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【ニセコ】ジップライン/4~6月の予約4/1スタート!アジア最長・空の旅!さあWE!CAN!FLY!

伊達千歳地域グルメと観光旅行ライター(札幌市)

みなさまこんにちは、ニセコのジップラインライター伊達千歳です。

快進撃が止まらないHANAZONOリゾートの最大の目玉といえば、何といっても「HANAZONO ZIP WORLD」。

地元ニセコでも大人気で、特に土日の予約枠はいっぱいです。

いよいよ4月1日より、4月~6月分の予約スタート!

昨年夏にオープンし大人気だったジップラインは、2023 年4月29日より営業を開始します。

■予約開始日時:2023年4月1日午前10時
■予約対象期間:2023年4月29日~6月30日分

オンライン予約なら通常の10%割引、「HOKKAIDO LOVE!割」も7月14日まで延長されました!

5月までなら料金とってもオトクです!

【4月29日-5月28日】大人・小人 ¥9,800 → 7,840円
【6月11日以降】大人: ¥15,000/人 → 12,000円
        小人: ¥12,000/人 → 9,600円

本日は、日本一&アジア最長級のニセコHANAZONOジップラインに行ってきましたので、その口コミ体験談をお届けします!

準備はとってもカンタン!

受付を済ませた後は受付カウンターの奥のフロアに移動して、準備に入ります。

ジップラインを利用できる条件は以下のとおり。

・身長120センチ以上
・体重30キロ~105キロ

やさしさの体重計
やさしさの体重計

現地では身長についてはわざわざ測りませんでしたが、体重計には乗らされました。

それがですよ皆さま、この体重計、色分けのみで数字が出ないのですのよ……!

プライバシーに配慮された、優しさにあふれたさすがHANAZONOリゾート、と信頼感が深まりました。

わくわくどきどき
わくわくどきどき

超簡単なハンモックズボンのようなハーネスセット(無料貸出)がすでに足元に置かれてますので、足を通して引っ張り上げるだけ。あとはスタッフさんがベルトを固定してくれます。

その後、ヘルメット装着(無料貸出)、透明ゴーグル(無料貸出)を装着して完了。

ほんと、ものの5分です。

行くぞZIPライン
行くぞZIPライン

ワイヤーにかけるトローリー(5kgくらいとのこと)を各自ひとつずつ持って、いざジップラインにしゅっぱーつ。

今日もHANAZONOの景色が美しいです。

マウンテンライツのゴンドラ
マウンテンライツのゴンドラ

おおこれは、マウンテンライツと同じゴンドラではありませんか……あの素晴らしい夜景、まだ記憶に鮮明です。

このゴンドラを昼間に乗れるとはまた感慨深いです。

こちらに乗って、山の中腹まで一気に登ります。

ふっかふか
ふっかふか

余談ですが、このゴンドラは1基ウンひゃく万円、座席はロープウェイ設備を製造しているフランスのPOMA社製、デザインは高級外車メーカー・フェラーリ社のデザイナーであるピニン・ファリーナ氏に注文したという、超豪華仕様と聞いて驚き。

バンで移動
バンで移動

ゴンドラの折り返し地点で降り、さらにバンで移動します。けっこう上のほうまで行きます。

ここで復習ですが、本日の行程はこんな感じ。

公式HPより
公式HPより

ゴンドラとバンでスタート地点まで登り、グリーン⇒レッド⇒ブラックダイヤモンドと、3つのジップラインで段階的に下山するイメージです。

長さだけで見ると……いやー……ブラックダイアモンドコースに比べると、グリーンやレッドはお散歩のようなものですね。

持ち込める物と服装は公式HPで確認していただきたいですが、他にはタオル持参をオススメします。

ジップライン/「ZIP①グリーン」427メートル、まずはトライアル!

ZIP1のスタートライン
ZIP1のスタートライン

間もなく到着しました、「ZIP①」のスタート地点です。

キレイな物見やぐらのような設備に、まだフライビギナーの私たちは、無邪気にわくわく。

前の順番の方々が次々と
前の順番の方々が次々と

前の順番のチャレンジャーの方々が、歓声交じりの悲鳴をあげながら、次々とスタートしていきます。

後続の私たちは、期待が高鳴ったり……びびったりと、複雑な心境になります。

傾斜はなだらか
傾斜はなだらか

自分の順番が来て頂上にのぼると、あまりの見晴らしの良さに、これから自分が飛び込んで行く空間を目の当たりにして、いろんな意味でくらくらします。

スタッフさんには「ZIP①はまだトライアルレベル、慣れるための練習です」と、笑顔で言われました。

トローリーを架けた図
トローリーを架けた図

スタッフさんが、これまで各自背負ってきたトローリーを、えいやっとワイヤーに架け、金具を固定してくれます。

道具がいちいちかっこいいんですよね~。

「じゃ~行きますよ~~いいですか~いいですよね~」
「じゃ~行きますよ~~いいですか~いいですよね~」

しっかり研修を受けたスタッフさんが、安全確認してくれますので、ほんと安心。

練習のため何十回も飛んでるので、自分が飛ぶのも他人を飛ばせるのも慣れたもの。

こちらの男性スタッフさん、びびるお客さんを前にちょっぴり黒コショウの効いたジョークを織り交ぜながら説明してくれるものですから、かなり緊張がほぐれました。プロです。

飛ぶ直前はこんな体勢になります
飛ぶ直前はこんな体勢になります

女性スタッフさんも明るくて美形揃い。

スタッフさん側がまったく緊張してなくて、まるで流しそうめんのように右から左へとお客さんを飛ばしてくれるものですから、こちらもいつの間にか「あ、大丈夫なんだ、安全なんだ、そういうものなんだ」と、納得……する前に「行ってらっしゃーい♬」と射出されます。

参考までに実際の動画を貼っておきますが、柵がガラガラと横に開き、あれよあれよという間に発射させられ、ゴールにたどり着くまで1分かかっておりません。

特に最初のZIP①は、「ぎょえー」と叫んでいるうちに、あっという間に終わることでしょう。

ゴール地点
ゴール地点

ここがZIP①のゴール。

赤丸の部分でトローリーとストッパーがぶつかって止まり、一度大きな反動があった後、ちゃんと落ち着きます。

衝撃に耐えるコツは、

できるだけ体を後ろに倒して地面と水平に、ハンモックに寝ているような姿勢で滑空すること

だそうです。

ちなみにこのZIPライン、スマホの持ち込みは専用器具を使って固定し、両手が滑走中に空いている状態を確保できる場合にのみOKですが、滑空途中でスマホを落としても取りに行けないので、この点はご注意ください。

ジップライン/「ZIP②レッド」464メートル、衝撃に備えよ!

ZIP①が終わって歩いて15秒の場所
ZIP①が終わって歩いて15秒の場所

次はZIP②のレッドコース。

ZIP①のゴールから、歩いてすぐ近く……というか、隣にあるような距離からスタートします。

テンション上がる私たち
テンション上がる私たち

①と②はスタートのやぐらの高さも変わらないし、長さもそれほど変わりません。

ただですね、ZIP②は、

くらくら
くらくら

急勾配なんですよ。

スタッフさんによるゴール地点の衝撃度レベルは

・グリーン …0
・レッド  …2
・ブラックダイアモンド…1

という説明でした。

命がけ(←言い過ぎ)で撮影した動画ですが、参考程度に見てください(ちょっと明度が低いですが…)。

ラストの衝撃が、そこそこ強いです。

実は私、ZIPラインが楽しすぎて2回行ったのですが、最初の回のZIP②は、上体を起こし気味で滑空したため、ストッパーに頭をちょっとぶつけてしまったんですよね。

ヘルメットがあるので何ともなかったのですが、この時の経験で最初の「上体を後ろに倒す姿勢で滑空する」というアドバイスを理解することができました。

↓↓↓ ちなみに良い例が、こちらのスタッフさんの姿勢です。

お手本
お手本

もうほれぼれするスタイリッシュなフィニッシュ。

頭を後ろに引いてかもしかのような細く長い足を高く上げ、「スパーン!」と華麗にフィニッシュしてます(もちろん何十回も研修で飛んだとのこと)。

みんな!このスタイルをイメージしましょうね!

ジップライン/「ZIP③ブラックダイアモンド」1700メートル、アイキャンフライで日本一!飛んでるってレベルじゃないぞっ

あまりの高さにどよめく一同
あまりの高さにどよめく一同

さて皆さまお待ちかね、本日のメインイベント、ZIP③/ブラックダイアモンドコース・1700メートルの時間がやって来ました。

こちらもZIP②のゴールからすぐの場所にスタート地点がありますが、いつもなら感嘆の声があがる見晴らしのいい絶景も、ZIPラインの参加者という立場になると一転、「どよめき」になります。

これは「えっ……本当にここから飛ぶの……マジ?」的な意味です。

それほどスタート地点からの景色が見晴らしが良く高い場所で、

たぶんきっとあの辺を希望(推定)
たぶんきっとあの辺を希望(推定)

ゴール地点が見えない……わからないんですよね。

受付のあるHANAZONO308の建物の近くに、けっこう大きめの池があるのは参加者ならわかると思うのですが、それがスタート地点からは全く見えないレベルの高さなのです。

飛ぶ順番の来たお客さんは、多くが「ゴール地点どこですか?」とスタッフに聞いてました。

いやー……いい天気ですよねえ……(汗)
いやー……いい天気ですよねえ……(汗)

飛距離約1700メートルで日本一、最高時速110Kmという、もうどこの誰が思いついたんだこの企画とツッコミたくなる桁外れのスケールの大きさ。

それでもちゃんと飛べてしまうのですから不思議なものです。

しかし、空を飛ぶという人類の夢とロマンの一部を叶えてくれていることには違いありません。

今まで棄権者は1人だけいたらしいですが、ZIP①と②だけのトライアルコースの人も、「ブラックダイアモンドコースもやりたい」と追加する場合がほとんどとのこと。

そうですよ、なんだかんだ言って楽しいのですよ。

皆さんも、小さいころからあこがれていた人類の夢を忘れられないから、ニセコのHANAZONOに来てくれたのですよね?

リラックスする雰囲気づくりが上手なスタッフさんでした
リラックスする雰囲気づくりが上手なスタッフさんでした

ZIPラインはワイヤーが2本あって、2人同時に利用できますが、景色がいいのは右側なので、お子さんや奥様、恋人にはそちらに乗せてあげると良いでしょう。

なお、現実面においてこのアクティビティは体重が重い側にスピードがより加算され、先に進んでしまって滑空中に距離が離れてしまうことがあります。

大切な方との信頼を失いたくない場合の対策は以下の通り。

①体重の軽い側がスタートを1~2秒遅らせる(スタッフさんが操作してくれます)

②体重の軽い側は体を丸めて全身をボール状にしてスピードを速め、体重の重い側が手足を広げて空気抵抗を多く受けてスピードを緩め、両者で速度のバランスをとる

特に②の方法は、2人のチームワークとハーモニー、愛と信頼と友情と友愛と思いやりが大事ですよ。

スタートするまでは心臓のバクバクが止まらないほど緊張しますが、「ぽちっとな(スタッフさん)」の合図でいざ飛び出してみると、もう全身を超高速で通り過ぎていくスリルを味わうしかありません。

思い切り体験して身体に刻みましょう、ニセコの自然とHANAZONOリゾートが演出する、高さと!速さと!風と!景色と!自然と!恐怖と!感動を!!

これらひとつひとつ濃密すぎるものすべてが、実質2分弱の飛行に凝縮されています!

基本的に山の上からの追い風が吹いてますが、いつもまっすぐに吹くとは限らないので、風向きによっては身体が右や左に向きがちになるかもしれません。

この点の対策はないらしいので、風の空気圧で顔を「あばばばば」しながら、ニセコの風の気まぐれに思う存分に振り回されてください。

↓↓↓ ちなみに、正しい姿勢は次のとおり。

できる男のフライングスタイル
できる男のフライングスタイル

男性スタッフさんが左側のコースを並走してくれたのですが、どうですか見てくださいこのカッコ良さを。

手足を広げたり縮めたりして、かなり自由に速度をコントロールできる様子。

目の前を流れていく絶景に見とれながらもみっともなく「ひょええええええ」という情けない悲鳴をついに引っ込めることができなかった私の傍らで、余裕しゃくしゃく・威風堂々の空の王者のフライングスタイル。

みんな!このレベルに到達できるまで、HANAZONOリゾートに通うんだぞ!

そして、時間的には2分足らずではあるものの、最高の空の旅を終えんとクライマックスを迎え、おなじみとなりつつあるラストの衝撃に身構える私の視界に入った光景は……!

待って今行くわ
待って今行くわ

わかりますか、ゴール地点でグリーンのシャツを着た女性スタッフさんが、

「伊達さぁ~ん!こちらです!さあっ遠慮せずに私の胸に飛び込んできてください!!」

と、笑顔で手を振って待っていくれるのを……!!(感動)

見ると、先に到着したお客さん達も手を振ってくれてるんですよ、これだけでもう恐怖なんて秒速で吹き飛んでしまい、安心してフィニッシュを迎えることができました。

「ありがとうございまーす!思い切り私を受け止めてくださーい!!」

(……ガシャーン★)←女性スタッフさんの目の前を高速でスルーしてストッパーにストップされる音。

最後の最後まで、HANAZONOリゾートのスタッフさんの明るく温かいホスピタリティに助けられました。

出発点が見えない件について
出発点が見えない件について

飛び終わった後は、同じグループ全員が、何とも言えない充実感に包まれます。

みなさん満足、もちろん私も大満足、参加して一片の後悔なし!

最初のゴンドラの中では不安と期待で緊張しっぱなしで堅い表情だった小学生の男の子も、全部終わった後は快活な笑顔で、お父さんに空を飛んだことを興奮気味に話していました。

最初にゴンドラに乗ってからすべてが終わるまで約2時間、長いようでいて、やはり短い行程でした。

ZIP①と②は標高が高い場所なので涼しかったのですが、ZIP③のスタート地点からは気温が上がって暑くなるし、何より緊張と開放感のリズミカルな連続で、気づけば全身汗だくです。

見ると、ZIP①グリーンの出発点ははるかかなたの雲の中。よくあんな場所から飛んで来れたものだと思いました……。

本当に今の時代に生まれていなければできなかった経験ですね。

【ニセコ】ジップライン/一生に一度はニセコの空を飛ぼう!

しばしのお別れだHANAZONOよまた来ます
しばしのお別れだHANAZONOよまた来ます

これが「アクティビティ」っていうものなのか……と、私は思いました。

普段はインドア派で、スポーツといっても初心者レベルのハイキングくらいしかしない私ですが、「全力で屋外の自然に触れること」に目を向けるきっかけになりました。

せっかくですから、何かスピードを伴ったアクティビティ、ぜひぜひやってみませんか?

もったいないですよ!

※詳細は公式HPで確認してくださいね!

HANAZONO ZIP WORLD
住  所:北海道虻田郡倶知安町岩尾別328(地図はこちら
開催期間:2023年4月29日~10月中旬
公式HP:hanazonozip.com
※無料駐車場あり
スカイバスでHANAZONOに行けます。

地域グルメと観光旅行ライター(札幌市)

おいしいものと新しいことが大好きなサラリーウーマンです。コロナで試され続けている北の大地のお店や人を応援するため、たくさんの話題スポットをご紹介します。

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