【目黒区】さようなら、そしてありがとう「山久(さんきゅう)」自由が丘閉店へ
自由が丘でお蕎麦が食べたくなったら真っ先に訪れていた「山久(さんきゅう)」。2022年12月31日(土)で閉店してしまい、かなりショックを受けています。
ランチタイムにはいつも行列。少し早めに並ばないとランチセットは売り切れてしまいます。
ともかくお蕎麦の香り、歯ごたえが素晴らしく、特に新そばの季節になるとソワソワ。民芸調の落ち着いた店内は、女性1人でも気兼ねなく食事ができるので足繁く通っていました。
一時期、ランチ・ディナーもすべて予約制という営業スタイルをされていましたが、その数か月後に掲示された閉店のお知らせ。とてもとても残念でなりません。
レトロな外観、落ち着いたたたずまいの「山久(さんきゅう)」
白壁や黒い格子、黒い板壁の外観に、赤い文字で「山久 Thank you」と書かれた提灯。
お店の前は比較的交通量が多い通りなので、いつも建物ギリギリまで寄って並びました。
コロナ禍では席数を減らしての営業。一時はテイクアウトにも対応されるなど、ご苦労はあったのではないでしょうか。
閉店までになんとかおじゃましたいと思っていましたが、年末年始にかけて東京を離れていたため、かないませんでした。
「山久(さんきゅう)」の味を写真と共に振り返ってみます
「山久」といえばやっぱりコスパ最高のランチセット。バランスよくボリューミーで大人気です。
上の写真はある日のランチセットです。日替わりで内容は異なりますが、いなり寿司が2個、サラダや小鉢、ミニスイーツ、やぶせいろが付いて1,200円でした。
もっとお値段が高くても絶対食べるのに、と思うほどのお値打ちセットです。
お蕎麦は手打ちでコシがありツヤツヤ。家人は蕎麦があまり好きではないのですが、「山久」のものなら食べたいというぐらい、おいしいお蕎麦です。
こちらのランチで提供された小鉢があまりにもおいしくて、自宅で再現したものもありました(似て非なるものでしたが・・・)。
一口サイズのミニスイーツもすべて手作りなようで、毎回異なる内容が嬉しかったと記憶しています。
ランチが売切れていても、やっぱり食べたい「山久」のお蕎麦
お店を訪問するのが遅くなり、ランチセットは売切れ。それでも「山久」のお蕎麦がどうしても食べたくて、もりそばを注文。
私は辛味大根が大好きなのでオプションで追加しました。
さらに、「天使のえびの天ぷら」も注文。天使のえびは、パラダイス・プローンという品種のもので、殻が薄くパリパリにあげてあるのでそのまま食べられます。
2種類のお塩「梅塩」「黒七味」を用意してくれており、お好みでつけていただくのがおススメでした。頭の部分に入っているえび味噌が絶品。
お蕎麦そのもののおいしさをたっぷり堪能できたランチでした。
今までおいしいお蕎麦やリーズナブルなランチセットを提供してくださり、本当にありがとうございました!
「山久(さんきゅう)」の場所はそのままお蕎麦屋さんとして(居ぬき)テナントを募集中。また、おいしいお蕎麦屋さんが入店してくれたら嬉しいのですが・・・。
駅前再開発で、老舗のお蕎麦屋さんが次々閉店・移転している自由が丘
今回の「山久」は、自由が丘駅前再開発エリアではありませんでしたが、昭和初期に創業した「二八庵 さらしん」は再開発に店舗の場所がかかるため、同じ12月31日(土)で閉店。
こちらは再開発終了後、同じ場所に戻る予定とのことで、2月14日(火)から世田谷区奥沢の仮店舗で営業再開を予定しています。
もう1店舗、再開発エリア内にあった昭和9年創業の「藪伊豆」は、2022年9月25日(日)から休業中。こちらも再開発後に戻る予定とのことでした。
現在、自由が丘駅周辺で営業中のお蕎麦屋さんは、完全予約制の「鴨蕎麦 尖(とつ)」、2022年11月25日にオープンした「鴨屋 そば香 自由が丘店」。
そして、アットホームな町のお蕎麦屋さん「そば 町田や」「長寿庵」。チェーン店の「名代 富士そば 自由が丘店」「蕎麦 いまゐ 自由が丘店」というところでしょうか。
まだお邪魔していないお蕎麦屋さんがあるので、近いうちにリサーチに出かけてみますね!
【店舗概要】
「山久(さんきゅう)」
住所: 東京都目黒区自由が丘1-7-3 自由が丘第1マンション1F