【目黒区】「モンブラン 自由が丘」は12月31日で営業終了、2月10日(金)から仮店舗で営業開始
自由が丘のシンボルともいえる「モンブラン 自由が丘」。日本におけるモンブラン発祥のお店として1933年(昭和8年)創業した老舗スイーツ店です。
この「モンブラン 自由が丘」がある場所も自由が丘駅前再開発エリア。ということで、2022年12月31日(土)で現店舗での営業が終了してしまいます。
「モンブラン 自由が丘」仮店舗、グランドオープンは2023年2月10日(金)
「モンブラン 自由が丘」の移転先ですが、カトレア通り沿いでサンセットアレイ通りとヒルサイド通りの間ぐらいの場所。美容室「TAYA&CO.GIMZA(タヤアンドコー ギンザ) 自由が丘店」があった岩立ビル1階になります。
移転先でのグランドオープンは2023年2月10日(金)で、こちらの仮店舗での営業期間は約4年間(再開発工事期間中)。駅前再開発が完了したら、また戻ってくるようです。
仮店舗では喫茶スペースの確保が難しい様子、見納めにティールームで名物「モンブラン」をいただきました!
仮店舗では喫茶スペースの確保が難しいとのこと。また、現店舗のティールームは年内で見納め。
ということで、「モンブラン 自由が丘」のティールームでお店のアイコンであるケーキ「モンブラン」をいただいてきました。
入口正面にあるケーキショーケースの右手にティールームへの入り口があります。階段を少し下った先に広がるティールームのフロア。
想像していたよりもかなり広い印象です。夕方5時近い時間でしたが満席。
私たちよりも先にお待ちのお客様もいらっしゃいました。「モンブラン 自由が丘」の人気ぶりがうかがえます。
ちなみにティールームの利用は60分までの時間制です。
創業以来、変わらぬ味を守り続け、少しずつ進化している「モンブラン」
「モンブラン」という店名は、山登りが好きだった初代社長がシャモニーでモンブランという山を見て、心惹かれたことから付けられた名前。
ヨーロッパ最高峰であるモンブランの山肌(栗ペースト)と万年雪(メレンゲ)をイメージして誕生したケーキが「モンブラン」というわけです(モンブラン 自由が丘ホームページより)。
最近では、極細の栗ペーストを目の前で絞り出して提供するお店が増えましたが、昭和世代にとって「モンブラン」とは、黄色くて太めに絞り出したこちらのような栗ペースト。
「モンブラン 自由が丘」のケーキ「モンブラン」は愛媛県産の中山栗を使用しています。カステラの中をくりぬいて甘露煮にしたこの栗が丸ごと1個入っているという贅沢さ。
栗ペーストとバタークリーム、生クリーム、栗の甘露煮、カステラ、すべての配分とバランスが絶妙で、懐かしく甘い記憶を呼び覚ますような味でした。
温かな紅茶でホッと一息。ティールームは、洋画家・東郷青児さんが描いた美人画(すべて原画)が飾られており、アートギャラリーの中でくつろいでいるような気分です。
東郷青児さんは鹿児島県出身で、昭和の美人画として戦後一世を風靡した人物。竹久夢二さんが開いた「港屋絵草子店」で、下絵描きなどを手伝ったこともあったそうです。
地下にあるお手洗いをお借りしたところ、赤ちゃん連れのママに優しいおむつ替えの台やおむつを捨てられるゴミ箱も。これは嬉しい配慮ですね。
優雅にお茶が楽しめるティールームが再び帰ってくることを願っています。
【店舗概要】
モンブラン 自由が丘
営業時間:11時~19時(ティールームは18時まで、17時30分がラストオーダー)、不定休
※2022年12月31日(土)は16時で営業終了、ティールームは15時30分(L.O.15時)
住所:東京都目黒区自由が丘1-29-3(2022年12月31日まで)
東京都目黒区自由が丘1丁目25−13 岩立ビル1階(2023年2月10日から営業開始)
問合せ先:03-3723-1181