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懐かし!昭和のチョコパッケージ。あなたはどこまで知ってる?「フェリシモ チョコレートミュージアム」

チョコレート大事典ケイチョコレートライター

貴重なチョコレートパッケージの収蔵や、チョコレート、カカオに関する展示などを楽しめる、神戸「フェリシモ チョコレート ミュージアム」。

2022年10月から始まった、とある面白い企画展を取材してきました!

常設展「オールディーズ ~1984年までのヴィンテージ」

さて、今回のお目当ては、常設展「オールディーズ ~1984年までのヴィンテージ」です。

(開催中。~2023年4月9日まで)

チョコレート パッケージ コレクター・井上浩之さんのコレクションの中から、1960年代から1984年代までのチョコレートパッケージを中心に約220点の作品が展示されています。

「あぁ…こんなのあった!」
「子供の時食べてた!」

という懐かしいものから、

「初めて見た!」

という、古い時代のものまで、各世代の方が楽しめる展示になっています。

個人的に興味深かったのは、歴代ラミーのパッケージ。

今でもスーパーなどで見かけるとつい手に取ってしまう大好きなチョコレートですが、1965年に誕生したとの事、そもそも「そんな昔からあったんだ!」という事実と、幾度もマイナーチェンジを重ねたパッケージに驚いてしまいました。

発売当初は「Rumy」だったんだって!現在はスペルが変更され「m」が1つ増えた「Rummy」になっています。
発売当初は「Rumy」だったんだって!現在はスペルが変更され「m」が1つ増えた「Rummy」になっています。

おなじみ「明治ミルクチョコレート」のパッケージもご覧の通り↓

年齢がバレるのであまり言いたくはありませんが(笑)、ライターは、左下の1980年から、見覚えがあります。現在はもっとシンプルなフォントになっていますよね。

そして、こちら↓も面白かった!
スナックチョコの歴史です。

「きのこの山」「たけのこの里」でおなじみ株式会社明治からは、同時期に「チョコ干狩」「ちょこだわら」なる商品も発売されていたようです。
初見…!ご存じの方、いらっしゃるでしょうか?

また、株式会社ロッテからは、「小さな喫茶店」「めだかの兄弟」「ふるさと絵日記」「ほおずき」といった商品も。

これらもやはり1975年発売の「きのこの山」と同時期…すべて数年以内に発売されています。

ちなみに、今回の展示では、現在では見なくなったレアな商品が多く並んでいましたが、1964年2月に「ガーナミルクチョコレート」でチョコレート菓子界に進出して以来、1974年発売の「クランキーチョコレート」、1979年発売の「パイの実」、 1984年発売の「コアラのマーチ」など数多くのヒット商品を残しています。

人気商品だけが残るんですねぇ。まさに弱肉強食の世界(笑)

…とそんなことにも想いを馳せながら、今回の展示、楽しんでまいりました。

チョコレートスイーツ大好きな方、また、昭和レトロ好きな方もぜひ一度足を運んでみてください!
お友達同士、ご家族で行っても話が盛り上がること間違いなしだと思います。

「フェリシモ チョコレート ミュージアム」について

住所:神戸市中央区新港町7番1号 神戸市新港町ウォーターフロント

アクセス:JR「三ノ宮駅」、阪急・阪神 「神戸三宮駅」より神姫バス”Port Loop”に乗車し、「新港町」バス停下車すぐ。徒歩は同駅より約20分。

開館時間:午前11:00〜午後6:00(入館は閉館の30分前まで)

公式ウェブサイト(外部サイトに移動します。)

貸切営業などの可能性もあるそうなので、予定が決まっている方は事前のWEB予約がお勧めです。(もちろん、営業していれば直接行っても大丈夫です!)

チョコレートライター

1年で200種類のチョコレートをお取り寄せ、365日毎日チョコ生活のライター。趣味は、ローカルなチョコレートショップ巡り。サロンデュショコラアンバサダー2022&23。「チョコレート大事典」「35-45WOMAN」編集長。潮出版社より『特別講義「ひきこもり大学」』発売中。

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