(原材料の原価率は約35.6%という想定)。

お料理を提供する場合、原材料以外にランニングコスト(家賃や光熱費など)、人件費、広告宣伝費など、さまざまなコストがかかってきます。

単純に原価率を抑えればよいということではありませんが、食材の値上げや原油高高騰、円安など、社会情勢の変化はお店の経営に大きな影響を与えます。

「ブルースターバーガー」の原価率68%という数字はかなり驚異的だったといえるのではないでしょうか。

約2年間で開店・閉店を繰り返し、7月で最後の1店舗、中目黒店も幕を下ろした「ブルースターバーガー」

2021年の12月には神戸元町店、立川北口店、2022年1月に渋谷宇田川店が次々とオープン。

このまま勢いに乗るのかと思っていたのですが、2022年5月には神戸元町店・立川北口店が、6月には渋谷宇田川店も閉店してしまうというめまぐるしさです。

そして、ついに最後の中目黒店も7月で閉店。全国からブルースターバーガーを提供するお店がなくなってしまいました。

気軽においしいハンバーガーが食べられた「ブルースターバーガー」。無くなってしまいとても残念に思います。

【店舗概要】
ブルースターバーガー 中目黒店
住所:東京都目黒区上目黒3-1-4 グリーンプラザビル1F

地域ニュースサイト号外NETライター(東京都目黒区)

コピーライターからWebライターへ転身。アロマセラピスト・整体師としても時々活動しています。趣味はカンフー(八卦掌・長拳)と古代史。目黒区の魅力やおもしろいところを発信していきます。取り上げて欲しい目黒の穴場や情報もぜひお寄せください!

Chikuwaの最近の記事