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今だけ限定。とらやの月を愛でる兎を慈しむ十五夜の和菓子 【中秋の名月】

decocookie和菓子研究家

今年の中秋の名月は9月10日。まだ暑いのにもう十五夜? と感じる方も多いのではないでしょうか。それもそのはず、昨年は9月21日、おととしは10日1日、今年はずいぶん早いお月見なのです。

百貨店の和菓子コーナーなどに行くと、この時期は中秋の名月にちなんだお菓子が数多く置かれています。うさぎの形をしたお饅頭やお干菓子など、華やかで物語性のあるお菓子たちは、世代を問わず好まれそうな品ばかり。

全国の和菓子屋さんでも、お月見団子をはじめとするこの季節ならではの和菓子が販売されています。ぜひ、お近くの和菓子屋さんをのぞいて、この時期だけのお月見和菓子を召し上がってみてくださいね。

そんな魅力的なお月見和菓子が全国で販売される中、とらやさんも可愛らしいお月見饅頭を販売しているのをご存知ですか?

お菓子の名前は「月下の宴」。期間、地域限定で販売される、月を愛でる兎が表現された薯蕷饅頭です。

こちらは箱入り(二個入)の月下の宴。虎の絵が描かれた通常の箱に入っています。

月下の宴二個が入るとらやの箱
月下の宴二個が入るとらやの箱

箱を開けると、お菓子のしおりと共に乾燥防止の容器に入ったお菓子が現れます。

とらや 月下の宴二個入り
とらや 月下の宴二個入り

一つ取り出して、お皿に乗せてみました。

とらやのお月見和菓子、月下の宴
とらやのお月見和菓子、月下の宴

月と草がそれぞれ色で、兎は焼き印で表現されています。これらは、草むらから立ち上がって月を愛でる兎を表現(公式ホームページより)しているのだそう。

絵本のようなとらや月下の宴
絵本のようなとらや月下の宴

丸ではない、四角い薯蕷饅頭が、絵本の一ページを表しているようです。

ナイフでお饅頭を割ってみます。

とらや月下の宴を割ってみる
とらや月下の宴を割ってみる

断面はこのようになっていました。

白小豆がたっぷり入ったとらや月下の宴
白小豆がたっぷり入ったとらや月下の宴

中あんは白小豆を使った白あん。あんこがぎっしりと詰まっていて重量感がありますが、甘さ控えめなのもあって、軽く食べられてしまいます。しっとりとしたお饅頭の皮からは、つくね芋の香りが広がります。

薯蕷饅頭「月下の宴」は、関東と近畿地方限定の季節限定和菓子。現在販売している店舗は、とらやさんの公式ホームページで公開されていますので、興味のある方は一度公式ホームページをご覧ください。また、10月6日から8日までは十三夜用として、一部店舗でも販売されますよ。

絵本のように夢のある、とらやさんのお月見和菓子「月下の宴」、満月と重なる今年の十五夜にいかがでしょうか。

今回ご紹介したお店とお菓子

とらや

月下の宴 1個 540円 2個箱入り 1,080円(税込)

和菓子研究家

YouTubeにて日本のお菓子と菓子作りを海外に紹介する菓子専門チャンネル「decocookie channel」を運営。伝統的な日本の菓子づくりだけでなく、今現在、海外で人気のある日本の菓子や知育菓子まで、幅広い日本の菓子を紹介しています。Yahooでは、奥深い和菓子を様々な角度からご紹介できればと思っています。

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