【目黒区】「コーヒーローストビバーチェ」のボトリングコーヒーで、「おウチカフェ」を手軽に楽しもう!
今年の夏は身にこたえる暑さ。普段は夏でもホットコーヒー派なのですが、アイスコーヒーがとりわけおいしく感じてしまいます。
今回、目黒区八雲で2002年に開業し、お客様の約9割はリピーターだという「コーヒーローストビバーチェ」を取材してきました!
東急東横線・都立大学駅から徒歩約12分、自由が丘駅からは約15分と少し不便な場所にありながら、一度こちらのコーヒーを飲むとたちまちファンになってしまうという地元では有名なお店。
かく言う私も、2年前に初めて取材してから、すっかりファンになってしまったリピーターの1人です。
地元からこよなく愛される「コーヒーローストビバーチェ」の魅力はどんなところ?
「コーヒーローストビバーチェ」は、前田正博さん・総子(ふさこ)さんご夫婦が創業したコーヒーオーダー焙煎店です。
総子さんが「どこに行ってもおいしいと思えるコーヒーが見つからないから自分で作ってみたい」という思いから起業。
総子さんは「コーヒーマイスター」「焙煎士」の他、ブラジル・サンパウロまで行き、「ブラジルコーヒー鑑定士」の資格を取得するなど、コーヒーに熱い情熱を注いできました。
「おいしいコーヒーに出会いたい」と思うお客様の心に寄り添い、「こんなコーヒーが飲みたい」という気持ちにフィットするコーヒーに仕上げる。
「コーヒーローストビバーチェ」ではおいしさだけではなく、お客様の想いに応える「唯一無二のオーダー焙煎をモットーにしています。
「コーヒーローストビバーチェ」のコーヒー豆が極上の味に仕上がる秘密は、お店独自で開発した直火1キログラムの小型焙煎機(ロースター)にあります。
少量(コーヒー1杯分)でもおいしく焙煎できるというのが特徴。オーダーしてから焙煎をスタートし、好みに応じてライトからイタリアンと自由自在に仕上げてくれます。
2021年に取材した時、好みのロースト状態に仕上がっているかを、目・鼻・音で手早く確認しながら焙煎する総子さんの職人芸にすっかり魅せられてしまいました。
この時、焙煎したてのコーヒーを御馳走になりながら、お話を聞かせていただきましたが、コーヒーの香り、味の豊かさにびっくり。しかも冷めても香り豊かでおいしかったのを今でも覚えています。
現在は創業者である前田正博さん・総子さんご夫妻から、息子さんである崇之(たかゆき)さんに代表をバトンタッチ。
代表&店長を退いた総子さんですが、今も週に何日かは店頭に立ち、コーヒー豆を焙煎しているとのことで、総子さんの熱い「コーヒー愛」は健在です。
前田ファミリーの人柄の良さも「コーヒーローストビバーチェ」の魅力となっています。
「コーヒーローストビバーチェ」の「幻スイーツ」が気軽に買えるように
実は「コーヒーローストビバーチェ」には隠れたヒット商品がありました。それは総子さんが手作りするスイーツ。
中でも「ティラミス」はエスプレッソパウダーやコーヒーリキッドをたっぷり使用した本格派で、有名女優さんがご自身のInstagramで紹介したことからなかなか買えない「幻のスイーツ」になっていました。
このため、「コーヒーローストビバーチェ」のすぐご近所に本格的にスイーツを製造する工房「Factory&Lab Vivace」を2022年にスタート。総子さんのレシピを引き継ぎつつ、パティシエが一つひとつ丁寧に手作りしています。
今では人気のティラミスはもちろん、ベイクドチーズケーキやコーヒープリン、コーヒーゼリーなどの新作スイーツが次々と販売され、通販でも気軽に購入できるように。
かわいらしいデザインの瓶や缶に入った演出も人気で、ギフトに大変喜ばれています。
「コーヒーローストビバーチェ」の進化が止まらない! 今度はボトリングコーヒーの工房もオープン
「コーヒーローストビバーチェ」ではコーヒー豆の焙煎・販売の他、喫茶コーナーを併設しています。こちらで飲めるアイスコーヒーは本当に香り高くておいしいと評判。
「どうしたらこんなにおいしく淹れられるのか知りたい」というお客様が多かったことから、ご自宅でも「お水で割るだけで完全再現」できる濃厚リキッドを2021年にリリースしました。
実はこの味を再現するまで約2年もかかったとか!
抽出の仕方、焙煎加減、お湯の量、時間などなど。これまでのアイスコーヒーの抽出方法とは微妙にやり方を変えることで、「お店の味」を完全再現した濃厚リキッドを完成させたそうです。
「おうちカフェの素」として大人気を博しているボトリングコーヒー。「Bold Liquid:マンデリンG-1(深煎り)」「Fruity Liquid:イルガチェフナチュラル(やや浅煎り)」「De:cafe Liquid:De:cafeグアテマラ(中深煎り)」の3種類があります。
「おうちカフェの素」として大人気を博してきた「濃厚リキッド」ですが、こちらも店内で手作りすることに限界を迎えてしまったと崇之さん。
OEM(外部に製造委託)での製造も検討したそうですが、1回の注文で製造しなければならないロット数が多すぎること。また「再現性」に懸念があったそうです。
それならば自分たちで製造研究所を構えて、「手作りの高品質」を追求したボトリングコーヒーを製造する体制を整えようという結論に。
2023年7月7日(金)に渋谷区で初の承認となる、特定目的型狭小製造研究所「Daikanyama Lab Vivace」を代官山に開業しました。
「Daikanyama Lab Vivace」は製造技術の改善による「超効率的少量生産」を実現。豆の特徴を引き出しつつ、求める味わいのボトリングコーヒーを少量から製造可能です。
「Daikanyama Lab Vivace」では企業やお店からの少量委託製造(OEM/ODM)もOK。焙煎豆2キログラムで400CC×12本のボトリングコーヒーを製造してくれます。
コーヒーを使った新規ビジネス展開を考えている。こだわりの味を追求したボトルコーヒーのOEMを検討したい、という方はぜひ、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
■取材協力
【店舗概要】
コーヒーローストビバーチェ
営業時間:10時~18時、水曜・金曜定休
住所:東京都目黒区八雲3丁目6−22 小倉八雲マンション101
問合せ先:03-3723-3954