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【荒川区】南千住に超SFの世界。大森記詩個展「MIXINGSCAPE」をリポートします!

ChiMa地域ニュースサイト号外NETライター(東京都荒川区)

南千住のアートシーンをリードする「Gallery HIROUMI」。2023年における最後の個展、大森記詩個展「MIXINGSCAPE(ミキシングスケープ)」。その超SFの世界観が評判になりました。(開催期間2023年10月13日~11月5日)

彫刻家大森記詩が作品制作と並行しながら「ミキシングビルド/キットバッシング」と呼ばれる技法によって造りだしたSF造形の個展です。一歩、ギャラリーに入るとそこはSFの世界でした。スクラッチビルド愛好家と思われる人々が作品を熱心に見ています。スクラッチビルドとは模型製作法の一つです。プラモデルなどのキット等をその通りに制作するのでなく、各種材料を用いて自作で形を作っていきます。その世界観に引き込まれます。

作品名「東方傭兵連盟 主力戦闘踏破機ウルス」
これは戦車でしょうか。それともロボットでしょうか。その独創的な形に魅了されます。

作品名「MIXNGSCAPE」
個展名にもなっているインクジェットプリントの作品です。緻密な造形美にうっとりとします。

どのようにして作品が出来上がるのか大森記詩さんにお聞きしました。こちらは作品の骨組みとなる模型です。この原型からスタートします。

様々なパーツを組み合わせていきます。まだ塗装する前なので、パーツは元々の色のままです。作品名は「Work in Progress-20230908」。塗装する前のキャンディーのような綺麗な色のパーツの作品です。 Progressは進歩を意味する言葉です。この作品は未来に向かってさらに進歩していきます。

プラモデルのパーツ以外に化粧品のキャップなども材料として使われています。形が出来上がると、上記の「東方傭兵連盟 主力戦闘踏破機ウルス」のように塗装され、作品は完成します。

様々な色、形のパーツが緻密に造形された作品は変わりゆく南千住に通ずるように感じました。大森記詩個展「MIXINGSCAPE」は末来とアーティストの高い熱量を感じる素晴らしい個展でした。「Gallery HIROUMI」のホームページに『大森記詩 - MIXINGSCAPE 』インタビューページがあります。どのようにして作品が作られるか、作品に対する思いが伝わるインタビューです。いつかまた、「MIXINGSCAPE」の作品を見たいと思いました。

「Gallery HIROUMI」ホームページ

【ギャラリー情報】
「Gallery HIROUMI」(2023年の展示会予定は終了)
住所 東京都荒川区南千住6-25-13

地域ニュースサイト号外NETライター(東京都荒川区)

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