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【目黒区】中目黒「まるせいゆTOKYO」は、都内では珍しい長野のソウルフード「牛乳パン」が買えるお店

Chikuwa地域ニュースサイト号外NETライター(東京都目黒区)

中目黒にあった「銀座に志かわ 中目黒店」の跡地に、新しいパン屋さん「まるせいゆTOKYO」がオープンしていました。長野県のソウルフードである「牛乳パン」のお店です。

お店の名前は「まるせいゆTOKYO」です。オープンしたのは2022年8月20日(土)で、場所は「銀座に志かわ 中目黒店」があった場所です。

場所は「銀座に志かわ 中目黒店」の跡地
場所は「銀座に志かわ 中目黒店」の跡地

「牛乳パン」は大好きなので、さっそく購入して帰りました。

都内では意外に購入できるお店がなかった「牛乳パン」

「牛乳パン」は長野では長く愛され続けているソウルフードで、約60年前に長野県で誕生したといわれています。ふわふわのコッペパンのような生地に、ミルククリームなどをたっぷりサンドしたボリューム満点のパンのこと。

形は長方形や丸型などお店によってさまざまなようですが、レトロなイラストのパッケージで販売されていることが多く、昭和世代には懐かしく、Z世代には「エモい」という感じでしょうか。

店主である木村早苗さんは長野県茅野市のご出身。小さい頃から「牛乳パン」に親しんできました。しかし、上京した時に初めて「牛乳パン」が全国区ではないことを知り、驚いたそうです。

コロナ禍で外出や移動がままならない状況の中、あらためて「牛乳パン」のおいしさや懐かしさを思い出し、いつでもどこでも食べられるようにしたい。

そんな想いで木村さんは「牛乳パン」を製造・販売するお店を東京で開きたいと考えオープンさせたのが、「まるせいゆTOKYO」というわけです。

ちなみに店名の「まるせいゆ」には、お父様が営んでいた製材卸の会社「丸清(まるせい)」を引き継ぎ、付けたものだそうですよ。

天然酵母を使用したふわふわのパン生地に、濃厚なバタークリームをたっぷり挟んだ「牛乳パン」

全く製パン業の経験がなかったという木村さん。お店をオープンさせるにあたり、専門学校に通い技術を学ぶところから始めました。

その後、長野県松本市にあるパン製造会社と縁を結び、「まるせいゆTOKYO」で提供する牛乳パンを焼いていただくことに。パン生地のおいしさや安心、安全にこだわり、天然酵母を使用してふわふわに焼き上げています。

パンに挟むクリームは四葉バターを使用した濃厚なバタークリーム。できるだけ添加物は使わずに、毎日店舗で手作りしています。

そしてもう一つのこだわりは、一度で食べきれるよう、手のひらサイズで提供するということ。口の周りをバタークリームだらけにしながら、夢中でほおばってしまう、そんなおいしさを提供できればとおっしゃっていました。

スタンダードなミルク味、甘酸っぱいいちご味の「牛乳パン」を購入しました

写真向かって左が牛乳パン、右が牛乳いちごパン
写真向かって左が牛乳パン、右が牛乳いちごパン

「牛乳パン」といえばやっぱりミルククリーム。これは絶対食べておきたい。そしてもう一つは牛乳いちごパンの2種類を購入しました。

お店に伺った際は、この牛乳パンと牛乳コーヒーパン、牛乳いちごパン、牛乳バナナパンが販売されていました。牛乳いちごパンはラスト1個!

季節ごとに期間限定味がラインナップする予定とのことなので楽しみです。

少し冷やすとバタークリームがちょうとよい固さになるとアドバイスが

あまり冷やし過ぎるとクリームが固くなるので、野菜室で少しだけ冷やしてから食べるとよいとアドバイスをいただきました。

ほんのり甘くふわっふわの牛乳パン、なめらかな口どけのバタークリーム、以前長野県で食べたあの「牛乳パン」の味わいです。

バタークリームは濃厚でありながら、しつこくなく、スーッと口の中で溶けていくよう。練乳も使っているようで、ミルキーな味わいがとてもおいしかったです。

長野に行かないとなかなか食べられなかった「牛乳パン」が、こんな身近で楽しめるのは嬉しい。ぜひ、皆さんも一度、味わってみてはいかがでしょうか。

【店舗概要】
まるせいゆTOKYO
営業時間:11時~19時、火曜・水曜定休
住所:東京都目黒区上目黒2-6-9 マルモビル1-E
問合せ先:03-5708-5230

地域ニュースサイト号外NETライター(東京都目黒区)

コピーライターからWebライターへ転身。アロマセラピスト・整体師としても時々活動しています。趣味はカンフー(八卦掌・長拳)と古代史。目黒区の魅力やおもしろいところを発信していきます。取り上げて欲しい目黒の穴場や情報もぜひお寄せください!

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