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【目黒区】早くも話題沸騰、「学芸大学 lamb ne(らむね)」で焼肉を楽しんできました

Chikuwa地域ニュースサイト号外NETライター(東京都目黒区)

学芸大学にラム肉専門の焼肉店「lamb ne(らむね)」が2022年11月10日(木)にオープン.。メディア向け試食会に参加してきました。

牛肉や豚肉の焼き肉と同じように、ラムのいろいろな部位を焼き肉で楽しめるというお店。ジンギスカンで使われている羊肉は、一般的に肩ロースが使われているそうですが、それ以外の部位を食べる機会は今までありませんでした。

ラム肉は一般的に生後1年未満の子羊のこと。匂いやクセがほとんどなく、味も淡泊であっさりとして、肉質がやわらかいのが特徴です。

ラム肉と聞くとジンギスカンぐらいしか思い浮かばない私ですが、どんな焼き肉が楽しめるのでしょうか。楽しみです!

希少部位がたくさん、約20種類のラム肉を楽しめる「学芸大学 「lamb ne(らむね)」

「lamb ne(らむね)」をプロデュースするのは、大阪に本社がある株式会社オペレーションファクトリーです。2019年に「lamb ne(らむね)」1号店を新宿にオープン。

これまでのラム肉の概念をがらりと変えてしまうようなメニューや「劇場型」の演出で話題をさらいました。学芸大学のお店はその2号店となります。

オープンキッチンをぐるりとカウンターが取り囲むようなレイアウト。無垢のウォールナットの1枚板でできたカウンターは、手触りもよく、落ち着いた雰囲気です。

こちらは「劇場型カウンター」と名付けられており、厨房を舞台に見立てて、視覚・嗅覚・聴覚を刺激するエンターテイメント性も追求した演出。

キッチン奥では肉職人が次々とラム肉をカットし、その手前では仕上げや盛り付けを行っており、見ていて退屈しません。

全席無煙ロースターがしつらえてあり、煙や匂いが髪や服に移らないのが嬉しい。ランチタイムから堂々と焼き肉が楽しめますね。

鮮度抜群、生後1年未満のラム肉だけを提供できるのは「lamb ne(らむね)」ならでは

現在、日本の国内で生後1年未満のラム肉だけを提供する店があまりないそうです。

「lamb ne(らむね)」はオーストラリア「トップカットフーズ社」と提携し、産地直送で輸入。専用冷蔵庫で約45日間熟成した高品質なラム肉を提供しています。

「学芸大学 lamb ne(らむね)」では、約20種類の部位を提供しているとご紹介しましたが、これは「トップカットフーズ社」とのパートナーシップによるもの。他ではなかなか味わえない希少部位の提供に成功しています。

さらに北海道の牧場とも契約し、2022年からは希少な国産ラム肉の直送も実現させています。

ラム肉は「切りたて」が最もおいしい

うま味とコクが強いラム肉は、切り立てが一番おいしいのだそうです。「lamb ne(らむね)」では、お客様からの注文が入ってから肉職人が1枚、1枚、肉の部位に合わせて最適にカットして提供。

部位は同じでも季節や品種により、脂の入り方や赤身の濃さも異なるので、どのように切るかは肉職人の腕次第なのだそう。

カウンター越しには、肉に包丁を入れているところが見えるので、ライブ感たっぷりでした。

初めての出会いがいっぱいだった「ショートコース」

それでは早速、試食させていただいた「学芸大学 lamb ne(らむね)」のショートコースを順にご紹介していきましょう。見たことも聞いたこともないラム肉の部位がいっぱい。

食べ方、味付けも斬新でした。以下、本日のショートコースをご紹介します。

  1. ベビーラムのトロタク
  2. ラム骨の一口スープ
  3. 季節の前菜3種盛り合わせ(いちじくの白和え・ラムそぼろとレンコンのきんぴら・紫大根と肉味噌クリームチーズ)
  4. 産直野菜のシェフおまかせサラダ
  5. ラム焼肉3種【塩】(厚切りタン元・外ももはばき・上ハラミ)
  6. 焼き野菜2種(北海道産熟成インカの目覚め・茨城産宮本三兄弟の美肌レンコン)
  7. ラム焼肉1種【赤身】(フィレ淡雪塩)
  8. 2日間煮込んだ濃厚ラムシチュー
  9. ラム焼肉【タレ】(イチボ・リブロース)
  10. 茨城県産奥久慈卵の上ロースラムすき
  11. 羊のチーズを使用した自家製アイス

それぞれをダイジェストでご紹介していきます。

目の前で仕上げる「ベビーラムのトロタク」

お寿司屋さんでよく提供されている「トロタク」は、マグロの中落ちと刻んだたくあんですが、こちらはマグロの代わりにベビーラムを使用しています。

ベビーラムとは、生後3か月未満の赤ちゃん羊のことで、日本ではほぼ出回らない超希少羊。きめ細かな肉質で口の中でとろけるような味わいなのだそうです。

見た目はまるでお寿司のよう。ラム肉とは思えないほどなめらかで、やさしい味わいでした。

ラムのうま味たっぷり「ラム骨の一口スープ」

ラム特有の匂いがありつつも、決して嫌な印象ではなく、あっさりとしたおいしさのスープ。お肉は噛む必要がないぐらい、やわらかく煮えていました。

秋らしい彩りの「季節の前菜3種盛り合わせ」

写真向かって左:「いちじくの白和え」、右:「紫大根と肉味噌クリームチーズ」、奥:「ラムそぼろとレンコンのきんぴら」
写真向かって左:「いちじくの白和え」、右:「紫大根と肉味噌クリームチーズ」、奥:「ラムそぼろとレンコンのきんぴら」

色づいたイチョウの葉が添えられた前菜3品。日本酒やワインにも合いそうな組み合わせです。

彩りが美しい「産直野菜のシェフおまかせサラダ」

野菜の切り方や飾り付けが素敵なサラダ。こちらの野菜は北海道にある「三木田農園」や400年続く老舗近郊農家「柴海農園」と契約し、旬野菜を直送してもらっているそうです。

野菜の味がしっかりしているので、控えめなドレッシングとのバランスがよく、おいしくいただきました。

味付けは塩がおすすめのラム肉3種

最初のラム焼肉は「上ハラミ」「外ももはばき」「厚切りタン元」の3種類です。

実はタンが一番の大好物で、焼き肉にいってもひたすらタンを食べ続けている私。厚切りタンに期待が膨らみます。

外側はこんがり、中はレア。あまり動かないタン元は余分な筋肉がついていないので、やわらかでジューシーです。

レモンとネギ塩で1枚、もう1枚はレモンと雪塩でいただきました。独特の歯ごたえとラムらしい風味が最高。

「外ももはばき」は「lamb ne(らむね)」オリジナルの部位。オーストラリアまで足を運び開発したもので、1頭からわずか300gしか取れない希少部位です。

おススメの焼き加減はレアだそうで、とてもやわらかく、さっぱりしたおいしさでした。

「上ハラミ」を提供するお店は大変少ないので非常に希少。やや歯ごたえがあり、噛むほどにうま味が口の中に広がるおいしさです。

今回はお店の方が焼いてくださいましたが、メニューと一緒に焼き方を解説したシートが添えられていますので、どなたでも簡単に「食べごろ」に焼くことができます。

カウンターにはタイマーも常備。おすすめの味付けもしっかり紹介してありました。

口の中をリセットしてくれる「焼き野菜2種」

写真向かって左が北海道産熟成インカの目覚め、右が茨城産宮本三兄弟の美肌レンコンです。野菜の味がしっかりしているので、特に味付けしなくてもおいしい。

雪塩でいただくとさらにうま味が引き出される感じでした。

これは虜になる「フィレ淡雪塩」

牛肉のフィレも希少ですが、ラム肉のフィレはさらに希少。1頭から200gしか取れないまさに赤身の王様です。

手前に添えられている白くて薄い結晶は広島の「淡雪塩」で、米粉と塩をプレスして作られたもの。雪のように口の中で溶け、あまり塩辛くない!

肉のシンプルなうま味をよく引き出してくれると感じました。

ラムらしいコクが楽しめる「2日間煮込んだ濃厚ラムシチュー」

ラムらしい味わいが楽しめるシチュー。風味付けに山椒が使われていて斬新です。

お肉はスプーンで簡単に切れるほどホロホロに煮込んでありました。

タレでいただくのがおすすめのラム焼肉2種

再びラム焼肉に戻ります。

まずは「リブロース」から。こちらは背中の部位で、タレが焼ける香ばしい香りがたまりません。ほどよく脂身があり、ラムらしさが楽しめました。

「イチボ」は腰~お尻の部位で、赤身と脂身のバランスがよい一品でした。

卵黄のコクとお肉の脂の組み合わせが絶品「茨城県産奥久慈卵の上ロースラムすき」

サッと焼いたラムの上ロースに卵の黄身を乗せ、目の前で白だしをかけてくれる「ラムすき」。

ごはんに乗せていただきます。卵黄のコク、肉の脂がよく溶け合い、絡み合い、絶妙なおいしさでした。

濃厚だけど後味さっぱり「羊のチーズを使用した自家製アイス」

コースの最後に出てきたのが羊のチーズを使った自家製アイス。食べると確かに羊のチーズらいしい濃厚さがあるのですが、後味はすっきりしててさわやかです。

かなりお腹がいっぱいだったのですが、ペロリと食べてしまいました。

「lamb ne(らむね)」オリジナルレモンサワーがユニーク

写真向かって左:「ドライジンとフレッシュレモンのサワー」、右:「ホワイトラムと雪塩のレモンサワー」
写真向かって左:「ドライジンとフレッシュレモンのサワー」、右:「ホワイトラムと雪塩のレモンサワー」

「lamb ne(らむね)」では、ラム焼肉と相性のよいオリジナルのレモンサワーを6種類ラインナップしています。その中で、「ドライジンとフレッシュレモンのサワー」と「ホワイトラムと雪塩のレモンサワー」を試飲しました。

ドライジンを使った方は、レモンのフレッシュ感が際立っており、口の中をさっぱりリセットしてくれる味わい。

ホワイトラムを使った方は、程よい塩加減が食欲を増してくれる感じでした。この他にもワインやカクテル、ビール、焼酎などもあります。

「自家製コーラ」
「自家製コーラ」

ソフトドリンクも自家製コーラ、ジンジャーエール、レモンスカッシュがありました。ノンアルコールカクテルは、ランチタイムにもいいですね。

「学芸大学 lamb ne(らむね)」では、ランチタイムにハンバーグ御膳や焼き肉御膳などが楽しめるとのこと。お値段もリーズナブルなので、1人焼き肉などに気軽に来店できそうです。

皆さんもぜひ、訪れてみてはいかがでしょうか。

■取材協力

株式会社オペレーションファクトリー

【店舗概要】
学芸大学 lamb ne(らむね)
営業時間:ランチ 11時30分~15時30分(LO15時)/ディナー 17時~23時(LO22時30分)
住所:東京都目黒区鷹番 3-8-11 第 3 エスペランス 1F
問合せ先:03-6303-2929

地域ニュースサイト号外NETライター(東京都目黒区)

コピーライターからWebライターへ転身。アロマセラピスト・整体師としても時々活動しています。趣味はカンフー(八卦掌・長拳)と古代史。目黒区の魅力やおもしろいところを発信していきます。取り上げて欲しい目黒の穴場や情報もぜひお寄せください!

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