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【荒川区】変わりゆく南千住。「GALLEY HIROUMI」で開催中の矢田遊也個展「みのわのみ」。

ChiMa地域ニュースサイト号外NETライター(東京都荒川区)

南千住は近年、街の景観が大きく変化してきました。昔ながらの下町の姿は消えつつあります。

そのようななか、南千住の古い民家を改装し、アーティスト達が集まるようになりました。「GALLERY HIROUMI」は荒川区にゆかりのあるアーティストなど、様々なアーティストが展示会を開き新しい地域文化の拠点となっています。

2023年8月7日(月)~20日(日)まで矢田遊也個展「みのわのみ」が開催されています。矢田遊也さんは北海道出身で2017年~2023年の初めまで南千住に在住していました。現在は仙台の学校で美術を教えていらっしゃいます。どのような作品を創作していらっしゃるのでしょうか。

「GALLERY HIROUMI」は入ると、スッキリとした白い室内に整然と作品が並んでいます。その色彩に引き込まれていきます。

作品のタイトルが書かれたボードがありました。矢田さんはこの展示会のために100点もの作品を描いたそうです。その中の12点が展示されています。

この絵のタイトルは「泪橋」です。泪橋はかつて南千住にあった小塚原刑場跡近くの思川(おもいかわ)にかかっていた橋です。思川は現在は地中に埋設されています。その色彩は何を意味するのでしょうか。

「新天地に足がつく」。地面には足がつきますね。しかし天には立つことはできません。その不思議を謎解きたくなるような絵です。

抽象絵画は人により違う解釈があるかもしれません。矢田さんと作品について語り合う楽しい時間でした。矢田さんは作品を大好きな南千住の人達に見て欲しいそうです。日々、人は辛いことや悩みもあるかもしれません。だからこそ心が軽くなる絵を描いていきたいそうです。そして、それを子ども達に伝えていきたいとも考えているそうです。

南千住はこれからも変わっていくでしょう。かつての下町らしい建物は本当に少なくなり、年々、建て替えが進んでいます。しかし、私達の子ども達の幸せを願う心は変わらず未来につながっていくでしょう。

【ギャラリー情報】
「GALLERY HIROUMI」(矢田遊也個展「みのわのみ」会期2023年8月7日~20日)
住所 東京都荒川区南千住6-25-13
開廊時間 11時~17時
閉廊日 8月13日(日)、14日(月)、15日(火)

地域ニュースサイト号外NETライター(東京都荒川区)

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