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【荒川区】浅井拓馬個展「よくわからない肌」の懐かしくユーモラスな怪獣達。

ChiMa地域ニュースサイト号外NETライター(東京都荒川区)

南千住6丁目の「Gallery HIROUMI」にて2024年最初の個展が開催されています。毎回、話題となる「Gallery HIROUMI」の個展。今回はどのような感動や驚きに出会えるでしょうか。

~浅井拓馬個展「よくわからない肌」~
会期 2024年2月10日(土)~3月24日(日)13時~19時
場所 「Gallery HIROUMI」
閉廊日 月・火・水曜日 2月24日(土)、2月25日(日)
入場無料

スタイリッシュな「Gallery HIROUMI」。そのシンプルなつくりの扉をを開けました。

その扉を開けると、白い壁に描かれた数々の怪獣達が目に飛び込んできます。そして、ある種のファンタジーの世界に引き込まれます。今回の個展は静かにスタートしました。会期初日、この壁は真っ白でした。会期中に少しずつ浅井拓馬さんによって怪獣が誕生していきました。筆者が訪れたのは3月16日(土)でした。個展が始まってから一ヶ月以上過ぎ、壁には幾多もの怪獣が生き生きと描かれていました。

細密に描かれた怪獣達。強面の怪獣、ユーモラスな怪獣、妖怪のような怪獣。それぞれの怪獣に個性を感じ、なぜか懐かしい気持ちになりました。子どもの頃、怪獣の存在を信じていた方は多いのではないでしょうか。恐いだけでなく、なぜか親しみも感じる怪獣。あなたはどの怪獣に惹かれますか。

こちらは最初に描かれた怪獣です。紫のペンで描き始めたそうです。紫のペンではやや不都合があったため、黒いペンに変えました。浅井拓馬さんのそのような創作の話は、怪獣達にさらにライブ感を与えました。

さて、どのようなペンで描いているかお聞きしました。下の写真の2本のペンで描いているそうです。普通に文房具店で売っているペンですね。この2本のペンから様々な怪獣が生み出されているのは驚きでした。

会場の左側の壁には怪獣の原画が飾られていました。

浅井拓馬さんが描く怪獣を見たことがあるような気がしませんか。実は南千住2丁目のビルに浅井拓馬さんが描いた怪獣がいるのです! こちらは南千住二丁目仲通りの交差点の写真です。遠くの白いビルから怪獣の頭が見えます。その作品は「KAIJUドローイング」と言います。

その迫力は、怪獣が壁から離れ歩き出しそうな錯覚に陥ります。今にも南千住の街を闊歩しそうな怪獣です。この大きな怪獣はどのように描いたのでしょうか。ビルの壁面に工場現場と同様の足場を組み、浅井拓馬さん自身が描いています。高い場所で広い面積に、このように緻密な怪獣を描くのは、なかなか想像出来ません。まるで南千住の街を守っているかのような怪獣です。

朗報がありますよ。浅井拓馬個展「よくわからない肌」の会期は3月24日(日)まででしたが、好評のため、再度の開催が決定しました! 2回目の開催期間は4月1日(月)~5月6日(月)です。会期中は無休でゴールデンウイークも開催されますので、お子様と浅井拓馬さんが描く怪獣達に会いに来てもいいですね。親子で楽しめる怪獣アートです。

「Gallery HIROUMI」の壁に描かれた怪獣はまだ進化していきます。もう1度怪獣達に会いに浅井拓馬個展「よくわからない肌」を訪れたいです!

浅井拓馬ホームページ

【ギャラリー情報】
「Gallery HIROUMI」
住所 東京都荒川区南千住6-25-13
開館日・開館時間 開催個展により異なる(ホームページ参照)
「Gallery HIROUMI」ホームページ

地域ニュースサイト号外NETライター(東京都荒川区)

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