食欲のない日や夏バテ予防に。今が旬の赤紫蘇を使った、ひんやりジュースやデザートの作り方
この季節になると、スーパーなどで梅干し用に販売される赤紫蘇(赤しそ、赤じそ)。普段から梅干しや柴漬けを作る方でなければ、手に取る機会が少ないかもしれません。
赤紫蘇には、豊富な栄養が含まれています。食欲を高めたり、アレルギー予防や疲れ目、疲労回復など、暑さでバテやすいこの季節には特に嬉しい食材です。
また、作る過程で起こるアントシアニンによる色の変化は鮮やかで見ごたえがあるので、小さいお子さんと一緒に実験を楽しむのもおすすめですよ。
それでは材料と作り方です。作り方は下の動画でも確認できます。色の変化がどのくらい起こるか実際に確かめることができますよ。動画後半には、赤紫蘇ジュースでゼリーも作っていますので、よかったらご利用ください。
赤紫蘇ジュース 材料
赤紫蘇 1パック(今回は愛知県産のものを使用しました)
グラニュー糖 300グラム
水 1800ミリリットル
クエン酸 大さじ1
作り方
様々な地域で作られる赤紫蘇ですが、今回は愛知県産のものを使用しました。
赤紫蘇は乾燥しすぎていない、柔らかそうなものを選ぶといいですよ。通常の大葉を選ぶ時を参考にしてください。
赤紫蘇は袋のままグラムを計ります。今回の赤紫蘇は321グラムでした。メーカーによって1パックの内容が異なるため、重さを知ってからレシピの内容をアレンジしましょう。
大概の場合、袋の裏面などにその1パック用のレシピが記載されています。載っていたらそのレシピに従うのがお勧めです。その場合は赤紫蘇の計量は不要です。
袋から赤紫蘇を取り出します。赤紫蘇はこのような形をしています。
長い茎の状態で販売されているものもありますが、葉以外は使わないため、必ず手袋をして茎を取り除きます(映像では見やすさを考え素手で作業していますが、手荒れを防ぐため手袋をしましょう)
茎を取り除いたものは、250グラム程度になりました。これを水で洗い、ザルにあけておきます。
鍋に1800ミリリットルの水を入れて沸騰させ、沸騰したら赤紫蘇を入れます。
熱湯に入れると赤紫蘇の色が抜け、赤紫から緑に変化します。左が色ぬけした状態です。
一度ザルにあけ、再び鍋に戻します。ザルは細かめの網がお勧めです。
砂糖を入れて煮溶かします。
しっかり溶けたら、今度はクエン酸またはレモン汁を入れます。
すると、アッという間にくすんだ色が真っ赤に変化します。
赤紫蘇ジュースの完成です。常温で熱を冷ましたら、清潔なペットボトルなどに入れて冷蔵庫で保存します。
グラスにお好みで氷を入れ、赤紫蘇ジュースを炭酸水などで割っていただきます。夏バテ防止にぴったりの甘酸っぱいひんやりドリンクが楽しめますよ。
赤紫蘇ジュースは美味しくて体に良いだけでなく、写真映えもします。飲み物だけでなくゼリーにしたり、ヨーグルトに混ぜたり、かき氷シロップとして使用したり、様々な用途で使う事が出来ます。
下は赤紫蘇ジュースを使った、レアチーズケーキの作り方動画です。映像では赤紫蘇ジュースをまんまるゼリーにしていますが、ガラスのコップにレアチーズケーキや牛乳寒天、ババロアなどを入れ、上に赤紫蘇ジュースのクラッシュゼリーを乗せても綺麗ですよ。
写真映えもして夏バテ防止にもなる、日本ならではの健康ドリンク「赤紫蘇ジュース」、暑気払いにぜひ召し上がってみてくださいね。